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赤裸々体験記 ガンになったので手術で摘出した  作者: ぐわじん


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03手術と術後

 入院して翌日、切り取る場所に色付けして分かりやすくする作業をし、更に翌日が摘出手術になる。入院初日と翌日は殆ど寝れなかった。普段は一人で寝ているので、他の人と一緒に寝るというのは結構ハードルが高かった。

 私はいびきがうるさいから他の人に迷惑かけると思っていたけど、他の人もいびきをかいていたので、そこは迷惑はお互い様ということで良かった。


 手術自体は寝ている間に終わったんだけど、当初最長七時間の予定だったが九時間半かかったそうです。操作に時間が掛かったりしたためらしい。多分だけど、前日の切り取る場所の色付けをするときに、胃全体の様子を確認するという事もしたかったんだと思うんだけど、内視鏡担当者への指示が不足していたんだと思う(勝手な推測)。結果、手術中に胃の他の部分を確認する時間が増えたんじゃないかなと。

 元々胃の状況を知りたいから手術前に内視鏡の検査を入れたといってました。ところが内視鏡検査は一、二分で終わったので、これは状況チェックしていないなと。


 ICUで目が覚めた時は夜中だったと思う。喉がカラカラで痛かった。これは風邪をひきそうだと思った。寝息を立てている他の人も喉は痛そうな感じがした。他人が本当にそうかは分からないけど私はそう感じた。


 起床時間になり、水を飲むのは禁止だったが歯磨きは許可されたので、歯磨きを行いだいぶ口の中の乾燥は収まった。

 ICUの中で歩行訓練を少しだけ行い、全然歩けなくてびっくりした。通常の病棟にベットのまま移動したような気がする。


 背中には麻酔や痛み止めを入れるための針が刺さっていて、尿道にはおしっこ用の管が刺さっていて、自動で排泄されるようになっていた。うんちをするためにトイレに行ってはみたものの、出る気配はなく、不安だったのでオムツを履かせてもらった。


 初日は殆ど歩くことなく、ずっとベットで寝ていた。同じ姿勢で居たので背中や腰が物凄く痛かった。少し体勢をずらそうと思うと、お腹の横からは体液を排出するためのケーブルが刺さっていて、手術した場所かそのケーブルかは分からないんだけど、少し痛かった。なので姿勢を変えるのも難しかった。

 発熱もしていて三十八度代がずっと出ていて、風邪ひいたんじゃないかと思ったけど、風邪ではなく術後に体温が高くなることは結構あって、その影響だったようです。


 貴重品は全て奥さんに預かってもらっていて、ICUから出た日は奥さん夜勤入りの日だったから、携帯やスマホなどは手元になく、やっぱり夜寝れないのと、体が熱すぎるのと、寝すぎて背中や腰が痛いのと、時計が無かったので朝までの間、あと何時間あるのかが分からないなかで、暇でかつ痛みに耐える時間がとても大変だった。


 氷枕を貰ったけど、今度はその氷枕が冷たすぎて借用していたレンタル下着が近くにあったので、その下着を枕の上に載せて調整しながら利用していました。

 あと胸の鼓動が不整脈というか変に心臓が跳ねているように感じていた。あまりにも暇すぎるからそれも良い刺激だなんて思っていたけど、流石に数十分も続くと不安になってきた。最終的には十時間くらい心臓が跳ねていたんだけど、二日目の午後に夜勤明けの奥さんが来てくれたら治った。


 二日目も立ち上がる気も起きず、というか腹筋、お腹に力が入らないというか、入れると痛いし、右手の甲に点滴用の針を入れているから、右手に力をいれて起き上がるのも厳しくて。ベットはボタンを押すと自動で背もたれがあがって起き上がる支援が出来る仕様だったんだけど、うまく起き上がれなかった。

 当然寝すぎで背中と腰が痛いのは変わらずだったが、奥さんに携帯やスマホ、財布などの貴重品を持ち込んでもらったので、時間が分かるようになったのは凄く良かった。ただあと六時間、あと五時間五十五分、と永遠に続くような長い時間が過ぎていった。通常病棟復帰後の一日目の夜と二日目の夜は殆ど睡眠がとれなかった。


 目を閉じると普通は真っ暗になると思うが、一日目の夜と二日目の夜は別の景色が映った。目を開ければ病院の天井、目を閉じると一、二秒で違う物が見えた。

 例えば何かを積み上げたものだったり、白黒の映像だったり、まどマギの魔女の世界のようなへんな物が見えたり(モノクロ)、目を開ければ天井で閉じれば別の景色になった。

 任意に変えられるのかなと思い、少し白多めでと考えたら若干白っぽくなった気がした。色をカラフルにと考えたが変わらなかった。麻酔の影響がまだ続いていたのだろうか。


 それと二日目は尿道の管を洗う必要があって、ベットの上で蛙の解剖のような姿勢というか、足を開いて少し折り曲げて、そこに水をかけて洗うという、非常に恥ずかしい姿勢で体を洗う事になったのは辛かった。


 三日目は背中の針を抜くという事でセットでおしっこの管も抜かれるし、体液の排出管も抜かれると思ったら、体液の排出管は抜かれなかった。


 それと一人で起き上がるのが出来なかったので、起き上がり方を質問したがうまく出来なかった。その時担当した看護師さんはなんで出来ないんだよと思ってる感じがした、支援を依頼して手を引っ張ってもらったけど、滅茶苦茶痛くて、洒落にならなかった。十段階で一番上がもうどうしようもない痛みだとして、五位痛かった。再びベットに寝る時も凄く痛かった。

 ちょっと患者の事情も考慮してほしいとは思った。腹筋に力が入れられないし、右手の甲には点滴の針刺さっているし、右手に力を入れたくなかった。これが六日目、七日目とかなら出来ると思うけど私は出来なかった。


 追加の内服鎮痛剤を貰ったけど飛んでもない痛さで、リハビリをあきらめたくなるような内容だった。二個目の鎮痛剤が効き始めてなんとかなってきた。

 でもここで五の痛さを経験したから、逆に二、三程度の痛さは我慢が出来るようになった。熱が引いたのに痛さのせいで変な汗が出続けていると思っていた。実際には脱水症状が起きていたらしい。そして点滴を多くしたので、不整脈も収まったらしい。奥さん来たから治ったという方が良い感じの話になりそうなんだけどな。

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