肩の力を抜いて、やりやしょう
「速達化?……かまわねぇーけどよ」
「反対はねぇーけど、俺達に金は払うんだよな?このご時世でタダ働きはごめんだぜ」
こいつ等は仕事ができる寄りだから、上の指示には肯定してくれる。あーだこーだと言ったところで、試してみて、
「行けるのならやるべきですし、無理と分かるのも試さないといけません」
実配達員、木下配達員、矢木配達員は。OKのサインを出す。
上の考えていることは相変わらず、分かんねぇが。
やる前から言うけれど、
「「「どーせ、1日、2日早く届いたところで意味ねぇーけどな」」」
それでお客様が感謝したり、利用が増えるとは到底思えないって事である。
◇ ◇
これは顧客を増やすための狙いなんでしょうけど。
「まず、現場が回らないことには、サービスを充実させるなんて無意味だろ」
ゆうパケットの速達化……そーやって書くと、午前にお届けするとか、到着した時間に配達~って感じになるから。
「配達までにかかる日数を1日早めるって事だな。……それをやるんだったら、ちゃんと荷物の追跡情報を細かにできるようにした方がいいぞ(2年くらい前に止めちゃったんだよね)」
現在の追跡情報は、引き受け → 配達員の入力までしか情報がいかないんですよね。
荷物を郵便局に預けただけで瞬間移動をしてくれるわけもなく、色んな中継地点を経由して、受取人様に届くわけなんですが。
(局にも色々あんだけど)
「なにが言いたい!!」
先に言うけど、私達集配課はこいつ等が大嫌いですからね。
「「「郵便課の人達~~、ちゃんと入力しろよ~」」」
こまけぇ、こまけぇ話ではあるんですが。
先述の通り。配達員の入力によって、よ~やく、お客様は局に荷物が到着した事を把握できるんです。しかしながら、荷物はその前日、あるいは早朝には郵便局には到着されています。
郵便課の業務負担が酷いからって理由で、受入の入力を配達員に個人に任せることになっています。それは即ち、配達員がなにも入力しなかったら、配達員の全責任になるんですよね(そーいうことはあまりないけど)。
「再配達による棚入れ、棚出しの時くらいになりましたからね~。郵便課は負担が減って良かったね~」
「それで思うんだけど、君達はこーいうことになって、できるのかな~?」
「俺達、お前等の区分が遅くなると、開始の仕事も遅くなるから、配達に支障でるんだよな~(トラックの遅れとかは理解するけど)」
集荷される時は問題はないのですが、……トラックなどで中継されてやってくるお荷物、それを区分する業務、……そして、配達員達のところにやってくるなどを含めると、……結構な時間と労力になっております。これを配達員の負担が~~って、叫ぶのは結構なんですが、内部でやってる方達はそれに対応できるのか?郵便課の能力を疑える配達員達もいるというわけです。
「うるせーーー!!」
「「「さっさと区分を終わらせろ」」」
この人達の大区分業務はいいですよ~。というか、羨ましいですよ。だって、大区分を間違えたところでお客様に迷惑はいきませんし、クレームになりませんからね。荷物が破損してたら、配達員が直接謝罪させられますからね。
いやぁ、羨ましいなぁ。ペチャクチャ喋ってお仕事できるなんて羨ましい。
それに区分が遅くなっても、怒られたりするのは我々配達員なんでね。
…………で、そーいう愚痴をちょっと挟んだ理由としては、その遅れに対しての対応はちゃんとできているのか?郵便課が大区分するための人数はしっかり確保するって言うかもしれませんが、トラックの遅れとかに対しては無力ですし、大区分するためのスペースもまた重要かつ、速達化する以上はホントに遅延ができないのか。
「無理なサービスを維持するために、夜遅くになるまで配達になるのは好ましくないし。それでミスが発生するくらいなら1日遅らせろ」
…………ま、ニュースよりも先に、実はやってたりもするんですよね(お試しって形で)
1年前だったら朝の抜出の時点で、ゆうパケットの追加はなかったのですが、3月頃からお昼に当日到着したゆうパケットの一部の配達をしてました。
地域差があるんでしょうけど、1班につき、8~17個くらいの荷物です。(局に当たり、100個ほどの追加なんですかね?)
ゆうパケットは結局、ポストに入れるだけなんで、配達による負担の面はあまり大きくないのですが。数が増えること自体は許容できますし、過積載とか云々はおいておくとして
「午前の配達地域に荷物が来ると、損した気分だよ」
配達員のモチベ的な意味では、午前中に配達した地域に、ゆうパケットなんかでまた向かいたくはないんですよね。急ぐような荷物ならお客でなんとかしろだし、1日、2日遅れることよりも、お客様の手元に届くことが大事なので。
速度を競う仕事じゃありません。
これは上の考えとしては、顧客を確保するためのサービス拡充かなぁって思います。支出が確実に増えると思うんですけど、その収入分にアテはあるのかな?
クロネコさんや佐川さんに配達面で差ができている都合上の事なんでしょうけど。
「都市部の地域サービスの拡充や、精密機械を始めとした大きい荷物の取り扱いには、どーしても勝ち目がないですからね」
経営陣の焦りから出てるような動きだなーって思いつつ、5月10日以降の動きを楽しみに待とうと思います。(意気地になって、当分変えねぇーんだろうけど)
そこの配達員の1人として思うのですが。
配達員のレベルを上げるというのには、賛成なんですが。他の方々はサボっていいとか停滞していいとか、んな話になってくると別だろーがというのが本音です。
クロネコさんも佐川さん、他の配達員達の方々も、かなり手一杯な業務を日々こなしております。1日早く届ける、1個でも多くの荷物を届ける、配達地域を広げるってのは、そう簡単な事じゃないですし。初心者がプロになるまでの間なら簡単な話ですが、プロがその上を行くのは大変なものです。
身近で言うなら、プロ野球選手が大リーグで通用しているかどうかの話のレベルです。しょーじき、甘くない世界です。
採算をとるってのは難しいですが。
クロネコさんと佐川さんとの違いは、全国どこでも一律の料金でやってるわけなんでね。近い地域の配送では、料金に大きな差が出ていて、顧客の取りやすさに影響が出ています。
とはいっても、向こうもかなりアップアップな状況です。経済的な話もあって、一部地域の配達においては料金の値上げがあるそうです(遠すぎる地域は料金上げてる)。あの方達もお客様達を選別している状況です。採算がとりづれーなってお客様に対しては、値上げのお話が行きやすいんですよね。(初回だけはイヤに安いんですよ)。
そーいうお客様を地道に掴んでいくことが近いんですかね。
自分はこんなサービスの拡充よりかは、
値上げはそうしない(っていうか、簡単にできねぇーし)。
配達は遅いけれど、確実にお届ける(っていうか、それしかできねぇーし)。
交通事故や郵便事故を数少なくこなす(これが一番大事)
これを長い事を続けていければ、クロネコさんや佐川さんの方から息切れしていくと思います。向こうだって、毎日必死に仕事をしている状況ですし、高齢化しているのは確かです。
2024年に自分が怒りのあまりに愚痴ってましたが、クロネコさんと佐川さんが一律で料金を値上げした瞬間に、こちらの荷物が大幅増加して業務量がとんでもない事になっていましたからね。
お客様が気にしているのは、送料の値段と荷物がちゃんと届くかどうかの信頼です。送料の値段を抑えるには、人間のミスをとにかく減らすことがいいです。
…………まぁ、余計なことする上層部の一部を消す方が良いよなってのは、思っていますよ。
新年度に入った途端に、随分と面白い挨拶をするじゃねぇーか。




