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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

鉄壁スカート戦車【1000文字未満】

作者: 平之和移


ミニスカート。それは女子のパンツを守る聖戦士である。耐久力は惑星を上回る。事実、ある女子高生がミニスカートの耐久力で圧死を免れた。


日本の誇るアニメ文化において、ミニスカートは常に最強であった。どのような攻撃でも女性の恥部を晒したことがない。さらに昨今の自主規制により一層硬くなった。核融合実験で失敗しアメリカ大陸が吹っ飛んだ時も、アニメのミニスカートだけは原型を留めている。


そこで、防衛省は新たなる兵器、ミニスカート戦車を製造。アニメに登場するミニスカートを収穫、装甲とした。あまりにも頑強すぎるため、現在もその戦車は破られていない。ちなみにミニスカート収穫により内閣は総辞職に追い込まれ、ヨグソトースに滅ぼされたヨーロッパに左遷された。


ミニスカート戦車は日本の沿岸部各地に配備された。どのような攻撃を受けても破壊されないこれは、専守防衛において最適解であった。人口の十割を粛清した文化大革命帝国に対しても活躍するだろう。


防衛省は戦車では飽き足らず、戦闘機、艦船にもミニスカート装甲を配備した。おかげで戦略核をぶつけられても生き残る兵器が量産された(なお内部の人間は高熱により死亡する)。


特に護衛艦が硬くなったことを人は喜んだ。領土全てが凍結し国民全員が氷漬けのロシア相手でも充分防ぎきれるのだから。


ミニスカート戦闘機の力は、日本に完全な制空権をもたらした。領土そのものが核ミサイルとなって上空に飛んだ北朝鮮相手でさえ怖くなくなった。さらに、核ミサイルと化した北朝鮮により海に沈んだオーストラリアにも、ミニスカート潜水艦は売れるに違いない。


こうして、日本の国防は磐石となった。世界から欧米中国ロシアなどの列強は消えてしまったが、まだ生き残っている強敵がいる。それは、アニメの中の女の子達。スカートを奪いすぎて恨みを買われているのだ。


女の子は全員、新兵器「主人公補正」を持っている。さらに追加装甲としてメインヒロイン補正さえある。日本はこれらの外敵に勝つことはできるのだろうか……

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