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飛べない鳥

作者: Three PEACE

「何度言ったらわかる!!喧嘩はするなって言っただろ、お前は喧嘩しかやることがないのか!!」

「ねぇよ、喧嘩しかやること」


また校長室で先校に怒られた、何回目かなぁ?わかんねぇ、今回は先輩と喧嘩をして先輩をぼこぼこにしたからだ、つまんねぇ学校なんてマジつまんねぇ、


今日は新しく来た転校生を紹介します。

転校生

「福岡県から来ました新木奈央です。私のこの学校での最終目標は男子バスケ部のマネージャーになってインターハイに行く事です。」

はぁ!思わず声が出そうになった、うちの男バスがインターハイ無理無理、

「新木さんの席はかだい君の隣だね、一番後ろの窓側に居るのがかだい君だよ」

「新木奈央ですよろしくね、かだい君」

「……うん」

「フルネーム教えてよ!!」

「………かだい そう」

「どういう漢字?」

「……………燃える火に時代の代に走るの走で

火代 走」「ありがとう!」

俺こいつ嫌いだ、まじうぜぇ、だまってろ!!!

「火代君なんでバスケ部じゃないの?」

「俺の自由だろ、だいたいバスケなんて興味ねーよ」

「岬中学校って知ってる? 去年無名校ながら全国三位になったチームなんだ、岬中はある一人の選手が居たからあそこまで行けた、全国三位になれたの、その選手は一試合平均50得点12アシスト16スティールだった、その選手のシュートは鮮やかで、その選手のパスは確実で、その選手のカットは素早くてとても素晴らしいプレイヤーだった、その選手の名前は 火代 走 あなただよね!!なんでバスケ辞めたの」

「お前に関係ないだろ!!!、嫌だから辞めたんだよ!!!、バスケは嫌いだ、おれは飛べない鳥だから」

「…………」



放課後

あいつが俺のほうに来た

「聞いたよ、上木君から話しは、飛べない鳥が何だよ、バスケやらないと二度とお父さんに会えないよ!お父さんに言われたんでしょ高校でインターハイ行ったら会いに来いってお父さん病院で待ってるよ」

「うるせぇ!!!お前に何が分かるんだよ!!!お前に何が分かるんだよ」

「分からないよ、そんなの、一番分からないのは火代君がバスケを辞めた事」

「怖いんだよ、俺のせいで友達がバスケできなくなったんだ、

俺のせいであいつの夢ぶち壊してしまったんだ、あいつの夢はバスケ選手だった、すげー努力家で俺より3Pが入ってた、だけど俺が3Pの打てない体にしてしまったんだ、飛べない体にしてしまったんだ、

俺が喧嘩をしてたんだ、そこにそいつが来て喧嘩を止めたんだ、だけど俺は無視したそれでもしつこいから、どけっておしたんだ、そしたらあいつ学校の屋上から落ちて、命は助かったけど足を切断したんだ、俺に友達はいらねぇ仲間はいらねぇよ、怖いんだよ」 「その人に謝ったの?」

「謝ってない」

バシ!!!!

誰も居ない教室に響いた

「なにすんだよ!!!」 「バスケやろうよその人のために、飛べなくてもいい戦えばいいんだよ、バスケやろうよお父さんのためにお父さん病気と戦ってるんだよ、火代君も戦わなきゃ」

