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僕は妹とイチャラブする予定ですけど何か?  作者: 峰原樹也
第一章 初対面? 再会?
3/7

第一話 招集

さて皆さん、新キャラ絶賛登場中!


「みんなのアイドルの那珂ちゃんだよー☆」

「なぁ、」

「ん?」

「そのキャラ維持するの大変じゃね?」

「そうなのよねぇ........、いい加減疲れたわぁ」

「だろ?」

「なら変わりにやってみる?」

「へ?その理屈はおかしいと思うなぁ........」



「おう、来たか」


 僕が一番この世で顔を見たくなかった人物がいた。

元僕の父親の十六夜(いざよい)慶介(けいすけ)は髭を生やしたクソ厳つい顔で迷惑そうな顔をして、リビングにて迎えられた。

 うん、凄く反吐がでそうだ。

無駄に厳ついんだよな、このおっさん。


「で、話って何?」

「まぁ、そう急かすな」


 僕はここに呼んだ本題に触れる。

しかし、慶介はなかなか本題に触れようとしない。


「あら、もう来たの?遠かったでしょう?」


 今僕がいるのは大学から電車で2時間揺られた住宅街のど真ん中にある馬鹿みたいにでかい邸宅?豪邸?まぁ、どうでもいいけど。

 正直言ってこの家は嫌いだ。

 あっ、さっきのセリフは僕の母さん、渚轟(なぎさとどろき)のものだ。

何故、轟かって言うと母さんの両親が絶対男だと信じて女の名前を考えていなかった。

 で、いざ生まれたら女だったので母さんの両親は仕方がなく轟にしたそうな。

 まぁ、なんとも(むご)い話なんでしょうね。

 話の起点は変わるが年の割には結構若い。

年齢は聞かない方がいい。

後程地獄を見るぞ?

 そんなことよりも................、


「で、話は?」


 僕はもう一度問いただす。

すると慶介は少しバツが悪そうな顔で、


「なぁ、薫。お前に妹がいるっていったらどう思う?」

「はぁ?」


 なんてことを(うそぶ)くから割と本気目でこう思ってしまう。

コノダメニンゲンハナニヲイッテンダ?


「待って待って、あんた何言ってんだ?僕には妹なんて............ありえない。そもそも何処にいるっていうんだ?」

「今、この家に来てもらっている」

「あっそ。................ちょっと待て。は?『来てもらっている』ってどういう事?」

「まぁ、一つ言えることは『驚くな』」


 あ〜、なるほど。

驚くなね。ん?驚くな?

 な、何故?


「ねぇ親父、なんで?」

「まぁ、有名人だからだ」

「え!?有名人なの?」


 この申告には正直焦った。

だって誰だって有名人が来るのに焦らない人はいないと思うぞ?

焦らない自信がある奴は実際に来てもらえ。

 僕と同じ心境なるはずたから。


「おい、轟。呼んで来い」

「言われなくてもするわよ。めんどくさい」


 あれ?母さんはなんで驚かないの?


 母さんは(くだん)の有名人を呼びにその場から動き、リビングのドアを開け............、


「加那ー、降りてらっしゃい」


 加那って人はこの家の二階に居るらしい。

誰だろうな?


 加那と呼ばれる女の人はこの部屋の扉を開けた。

その際に僕はかなり驚いた。

はじめの印象はどこかで見たことあるなぁって思ってた。

それからよくよく見ると僕の学園で人気鰻登りの【那珂ちゃん】だったからだ。

そりゃあ、驚きもするさ。

え?具体的に容姿を説明しろって?


 えーと、やっぱアイドルしているだけあるから顔は綺麗に整っている。

で、髪型は今絶滅に(ひん)しているポニーテール。

それと決して豊満とは言い難いぺしゃんこ気味の胸。

身長は165cmぐらい。


 僕は見事なプロポーションであんぐり口を開けてしまった。

うわぁ、だらしない................。(ショボン


 すると加那さんは僕を見るなり目を光らせ両腕を開いて僕に飛び付いてきた。


 あ、逃げれない!意外と腕力強いよ!この娘はっ!?あ〜もう!抱きついた状態で頬ずりするな!

くっそぉー、鬱陶しい!


「ねぇ、父さん。この子は?この可愛い生き物は?はっ!?まさか私の弟!?」

「........................(誰がじゃ)」


 加那って人は親父の娘?

待って本当にこの娘が僕の妹?


「ねぇ!?この子ってなんなの?弟よね!?弟よね!!?」

「................................(違うわ!しつけぇ!?)」

「加那、驚かずよーく聞けよ」

「うん、聞いているけど?」

「まぁ、いいから」

「................?」

「お前が今抱いている男の子はお前の兄、渚薫だ」

「「....................................え?」」


 流石に今のカミングアウトは無いよねぇー。

なぁ?駄目親父よ................?


