決闘2
「アルフレッド先輩!」
俺は上級生のいる二階の剣術教室に来ていた。周りがこちらをチラチラ見ながらなにやらヒソヒソ話している。そんなの関係あるか!俺は強い足取りでアルフレッドの前に出た。
「お話があります」
「いきなりだね。 君は一体誰だい?」
「私はSランク上級騎士のライです。レイとユイをお付きにしています。そのレイとユイに何やら言葉では言えないよなことを要求していると聞きここに参上しました」
「ほう。それで君は私に何をしろというのかね?」
「レイとユイに嫌がらせをやめてもらいたい」
「ここじゃ話しづらい外に出ようか」
俺たちは中庭の噴水の場所に出た。
「嫌がらせをやめてもらいたいそうだが初めは喜んでやってくれていたよ」
「それはあの二人も言っていましたSランクの人にマッサージできるなんて名誉なことだって。その要求がだんだんエスカレートしていったことに私は怒っているのです。」
「怒ったからなんだ。決闘は一週間後だが今からやりあうかい?」
「あなたが望むならそれもいいでしょう」
「では、一撃決闘でいこう」
「いいでしょう」
「だがその前に約束を一つ。ここでお前が負けたら嫌がらせはさらにエスカレートするぞ。あんなことやこんなこと。それでもいいか?」
「なんて卑劣な······。では私が勝ったら嫌がらせはやめろ。それでいいな」
「いいだろうずいぶん自信家だなSランク上がりたてのくせに」
「いくぞ······」
おれは剣を出さず素手でいく。相手の武器は鞭か。鞭が縦横無尽に周りを壊していく。スキルハントアイEX発動。右······左······真ん中······顔それをすべて紙一重でよける。
「なんだと!」
おれは一気に間合いを詰める。そしてスキル同等の力を使いボディに一発入れる。一撃決闘はそこで終わった。
「ごは!」
「なかなかやるじゃないか。だが一つ言っておくがおれはスキルを使っていない。一週間後の決闘を楽しみしておくんだな」
やっぱ同等の力では人間相手ではあまりダメージを与えられないな。どうしたもんかね。まぁでもこれで嫌がらせはやむだろう。一週間後か······。一撃決闘ならいいが気絶や参っただとスキルを使わなくちゃいけない。それも大衆の前で······。バレちゃいけないってところがキツイな。そういえばなんでバレちゃいけないんだっけ。理由を聞いてなかったな。
<<女神様いらっしゃる?>>
<<はい、なんでしょう>>
<<なぜ救世主だとバレたらまずいんだ?>>
<<それは今は言えません来るべき時が来たらいましょう。では>>
来るべき時っていつだよ。なんでバレちゃいけないんだ、そしてグラム先生は少し感ずいてるっぽいし。
まだまだこの世界は謎が深まるばかりだ。まぁとにかく一週間後まで頑張ろう。稽古つけなきゃな。
グラム先生にでも頼んでみるか。




