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崩れゆく世界  作者: 華の風
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五話 失踪事件の真実

「う、嘘だ!?」

っ!!殺す!絶対にぶっ殺すっ!!

「先輩……」


「ああ……」


「「逃げるよ!!」」


「え?ちょ!?」


「だって勝ち目無いもん」


「逃げるが勝ちだよ?」


「で、でも アイツかなり速いですよ?」


「「え!?」」

先程は二本足で立っていたが今はゴリラ見たいな動き方で迫ってくる


「このままでは 死んじゃいますよ!?」


「よし!!闘おう!!」


「せ、先輩!?本気ですか!?」


「まぁ少し緩んだら逃げればいいし」


「っくそ!!よくも母さんをっ!!」

裕翔は怪物に向かっただが……


「っぐ!!? う"がはっ!!」

怪物のなぎ払いで一気に跳ね飛ばされ意識を刈り取られる………








「…………………ぅ……ここは?」

さっきまで山の中にいた はずなのに…今は周りが真白だ……


「よう!目覚めたか?」

そこにいたのは裕翔に似ているが目が紅く染まっていた


「君は??」


「俺は お前だ」


「意味が分からない 」


「詳しく説明している時間が無いから簡単に説明する まず俺は……レアっていう奴の血を受けたときにできたもう一つの人格 まぁ本来は俺がお前の体を奪うつもりだったか お前は俺の勝負に勝った」


「はは……」

勝負ってした覚えがないが


「っ!?もう時期 時間か……」


もう一つのの裕翔?が言い終わると体が光に包まれる


「え?どうしたんだ!?」


「本来 一つの体に一つの魂が入っている だから一つの体に二つの魂はあり得ない事なんだ」


「で、でも……」


「あ!そうだ 俺の力 自由に使ってもいいぜ 使い方はお前に任せる じゃな」


「ちょと待て!!…………」

また意識が…………


裕翔が最初に目にしたのは 一人の女性が怪物の手に掴まれている状況だった


「せ せっ ……先輩っ ぐっ!」


「春奈!?」


「くっ……」

このままじゃあの人が……「俺の力 自由に使っていいからな」!?


ふと裕翔はさっきの会話を思い出す


「やってみるか!!」

精神を集中させて 箱から何かを取り出すような感覚だったはず………


「え?」


「よし!!」


「殺るか!!」

裕翔は一気に加速し怪物を蹴ったそれと同時に怪物から女性を助け出す


「ぐっ!?」


「大丈夫?春奈」


「はい……大丈夫です…」


「来るぞ!!」


怪物が一気に間合いをつめてくる 裕翔は姿勢を低くして怪物の攻撃を受け流す


「喰らえ!!」


そして隙ができた瞬間に叩き込む 怪物は数メートル吹き飛び木に激突する


「よし!!なんとか これで安心だ「後ろ!!」え? しまった!?


裕翔は油断していた 敵は一体ではなかった

首を締め付けられ苦しむ裕翔


「くっ!?ぐはっ!?」

くそ!?油断した このままじゃ 死ぬのか 意識が……………ウス……レテクル………


その瞬間 怪物の背後から銃声が聞こえる

それと同時に怪物は前に倒れた


「危なかったね?」


そこに いたのは20才くらいかかなり若そうに見える男性の人だ


「助けてもらってありがとうございます」


「いいよ 別にそれよりこの子を運ばないと近くに休める所があるから」


こうして四人はある廃墟に向かった


「ここは? 何処だ?」


「建設中に何かしらあって 工事を中止したビルだよ」


「へ、へー……てかまさか…ここに住んでいるとか無いよな!?」


「ん?住んでいるけど?」

マジか!? ここによく住めるものだ ある意味凄いな


「ま、とりあえず 僕に聞きたい事あるんじゃないかな?」


「えっと…まずは、あの怪物について聞きたいです」


「うん。あの怪物は…『人が作ったものだよ』 」


え?人が作ったもの!?そんな技術なんて知らないぞ!?


「と言っても作ったのはウイルスだよ…」


「え?ウイルス!?」


「ああ…まずそのウイルスは体の中に入ったらまず脳を支配する これによって体の持ち主の意見を問わず動かせる まぁ、この時点で持ち主の意識はもう無いよ つまり死んだと同じだね 次に細胞に入る その時に拒絶反応を起こして人の体を保てなくなる…でもそのおかげで 人間離れした力を手にする事ができる

それから体をジワジワと侵食してウイルスだらけにする それからソイツは人を襲い 襲われた奴はさっきと同じようになってまた人間を襲う……まぁ、こんな感じかな」


「へ〜…」

成る程それなら納得 あ!!そうだ昨日の夜の事も聞いてみようかな?


「次に 僕いいですか?」


「ん?いいよ?」


「えっと実は 昨日の夜に…怪物級な人と闘ったのですよ それに殺気がどす黒いですよ!!なんか分かりますか?」


「ん〜…ソイツは……吸血鬼だな」

きゅ、吸血鬼!?


「え?こんな……バカな!?」

そんなのありえない!?


「吸血鬼って 漫画とかアニメにしか出てこないと思っていたのに……」


「まさか…それも人が作ったとか言わないですよね!?」


「ん? あれはウイルスじゃなくて 人が突然変異で変わっちゃだ人だよ」


「はぁ!?そんなことある訳が……っ!?」


「でもね それは映画やゲームとかで 人は人

吸血鬼は吸血鬼と思っているけど本当は違うんだ」


「って事は人間と吸血鬼はある意味 親戚になるの?」


「そうなるね」


「という事は 世界には吸血鬼が ……」


「かなりいるよ」


「で、でも そんな テレビにも出てこなかったよ?」


「そら…外見が人間と一緒だから人に紛れて生活しているのが多いね」


「じゃ、じゃあ 僕が昨日 襲った吸血鬼は?」


「多分 悪い奴か…もしくは……」


「え?他にあるのか!?」


「そういえば さっきに言ったよね?怪物は人間にウイルスを与えてなったってそのウイルスは…『ある組織が絡んでいるんだよ』」


え?組織!?そんな組織ってあったけ?


「それで…その組織の名前は?」


「The God of Peace…」


えっと?Godが神様で Peaceが平和だから……


「平和の神!!」


「そうだよ…で話しを戻すけど吸血鬼の中には何かしらの理由で組織に手を貸していることがあるんだよ…」


意味が何となく分かる…でも……


「何で 平和の神なの?」


「何で彼らが そのような名前にしたのか……」


その瞬間 背に悪寒が走った


「っ!?」


「まずは 僕がその組織に侵入した時の事を話そうか……」

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