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25 一周目のあのとき

前回のあらすじ・二周目のローゼワルテでの日々は一周目をなぞるように幸せだったが、ディートハルトは坂を転がり落ちるようだった一周目を思い出す。

◇◇◇


 一周目。

 奥さまが亡くなってしばらく後、伯爵――ミルト・ローゼワルテが倒れ意識が戻らないと、王都邸の家令ローガンからローゼワルテ領へ手紙が来た。


 信じられなかった。

 確かに伯爵はことあるごとに奥さまの名前を出すくらいに奥さまを愛していたけれど、あの愛嬌たっぷりな顔に似合わず頑強で、図太くて、心臓に毛が生えていそうな伯爵が?


 家令――ローガンによれば、奥さまの葬儀が終わった後、伯爵はマリアベル奥さまの部屋で一人酒を呑んでいたそうだ。それが朝になっても出てこず、心配したローガンが見に行くと、伯爵は床に倒れていた。

 幸いにも命は取り留めたものの、目を開いて息をしていても、意思の疎通はできない。

 一人娘とはいえ八歳のネムに伯爵家の実務を任せられるはずもなく、それまで伯爵補佐として業務を把握していたアタシに伯爵代行をしてくれと言ってきた。


 王都に行くのを、アタシはためらわなかった。

 生家、ワキシーコーン公爵家にアタシの存在がバレてもいい。父と母を一度に失ったネムの側に行かなくちゃと、ただそれだけを思っていた。


 そうして久しぶりに王都に戻ったアタシが見たのは……

 領地にいた頃の自由奔放な野生児だった姿が嘘のような、憔悴しきったネムの姿だった。

 

 ネムは、この数ヶ月で随分と奥さまに懐いていたらしい。

 奥さまは、自分の病『白血病』の研究を長いことされていて、ネムも王都邸で暮らすようになってからは、それに興味を持ち手伝うようになっていたそうだ。

 ネムはなんとかして奥さまの病を治したいと、大賢者に弟子入りして『鑑定』魔法まで使えるようになった。

 けれどネムの努力の甲斐なく奥さまは亡くなり――ネムに一つの遺言を遺した。

 自分の研究を引き継ぎ、自分と同じ病の人々をいずれは救って欲しい、と。


 呪いだ。


 アタシには、顔も見たことのない奥さまの遺言は、ネムを縛る呪いにしか思えなかった。

 八歳のネムが寝る間を惜しんで資料に向き合い、目の下には黒々とした隈が浮き、二ヶ月前にはふっくらしていた頬すら痩けて見えた。

 表情が抜け落ちて、部屋に入ってきたアタシの方を見ようともしない。

 領地にいた頃は、飼い主を見つけた犬のように全力で喜びを表現して、一目散に駆け寄ってきたのに。光の塊のようだったネムが、今は、煤けた灰の塊のようだった。


「ネム!? どうしたの、いつから食べてないの? 何か食べたいものはある? 何でも作るわよ? ネムったら!」


 声をかけても、ネムは何かに取り憑かれたように資料をめくる手を止めない。

 両肩をつかんで無理矢理アタシの方を振り向かせ、何度か揺すると、ようやくネムの顔に少しだけ表情が戻った。


「ああ、ディータだぁ……」


 そのまま崩れ落ちるように眠ってしまったネムを布団に運び、アタシは布団ごとネムを抱きしめた。

 アタシが泣くのは違う。そう思いはしても、今にも粉々に砕けて散ってしまいそうなネムの姿に、涙が止まらなかった。


「ゼッタイに、ゼッタイに、ネムはアタシが守るから」


 慕っていた母親が亡くなり、父親が抜け殻になって、さらに重い遺言まで残されて、八歳のネムがどんな恐怖を味わったか。

 

「あのカワウソ親父、何やってやがる……」


 普段は出さない低い声が漏れた。

 ギリギリと歯を噛み鳴らしながら伯爵のいる部屋の戸を蹴り破ったけれど、中のベッドに寝ていたのは文字通りの廃人だった。何の反応もなく、ただ呆けた表情で、乾いた唇から息をしているだけ。

 あの快活に笑っていた伯爵の面影は、ほとんどなかった。


「ねぇ、起きなさいよ? 好きな人に殉じて、アンタはそれでいいかもしれないけど、ネムはどうなるのよ!? 親でしょう!? ネムのために生きなさいよ!」


 伯爵の胸ぐらをつかんで布団から引きずり出そうとしたアタシを、家令(ローガン)が必死に羽交い締めにして止めた。既にあらゆる手段を講じてみたけれど、伯爵は意識を取り戻さなかったから、と。