俺はそれを聞いて教室のドアのほうに歩いて行った


「逃げるの」




「体育館はこっちだろ」


「私も行く」

彼女は笑って言った




「走〜!部活行くわよ〜」

「ちょい待ち!!」

「おいてくよ〜」

「奈央行こうぜ!」



部活終了


「走〜!ラーメン食べて帰ろう」

「ごめん!奈央、俺今日用事あるから、お先!!!」

俺は岬中に行った、俺はあいつと待ち会わせをしていた!あいつがいた

「ごめん、今頃言っても遅いけど、ごめん

俺またバスケはじめたんだあるばか女に言われちまった、逃げるなって、だからもう逃げない俺お前分までバスケうまくなっから、だからまた俺の親友になってくれ」

「いいよ!走はバカだなぁ〜走は車イスバスケを知らないの、俺は車イスバスケのほうで上手くなるから、だから絶対バスケ選手になれよな」

「うん」

あいつは泣いていた俺はこれ以上言葉がでなかった。結局それから俺は家に帰った。



インターハイ予選が始まった、

一回戦は余裕で勝てた二回戦も勝てた、俺達は決勝戦まで勝ちのこった、決勝は一ヶ月後になった



ある日オヤジの病院に呼び出された、


オヤジは死んだ、



手紙があった



走へ


バスケちゃんとやってるか、プレー中に歩いてないか、ごめんな死んじまって、さいごに言わせてくれ

火代 走 「走」走る 前を見て走る、夢にむかって走る、友のために走る、全力で走る

バスケも同じ、前にも言ったが、おまえは鳥だ、飛べない鳥だ、飛べない鳥が頑張ったって飛べるはずねぇ、飛べねぇなら走れ、誰よりも早く走れ、誰よりも長く走れ、それができればお前だって立派な鳥りなれる。



この言葉は俺の胸に痛いほどに響いた、この時決めた、立派な鳥になる、どんな時でも一番早く、一番長く走ってやると決めた!!




部活に行った、奈央が居なかった、いつも一番に来るのに今日は来てなかった、学校に行くと奈央が居た、薬をのんでいた

「風邪ひいとん」

奈央は走ってどっかに行った。そんなに薬を飲んでいる所を見られたくないだろうか。

それから奈央は部活を休んだ、

インターハイ決勝一週間前、バスケ部の顧問から電話があった、

「走、新木が亡くなった、病気だったんだ」

「え、奈央が死んだ

は、意味がわかんねぇ」

「新木は死んだんだよ、死ぬ直前までお前の名前を呼んでいたそうだ、新木はお前の事好きだったんだよ」

「俺、俺まだあいつに好きって言えてねぇよ!」



奈央まで死んでしまった。俺は頼れる奴がいなくなった、




その時上木が俺の所に来た、

「俺を頼れよ、俺はバスケ部のキャプテンだぜ、俺とお前は何年一緒に居るとおもってんだよ、俺は仲間だろ」

そこに神茂も来た

「俺らにしてもらいたいねぇ、俺らバスケ部は仲間だろ」

バスケ部のみんなが来た、

「先輩、頼りないっすけど、俺にも頼って下さい」

「もう大丈夫、インターハイ行こうぜ」

「おう」

久しぶりに仲間という物を感じた。



とうとう決勝が来た、はっきり言うと勝ち目はなかった。なんせ相手は全国二位のチームだった。

1Qは相手に15点差もつけられた、

3Qがおわった時には25点差も離れていた、その時キャプテンが言った、

「新木のために今日は勝とうぜ!!」誰も諦めていなかった、俺はその時オヤジの言葉を思い出した俺はこの試合一番走っただから立派な鳥だ、そして4Qがはじまった俺達は追い上げたのこり1分10点差俺はスリーポイントを入れた、そしてのこり5秒3点差俺は攻めたそしてスリーポイントを打った外れたでもファールをもらった。3本入れば延長、一本でも落ちれば負け、俺は緊張した、1本目入った2本目入った、3本目………………







外れた。

俺達は負けた、新木の夢を叶えられなかった、俺達はインターハイに行けなかったやっぱり飛べなかった、俺は飛べない鳥だった。




三年後

火代選手プロになった理由はなんですか?


親友のためと自分のためです、


今の自分の宝物はなんですか?


高校時代の仲間です


今まで一番悔しいおもいをしたのは?


インターハイ予選決勝です


あなたを一言で言うと?










飛べない鳥

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― 新着の感想 ―
[一言] 題名とストーリーが一致していてとても読みやすいし、すてきなストーリーでした!がんばってくださいね!!
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