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改善案

非ラノベを選ぼう

作者: とびうお君

 非ラノベを直接選び出す方法は断念する。理想系であるカクヨムが上手く行って無いので後追いしても意味が無いから。さらにカクヨムが数が少ないから保ててる偶然に過ぎないと見てるから。人口増加で環境悪化など実社会でいくらでも散見できると思う。それは意味がある。数が増えれば変な人も増えるから。悪質な人(雑なジャンル分けをする作者)と言っても良い。


 そして問題はカクヨムは数が少ないから駄目なんだ。なろうの良さは激烈なランキング競争にある。それを無くしたらなろうなんて素人作家の集まりだ。ファンタジーを見てて面白いんだけど何か変だなと常に感じる。微妙に素人臭いんだ。ただラノベの公募プロのレベルが大差なくて強く感じないだけで。


 その前に漫画の特徴が強く出る物語は素人芸の生き残りってのを知らなくてはいけない。じゃ素人芸ってなんだ?蓄積されたプロのアイデアより素人の思い付きをそのまま戦わせる事にある。実際はコレに蓄積されたプロのアイデア技が絡み合う。でも、最初の思いつきがヒットに占める比重が高くなりすぎる。何故か?いつもそれだなってなるが、頭を余り使わない読者は、パッと見の面白さを重視しすぎる。言ってみれば素人同士のシンパシーを感じやすいって結論になる。すぐに奇抜な刺激でも程度が低いので互いにピンと来やすい。


 斬新なものを作って受けないのは、斬新だから慣れが邪魔するからだ。何が面白いか?をイチイチ考えるってのが頭を使わない読者には向かないんだわ。でも素人同士の互いの程度の低い頭を使わなさなら面白さがああそれねとなる。斬新過ぎる発想は受けない可能性が高い。これは良く言われることで早すぎた作品は度々出ている。そこで言われてるのは、読者のちょっと先に落としてやるとちょうど良い。当然素人の斬新なアイデアもあるが、その外れ率は頭のいい人よりマシ。なんとも皮肉なものだ。


 能力との関係になるけど、何故じゃ世には天才がいるのか?創作以外の天才は、現実に向かって自分の発想を試すからだ。創作は人間の心に試さなくていけないからだ。人間の心に試すものはすべて、そういった天才は劣化させられる。笑いはその究極的なものになる。しかも笑えないってことは笑いにとって致命的となるのでもっと悲惨な事になる。人の心に試す技術に天才は必要ない。ただ現代芸術はこういうのを分かる人で助けてやろうと言う部分がある。文学もその気がある。ただ文学も心に強く訴える芸術であるため妙な付加価値がついてしまって、現代芸術の様に無機質な創造はあまり許してない。


 多くの人は、自分が楽しめるように作るのが天才だと思うので全く意味の無い話ではあるけど。私が文学嫌いでありながら擁護するのは、様々なものを見てその価値をストレートに認めてるから。私は物語でそれを求めてないだけだ。物語は読者にとって面白い事は一番で創造的である必要は弱い。


 何故非ラノベは上手く行かないか?で公募という主流の方法が上手く機能してるからだと言うのが答えになる。だからどれだけ洗練させたシステムを作っても、それは独立リーグからバンバンプロ野球選手を生み出そうという話しになる。それはちょっと違うんじゃないか?ドラフトですでに抜いてしまった後から可能なのか?と言う話しになる。


 何故非ラノベをあきらめたほうが良いか?はここになる。ファンタジー=ラノベに較べて公募で優れたものを選び出しやすいから。じゃ何故その違いが生じるのか?素人芸の上の話しになる。非ラノベとラノベは、リアリズム重視、シリアス頻度高め、文章ラノベよりは硬質。この3点に違いがある。そもそもシリアス頻度高めはリアリズム重視なら付随する。コメディでもない限りそうなる。


 じゃコメディを作ったらラノベと非ラノベの区別は付かないのか?なら付かない。これは私が、不人気で受けたいならラノベを作ってしまえば良いと書いた事になる。もちろんコメディと言うジャンルがあるので、コメディと融合する事になるけど。コメディにリアリズムが関係し無いわけじゃない。ただ明確に区分するのが実質不可能ってだけで。それは笑いの本質にある。まずシリアス=緊張の緩和にあるので、相性が悪くて当たり前。次に現実のリアル枠からの逸脱が笑いに繋がりやすいのでリアリズムを根底にしっかりしたままやる笑いも多いが、大体漫画系はこれを崩してやってしまう。バラエティー番組での受け答えとコントの差になる。作られた世界なのでバラエティーが漫才化、コント化してしまう運命がある。