 伯爵は夢の世界から戻って来ない。 


 伯爵代行の仕事は、十四のガキにはかなりキツかった。

 両親の代わりにネムを構い倒そうと思っていた決意とは裏腹に、ネムが起きている時間に帰れないこともしばしばだった。

 特に、その頃からローゼワルテの領地でアンデッド化し凶暴化した魔獣が見つかるようになり、その対処に追われ、領地から王都に来たと思えばすぐに呼び戻される日々が続き、ネムと一言二言話す時間すらなくなっていった。ネムの寝顔を見つめ、頭を撫で、髪を指で梳き……ネムと約束した料理も作れないまま月日は過ぎてゆく。

 ネムの表情は、戻らないまま。


◇◇◇


 そうして、四年。

 アタシは懸命に仕事を覚え、こなし、少しずつネムを構えるようになっていった。

 それにつれて、少しずつネムにも表情が戻り、子どもの頃のように無邪気にしゃべり、笑うようになっていった。


「ディータ、大好きなのです!」


「やぁねぇ、照れちゃうじゃない」


「むふふ、照れてるディータはサイコーに綺麗で可愛いのです。最推しなのです」


 ただ子どもの頃と変ったことがひとつ。

 ネムは病や虫の研究にのめり込むようになった。奥さまの遺言だからというのもあるだろうけれど、ネム自身が研究者気質の才能の塊で、奥さまの研究をきっかけに開花したらしい。

 ネムは研究に夢中になると、寝食を忘れる。

 真剣に虫のスケッチをしているネムの口にサンドイッチを放り込み、野菜スープを流し込み、お茶を飲ませ、食べこぼしを拭いてやったり。研究資料を徹夜してまとめているネムを無理矢理机から引き剥がし、ベッドで抱き込むように固定して寝かせたり。

 お風呂上がりに何かを思いついて、髪から水を垂らし下着のまま研究室に走り、何かを書き出したネムが風邪をひかないよう、寝間着を着せてボタンを留めて、髪を乾かして梳かし、邪魔にならないようサイドで結んで、化粧水を塗ったり。

 ネムの世話をするのは楽しい。

 研究に夢中になるあまり、お世話された記憶がまったくなくて、いつの間にか着せられている服や乾いた髪に、キョトンとするネムを見るのも楽しい。


「ディータは魔法使いみたいなのです! ディータは何でも出来て凄いのです」


 いつも全力で褒めてくれるネムが、くすぐったくて、嬉しくて、幸せで。

 同じ屋敷の中では、相変らず伯爵が生ける屍のようになって眠っていたけれど。

 伯爵代理の仕事は膨大で、本当は逃げ出したいくらいにいっぱいいっぱいだったけれど。

 ネムの笑顔を見れば、そんなことは大したことじゃないと思えた。

 ネムは、アタシの太陽だった。


 アタシには公爵家の問題がある。ネムと領地を巻き込まないように、本当はローゼワルテを離れるべき。そう分かっているのに。

 夢を見てしまった。いずれ領主を継ぐネムを側で支えて、ネムとネムの子ども達が伸び伸びと暮らし育つよう、ローゼワルテを守っていくという夢。

 精一杯頑張るから。どうかいつまでもこのまま……


 身の程知らずな願いには、罰が下るのだろうか。 


 ある日の夕方、一報がもたらされた。

 花街に残してきた、姉が倒れたと。

 遊女病。

 全身に薔薇のような痣が広がり、やがては死に至る、不治の病だった。


 知らせを受けて慌てて駆けつけたアタシは、昔なじみの遊廓の楼主から、(シータ)の真実を聞かされた。


「シータには口止めされてたんだけどね。あたしゃは、アンタは知っておいた方がいいと思う。自分の命がどれだけ重いのかってことをね」


 遊廓で育ったアタシの身には、多額の借金が乗っていて、それを支払ったのはローゼワルテ伯爵家ではなく、シエラ母さんとシータだったということ。シータはそのお金を、レア魔法である治癒魔法で稼いだこと。稼ぐために無理に治癒魔法を使い続けて、アタシが手元を離れる頃には治癒魔法アレルギーを発症してしまっていたこと。

 治癒魔法アレルギーとは、命を縮める病だということ。


 それで、あの頃のシータはいつも具合が悪そうだったのか……


 捨てられたなんて思い込んでいた自分を殴りたい。

 何度も繰り返し伯爵が言っていたように、シータもシエラ母さんもアタシを愛してくれていた。自分の身を削って、アタシを生かそうとしてくれた。

 ローゼワルテ伯爵家に行けと言ったのは、本当に、それがアタシにとって最善だったから……

  