「ねぇ、父さん。それって冗談だよねぇ?私は一人っ子って言っていなかったっけ?」

「あぁ、言ってた。だがしかし、そろそろ頃合いだと思ってな」


 え?この状況を押し切ったよこの人は?


「待って!え?この可愛い生き物は私の兄で、私が妹になるの?」

「そうだ」

「いやいや、だってどこからどう見ても小学生じゃん!ありえないわっ!」


 流石に僕も我慢の限界だ。


「さっきから話聞いてりゃあ、好き勝手言ってくれちゃって」

「子供は黙ってなさい!」

「はぁ............。これだから頭が悪いやつは嫌いなんだよ........。」

「はぁ!?小学生の癖に生意気なのよ!あんたはっ!」

「こっちがはぁ?だね!勝手に小学生にするな!僕は大学生だっ!」

「はんっ!寝言は寝てからいいなさい!あんたが大学生なわけないじゃん!」


 ほんとこれだから知能が低い馬鹿は嫌なんだよ。


 僕は大学生の証明書を加那の前に突きつけた。


「え?マジで?マジで大学生なの?」

「さっきからそう言ってるじゃん」

「えェっとォ、なんと謝れば............」


 ふっ、相手が目上の人だから敬語を使いだしぞ!

やったー!勝ったよー!(こういう事だから小学生と言われるが自覚なし)


「てか、本当に兄さん?マジありえないわぁ............。一体何を食べればそんなに背が低いのかしら?」

「いや、普通に色んな物を食べているけど?」

「え!?ありえない。絶対何かが有るはずよっ!さぁあ!その秘訣を教えなさいよぉ!」


 僕と加那さんは仲良くなれる会話(多分、加那さんが一方的で)

をしていたら突如、


「おー、薫。仲良く話し込んでいるところ悪いんだが、ちょっといいか?」

「なんだよ?俺、今恥ずかしい目に遭っているんだが?」

「見たらわかる。取り敢えず俺と轟とお前で話がしたいことがある」


 なんなんだよ................、突然........。


「いいから来い」

「はうわっ!?」


 慶介は僕の首根っこを掴んで持ち上げ、そのままリビングから玄関先へ。


 あ、ちなみに加那さんは余りにもしつこく腰に手を回していたので、脇腹を(くすぐ)ったら爆笑しながら(擽りで)床と面接を開始した。南無....。


 慶介は僕の首根っこを掴んで玄関先まで行くと降ろしてくれた。

後、気になったのは母さんが神妙な趣きなので何かしでかすと思って覚悟を決めた矢先、


「加那をお前がいる私立流風高鷲学園に編入させる」

「へぇー、そうなんだ。........................................え?」


 多分本日二回目の絶句を覚えてしまった僕であった。


 一体どこで何をしたらそんな言葉が出てくるんだ?

全く見当もつかないよ。


「あ、そうそう。お前に言ってなかったことがある」

「............どうぞ」


 また何か言われても僕は動揺なんてしないさ。

さぁ、心の準備はもう済んだ!

いつでもかかって来い!


「俺、成功したんだ」

「ん?何が?」

「会社立ち上げるの」

「へえー............」


 ちなみにこれでも少しは動揺している。


「しかも大手企業にまでもなっている!」


 と、慶介はバッて音が鳴るてあろう勢いで両手を左右に広げた。

その姿はいつぞやゲームのシチュエーションで見たことがある。


「へ、へぇ............、どんな名前のかなぁ............?」

「へ?今話題になっているが?」

 

 え?話題になっているって?

少し模索しようか............。

まぁ、模索する必要はないか。


「ぬはは、悩んでおるな。答えを教えてやろう」

「あ、はい」

「十六夜財閥グループだ!ん?何だ、そんなに驚いてないではないか」

「あ〜、うん。わかってた」


 そりゃあ、テレビで大体的に報道されたら嫌でも聞くし........。


「そうかそうか、じゃあ説明はいらないな。薫、俺の婿養子となり十六夜財閥グループを継いでくれ!」

「嫌だ。」

「うぇ?!」


 僕の即答に困り果てたな?

だって財閥の総帥するの面倒臭そうじゃん。

だから即答で却下だね。


『父さーん!まーーーだーー?』


 お、そろそろご立腹になられた加那嬢は叫んだ。


「取り敢えず戻ろうぜ?」

「だな。取り敢えずよーく話し合わないとな」


僕と慶介はリビングに戻るのであった....................。





 え?最終回っぽい?バカを言っちゃー駄目だせ?

最終回じゃないから!

 最後が最終回っぽい?感じになったので一応補足。



............................。



まだまだ終わらないぜぇーと!←古い匂いが充満するくらい古い。

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