炎王龍アンガー
ドラゴンは言った。
「貴様らは、我を捕まえるために来た召喚術者ではないのか?」
召喚術者は魔法の中でも一番高位あたる術者だ。勿論学校では先生しか使えない。
「違う。俺はドラゴンと話をしにきただけだ」
俺は葉っぱ一枚を股間にくっつけて勢いよく言った。
「簡単に言うと生存確認、それと誰からも召喚の烙印を押されていないかの確認だ」
俺は朝に教室にいったときそれを確認してきてくれとグラム先生に言われていた。恥ずかしかったが教室に行ったのは無駄ではなかったのだ。
「そうか。この前の人間見たく召喚の烙印を押しに来た人間どもと勘違いしたすまない」
っとドラゴンはいった。
「その烙印を押されるとどうなるんだ?」
「あんたそんな事も知らないの?」
とダイナはいった。
「召喚の烙印を押されると術者が死ぬまで一生使えなくてはならない」
とロールが言った。また、何も知らないのは俺だけか。
「んで、その人間どもは追っ払ったのか?」
「そうだ。お前名はなんという?」
「おれか?俺はライだ」
「ライか、いままでライ以上に強かったのはなかなかいなかったな。それ以外でここに来たのはだいたいそこにいる女どもくらいだ。それ以上強くても儂なら大体勝てるがな、してお前は勇者のように魔法はつかえないのか?儂に勝てるくらいだ烙印などなくても従ってやる」
「そうか。ちょっとまってくれ」
<<久しぶり女神ちょっといいか?>>
<<なんでしょう?>>
<<おれは魔法は使えないのか?>>
<<使えませんが、召喚はできます。ここの仕組みも普通ありえないのであまり周りに気づかれてはいけません。召喚には膨大な魔力が必要です。魔力なしで召喚することは普通はありえません。それができるのは救世主だけです。あなたはまだ救世主だと気づかれてはいけないので隠しながらドラゴンを従えてください>>
「わかった。ドラゴン、祠に行こう。ロールとダイナはここで待っていてくれ」
「ああ」
とダイナは返事をした。
「儂の名はドラゴンではない炎を司る8龍たちの中の1龍、炎王龍アンガーだ。好きなときに呼んでくれ。決闘ならいつでも相手になってやろう。儂はいつもここにいる」
「わかった」
ライは炎王龍アンガーを召喚できるようになった。
「して、ライよ、お前は足を折っておるな? 治してやろう」
ライの体は緑の光りにつつまれた。足が治った。
「ありがたい。服は何とかできないか?」
「造作もない」
そう言って炎の衣をまとった。
そして俺は召喚できるようになって服も着て祠の外に出た。