 鼻が痛い。込み上げる涙に歯を食いしばるアタシに、楼主は続けた。

 楼主によると遊女病には、第一期、第二期、晩期とあるらしい。

 軽い発疹が出てすぐに治る一期。全身に薔薇や梅のような模様の発疹が広がり、一ヶ月ほどで治る二期。全身に腫瘍が広がり、鼻が腐り落ち、死に至る晩期。

 一期二期共に完治したように見えるけれど、病の元は体の中に潜伏していて、何年もしてから再び体に異変が起こり始め、晩期の発症となる。

 治療法はない。

 けれど、花街では経験的に、二期の後の潜伏期に定期的に治癒魔法を受けると晩期の発症時期が遅くなると言われているらしい。

 治癒魔法は高額で、ただでさえ借金を背負っている遊女には重くのしかかるが、二期を迎えた遊女はそのほとんどが治癒魔法師にかかり、十五年は生きるという。

 治癒魔法を受けない場合の潜伏期間は、三年~十年。

 治癒魔法アレルギーを発症している場合の潜伏期間は――


「……まぁ、ディータ、久しぶりねぇ。会いに来てくれたの? お姉ちゃんは嬉しいけど、言ったでしょ? ダメよ、ここに近づいちゃ。まだディータを狙ってる人がこの辺りにいるかもしれないもの。ああ、でも会えて本当に嬉しいわ。ローゼワルテは楽しい?」


 楼主の話を聞いて、暗い顔を隠せず病室に踏み入れたアタシを、シータは八年前と同じ笑顔で迎えた。 

 その頬には、顎から花のような発疹が広がっている。


「どうしたの? 何か困ってるの? 誰かにいじめられたのかしら? ……ああ、これ? これを心配して来てくれたの、ディータは良い子ね。大丈夫よ、お姉ちゃんは強いから、こんなのなんでもないわ」


 アタシのことを、まだ十歳の子どもだと思っているんだろうか。

 自分の命が一年もないというのに、シータは昔のまま、自分の体調の悪さなんてどうでもいいかのように、アタシの心配ばかりしていた。

 またお見舞いに来るから、と言うアタシに、『ダメよ、もうぜーったい来ちゃダメ。危ないでしょう?』と布団の中からしっしと手を振った。


 どうしてシータを放っておくことなんてできるだろうか。

 罪悪感に押しつぶされそうだった。

 アタシがローゼワルテでネムと暮らし、楽しくて幸せで夢中で駆け回っていたとき、シータは治癒魔法アレルギーに苦しみながら、遊女として生きていた。

 アタシは遊女以外の職を知らなかった。だから当時のアタシは、シータが遊廓に残ることに、何の疑問も持たなかった。

 遊廓を出される自分だけが家族同然の仲間達からはじき出されたようで、疎外感すら持っていた。悲しくて寂しくて……自分のことしか考えられないガキだったのだ。


 ごめん、ごめんね、シータ。何も分かってなくて、本当にごめん。


 身を絞られるような罪悪感と、泣きたくなるような切なさと。

 お願い、諦めないで。完治なんて贅沢は言わない。一日でも長く、生きようとして。


 アタシは、領主代理の仕事の合間を縫って、国中の治癒師や薬師、医師を訪ねて回った。

 家令のローガンや家令見習いのゼイドにはかなりの仕事量を押しつけてしまったけれど、二人は文句も言わずに引き受けてくれた。

 けれど、訪ねても訪ねても、どの治癒師も薬師も医師も首を横に振る。治癒魔法アレルギーの人に施せる処方は、ほぼ皆無だと。もしこの世に助ける術があるとしたら、知っているのは、隣国にいる大賢者様ただ一人だろうと。


 隣国、ソイ王国の首都ガルバンゾへ往復するためには二ヶ月以上はかかる。

 二ヶ月もの間、領主代理(アタシ)がいなくなったら、ローゼワルテはどうなるか……

 けれど、この時点でシータに残された時間は、半年を切っていた。

 悩んで、悩んで、悩んで。

 結局アタシは、ローゼワルテよりシータを取った。

 ローゼワルテにはローガンもゼイドも家臣の皆もいるけれど、シータにはアタシしかいないんだから、と自分自身に言い訳をして。

 卑怯で臆病なアタシは、皆に相談して、反対されるのが怖かった。

 何よりも、ネムに非難されるのが怖かった。なんでか分からないけれど、アタシをののしるネムの姿が、はっきりと脳裏に浮かんだ。ネムはそんなこと、したことないのに。

 アタシは、手紙だけを残して、誰にも知らせず逃げるようにソイ王国へと旅だった。


◇◇◇


 アタシはそれまで大賢者様と直接の面識はなかった。

 なぜなら、奥さまが亡くなったのと前後して、大賢者様が治療を施していたソイ王国の王太子が亡くなり、その責任を問われて、大賢者様はソイ王国へと留め置かれてしまったからだ。

 王太子が亡くなる原因となった傷を作ったのが、お忍びで訪れていたデントコーン王国だったこともあって、両国の関係が悪化しないよう、大賢者様は大分奔走されていたらしい。


