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「新しい詩をつくる貝」


この貝に頼めば、新しい詩をつくってくれる

それだけじゃない

この貝は、その気になれば

新しい世界、新しい命もつくってくれる


この暫くの間

貝は何一つ語ることはない

そりゃ貝は喋る生き物じゃありませんが

この貝は語りかけてくれるんだよ

それが時に古のお話だったり

確定申告のアドバイスだったり

それこそ、頼めば詩だって謳ってくれた


いま、貝は何も語らない

まるで、本来の貝としての役目を取り戻したかのように

貝はただ、じぃとそこに、居る


なぁ、貝

かいかい

お前は結局、何がしたかったんだ?

僕たちにたくさん、お話を聞かせてくれて

どのようにさせたかったんだ?


なぁ、貝

かいかい

お前の目的、何だったんだ?

僕たちに、時に、発破をかけたりして

どういう存在になりたかったんだ?


なぁ、貝

かいかい

俺はいま、お前の苦手な「かいかい」をしている

僕たちにその都度、手に噛みついてきてたのに

どうして何も反応しないんだ?


なぁ、貝

かいかい

無視してるだけか?

なぁ、貝

かいかい

おぉい






ーーーやがて俺は気づいたんだ



いま俺が話しかけてるのは、貝ではなくて



貝によく似た「石」であることを





例の貝は



二重橋駅付近のラーメン屋近くで発見されました



正しく、発見されました




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