妹と言う名の悪魔
頑張って作ってみました読んでやってください(^_^;))
ただいま、
学校が終わり家に帰って、自室のドアを開けると
そこには……
金髪ストレート髪は肩まで、目の色はブルーで黒レザーのブラ?で黒ミニスカ、黒のブーツできめた背中からコウモリの羽根みたいなのがでた女の子が……
「おかえり♪」
机の上に座っていた…………
寝よう!!
鞄を放り投げベットに横になる
「え?ちょ、ちょっと待ってよ!?」
俺の予想外の反応に慌てた女の子は俺を呼んだ
「チッ」
そう言いながらベットから上半身を起こす
「何その舌打ちは!?」
そしてその娘は机から立ってこっちに人差し指をさし、仁王立ちしながら言った
「フフフ、聞いて驚きなさい人間!!
あなたの欲望を魂半分で叶えるために
この私、
(四級悪魔)レイミ様がどんな願いでも叶えてあ・げ・る♪」
「…………」
「フフ♪」
バッチリ決まった
とばかり自信に満ちた顔で笑っている、
なんかイマイチ迫力にかける、だってよ
四級悪魔って凄いの?
背が小さいせいか、140?あるかないかの背丈のせいで迫力が無い
「フフ♪」
「………」
「フフ♪」
「………」
「ね、ねぇ、な、何か言ってくれないと困るんだけど?」
この沈黙に痺れを切らしたのか悪魔は口を開いた
「さあ、人間願いを言いなさい!!」
ベットに座っている俺は
「……帰ってくれ」
「え?」
悪魔は驚いた
「俺の願い叶えて」
帰れ、今すぐ帰れ、
相手の目を見て誠心誠意、真心込めて言った
「……は、は〜い」
以外と素直な性格らしく目に涙を溜めながら
入って来たであろう部の屋窓を開ける
「あ」
「え?なになに!?」
嬉しそうな顔をして俺に近付いて来たが
「ちゃんと窓閉めて行けよ」
「………」
やっと出て行ったか
フゥと溜め息をつくと今度は部屋のドアが勢いよく開かれた
バンッッ!!
「兄さん!!!」
入って来たのは妹だった
「藤堂先輩を殴ったって本当!?」
俺の胸倉を掴んで鬼の形相で詰め寄ってくる
「……誰、それ?」
「はぐらかさないでよ!!
ホンッと最低!!!」
パン!!
俺にビンタをかますと
妹は部屋から出て行った
そして俺はまたベットに横になる
「チッ、マジどいつもこいつもウザすぎだ!!!」
今日学校であったこと
思い出すだけで腹が立つ
俺は妹の明香のためを思ってアイツを殴ったのに
「ハァァァァ、人の話しなんか聞きやしねぇ!!!
もっと人の話を聞く妹が欲しかったよ!!!」
俺は心底疲れたのでそのまま寝た………
ピピピピ………ピピピピ………ピピピピ………
ウザッタイ電子音で目を覚まし一階のリビングに降りる
「おはよ、明香は?」
朝食の準備を終えた母は皿を洗っているところだった
「もう先に行ったわよ」
「そっか………」
「アンタまた何かしたの?」
「別に」
そう言って飯を食うため席につく
「おはよ、お兄ちゃん♪」
「おはよ」
ん?
横を見ると昨日の悪魔が俺の隣りに座って流暢に朝飯を食っている
「ご馳走さま♪」
「まてやコラ」
ダッと走って行こうとする悪魔の頭を鷲掴みする
「なんで、お前がここにいる?」
「あ、あれ?記憶書替え魔法がきいていない!?」
と、慌てふためく
「は!?なんだそりゃ?意味わかんねーよ!!」
俺の疑問に母がアッサリと当たり前のように答えた
「何でって?玲美ちゃんはうちの家族でしょ?」
は?
「二人共早く学校に行かないと遅刻するわよ」
そう言って母も仕事に行くために家を出た
「おい」
昨日のように睨む
「だ、だってだって人の話を聞く妹が欲しいって聞こえたから……」
悪魔はあきらかに怯えている
今日この日から新しい家族ができた、
しかもそのことを認識してるのは
俺と………
この悪魔だけ
「じ、じゃあ学校に行こうよお兄ちゃん♪」
「………帰れ」
「か、帰んないもん!!」
俺とこのクソ悪魔の望んでもいなかった生活が始まった。