 さて、ここからが本番、非ラノベ=娯楽性(読者受け重視)の作品を選び出すのは諦めて、文学を選び出そうと思う。なんと?となる。作家主義的で相性が悪いのでは?ラノベよりは圧倒的に非ラノベは文学と距離が近い。あくまで読者受けに縛られずに作るだけで、意図的に無視して作るわけじゃない。ここがポイントそんなものは作者の腹積もりですべてどうとでもなってしまう。


 ただ、ある程度商業的に売れる作品はそういった期待に応えてくれる。そのためのサービス精神が薄いのは間違いない。問題は、そのためのプロはもういないという事。プロになってるから。公募に戻るが、何故ソードアートオンラインの作者は落ちたか?作品としてはとんでもない怪物だと思ってるが、作者はそれに対して私はすごくつまらん。アニメ2期まで見てそこそこ力はあるが、根本は素人のマグレあたりだなとしか感じない。プロは作品より能力を見る。だから落ちたんだろうなと見てる。根本の発想と総合力がどうも物足りない。じゃ何故その後の活躍が?これって他のジャンルでのヒットメーカーの選ぶ方法がベースになってて、それをラノベナイズしてるだけで、イマイチ上手く行って無い。だから他のジャンルでは強力無比な編集の力になる。


 搾りかすに期待するのがおかしい。だから商業的には全く大切にされない文学から選び出そうというわけだ。評価するほうも素人だ。なら、読者受けを多分重視する。わざわざそれを無視して文学を選び出さないと私は確信している。彼らがラノベを嫌ってるのは、ラノベがあまりに正反対すぎるからで、非ラノベについてはそれほど攻撃的じゃない。


 全員参加でファンタジーに対して作品数読者数が少ない劣化選別をするより、少数精鋭で確かな目を持った評価者に文学として選び出してもらったほうが早回りだと見てる。それに付加価値も付く。それは回り道じゃないのか?それは違う。負けると分かってる勝負をそのままやるより、奇策を用いて可能性にかけたほうが良い。


 それに根拠も書いた。どーせ素人文学評価者など読者受けに毒されて純粋な作家性重視の作品なんて選ばないと見てるからだ。独創的な価値観など確立して無いだろうと見てるから。(そういう意味では私の方が文芸評論家といえる)これは間違いなく奇策。理屈としては滅茶苦茶。ただカクヨムはここ多分失敗する。だから同じ轍を踏んではいけない。負けると分かってるやり方より勝てるかもしれないって可能性にかけるほうが合理的。


 さて特別な評価者をどう決めるか?一つのアイデアにすぎないが、評価数で決めて良い。ただしファンタジーを除く。これがポイント。ファンタジー=ラノベと見なす。これによってより多く不人気を見てる人が選ばれる事になる。イコール不人気の目の肥えた人になる。何度も言うがこれは1つのアイデアに過ぎない。特別な評価者を決めるアイデアは説得力があるなら何でも良い。


 以前書いた事の焼き直しではあるが、アプローチの仕方を変えてみた。私は以前から読者数、作品数が少ない非ラノベ(ファンタジー)=不人気を全員参加のランキングで選ぶ事に疑問を持っていた。あれは数が多くないとあまり良い選択方法じゃない。カクヨムを見て欲しい。読者選考という名のランキング選考で選らばれるコンテストへの怨嗟を。なろうと比較してあまりに信頼性が無いからだ。文句は常に出るのでは?いやあまりに少ない読者数から、なろうと較べた信頼性の無さはかなりの数で意見が出ている。カクヨムは無料の下読みが欲しいわけだが、逆に回り道をしてると多くの作者は見ている。不正だけじゃない根本的に作品数読者数の少ない全員参加のランキングなどあてにならないからだ。


 だから非全員参加=編集が直接選んでくれたら諦めもつくと言ってるのだ。それを受けた形で準編集として、目の肥えた素人評価者に頼ろうというわけだ。エッセイを見てて、文学好きを呼称する人達のエッセイが面白い。この人達なら信頼できそうだと思えたから。


 我々読書エリートが選んだ目が肥えた優秀な読者にしか分からない価値を披露する愚民ども。こんな挑発を見たら、つい読んでみたいと思う私がいる。


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