「エキスパート☆職」
「何かのエキスパートになりたいの。」
君はこの時期になるとよく言い出していた。
新しい季節の始まりだもんね。
その気持ち、よくわかるよ。
僕はまだエキスパートになれていない。
エキスパート☆職という役職にはつけたけれど
君がなりたかったものではないと思うんだ。
僕も何かのエキスパートになりたい。
そして君の願いを叶えたいんだ。
君の夢は僕の夢だ。
何のエキスパートになりたいのか
未だに決められていなくてさ。
情けなくて笑っちゃうよ。
この気持ち、わかるかな。
僕はまだエキスパートになれていない。
エキスパート☆職とかいう役職に慣れたせいで
これで妥協しようなんてことを思っていたんだ。
そう思ってしまったんだ。
僕も何かのエキスパートになりたい。
そして君の代わりとなりたいんだ。
君の心は僕の一部だ。
ちなみにエキスパート☆職は何をするのかというと
何か、こう、漠然と物事を極めようという動機の基で
色んなことに挑戦しては、ある程度高い水準までに修めようという
言うなれば、何かしらのエキスパートにはなれるお仕事なんだ。
僕は満足しているけれど、君は満足したのかな。
君が何のエキスパートになりたかったのか。
もし会えたら、教えてよ。