 ネムの義兄だと名乗って取り次ぎを願ったけれど、そんなデントコーン王国の貴族が大賢者様と会うにはかなりの手間と時間が必要だった。 

 大賢者様からは、ヒ素系の薬と水銀吸入法を教えてもらった。ただし、両方とも薬よりは毒薬に分類されるもの。遊女病に効きはするものの、副作用が強すぎて死んでしまったり中毒になる患者が多く、潜伏期間の治癒魔法が有効と分かってからは使われなくなった古い治療法だと念押しされた。

 藁にもすがる思いでその治療法を学び、王都に飛んで帰った。

 シータの命の期限まで、残り三ヶ月――


「あら、ディータ? どうしたの? ここには来ちゃダメって言ったのに」


 最後に会ったときよりやつれたものの、未だ元気そうなシータの姿があった。


「シータ……良かった、間に合ったのねアタシ。大賢者様に治癒魔法を使わない治療法を教えてもらったわ。きっと……きっと治るから」


 シータはキョトンと目を丸くし、それから困ったように眉尻を下げて苦笑した。


「心配かけてたのね、ありがとうディータ。でも、あたし、治ったのよ」


「……は?」


「ディータの義妹の、ネムちゃんが来てくれてね、新しい治療法を試させてくれって。あんなちっちゃい子が『いっぱい熱が出て苦しいかもしれないけど、ごめんね』って泣きそうになりながら言うんだもの、ダメ元だろうとなんだろうと、試さないはずがないじゃない? ネムちゃんは『鑑定』魔法が使えるから、それで病気がなくなったか分かるんですって。完治だそうよ。すごいわねぇ」


「……は? は?」


「それに、治癒魔法アレルギーも治してくれたの。後遺症もないから安心してください、って。あんなにちっちゃいのに、本当に凄い学者さんなのね。ちょっと痩せすぎなのが心配だけれど」


「はぁあァ?」


 良かった。そう思うよりも、信じられない気持ちが強い。

 けれど目の前にいるシータは、薔薇の発疹もなくなって、すっかり元気そうだ。

 治癒魔法アレルギー持ちは、発疹がひくことなく徐々に衰弱死すると聞いていたのに。

 喜びより先にやって来たのには、湧き上がるような不安だった。

 ネムが、シータを治した? 

 どんな医師だって治癒師だって匙を投げたのに。

 ネムは、いったい、何をしたの?

 

「あ、ディータ。久しぶりなのです。無事に帰ってきて良かった」


 トイレに行っていたらしいネムが、濡れた手で戸を開けて入ってきた。

 いつものクセで流れるように手ぬぐいを出し、ネムの手を拭いてやって――その手が、一回り細くなっていることに愕然とした。

 慌ててネムの顔を覆う大きな眼鏡を取ろうとすると、ネムは眼鏡を抑えて後ろに跳び退った。


「ネム……? 久しぶりなのよ、ちゃんと顔を見せてちょうだい? ねぇ、ネムったら」


「えっと……その、あ! ディータに報告があるのです。わたし、シルバーコーン公爵家にお嫁に行きます」


 地面が揺れるようだった。

 ネムが何を言っているのか理解出来なかった。

 ずっとネムを見てきたアタシだから分かる。いくらネムが眼鏡や髪で隠しても、痩せ細った手のひらと、痩けた頬と隈。

 あのときの――奥さまが亡くなり、伯爵が廃人になったときと同じ顔。

 それなのに、お嫁さん? まだ十二歳の、ネムが?


「ネムっ、待ってちょうだい、ネム……!」


 差し出した手の中をすり抜け、ネムはそのまま駆けだして行った。

 ネムはその日、ローゼワルテに戻っては来なかった。


 愚かなアタシは分かっていなかったのだ。

 両親を失い、表情すら失っていたネムの、唯一の支えはアタシだった。

 昔と同じように笑い、しゃべるようになったのは、アタシが側にいたからだった。

 その、アタシが、何も言わずにいなくなったとき、ネムは何を思ったのか。 


 アタシの腕をすり抜けるとき、ネムは小さくつぶやいた。


「ディータの役に立てて、良かったのです……」


 ネムはきっと、最後の家族に捨てられたと思ったのだ。

 絶望、したのだろうか。その小さな肩を震わせて、泣いたのだろうか。

 それなのに、ネムはネムを捨てたアタシのために、捨てた原因――シータを治そうとした。

 大賢者様すら知らない治療法を考え出して。

 シータ自身は知らなかったけれど、その治療法には異国にしかない高直な薬が必要だった。

 ローゼワルテには、浴びせるほどの薬を買えるほどの資金力は無い。

 細いツテをたどり、ネムは、大賢者様の知り合いだったシルバーコーン公爵に出資を願ったのだ。

 自分の全てを、引き換えにして。



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