表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーローインヘアレント(仮)  作者: 作者ir
戦禍再現編
25/35

2章25話 もしや天使

前回のあらすじさかずき

目を覚ましてなんか敵が企んでたらしい

3500字弱、8分程度

もしや天使



数日が経った――

3人は智慧さんに呼び出されていた

「今回の件を受けてそれぞれの色が変わった」

色の変化は専属オペレーターや上司から聞くことが出来るが、今日は別件も含まれているらしい

「茜は変化なく黒青、飛鳥は橙から黄、咲夜は青から紫に変わる」


下 赤→橙→黄→緑→青→紫 上


「それとこの子らを紹介したい」

『オペレーター 桐谷きりたに ゆい

「どうも、オペレーターの桐谷結です」

黒髪の腰あたりまである長い髪に片目隠れの黒い瞳、落ち着いた様子のスーツの女性が頭を下げる

「桐谷さん?」

咲夜が少し驚いた様に言った

「お久しぶりです」

「知り合いですか?」

「世話になってる刀匠の養子で何かと縁がな」

「声をかけたら二つ返事で受けてくれた」


桐谷の後ろに立ち、こっそりとこちらの様子を伺う小さい女の子

身長と同じくらい大きなふわふわの片翼、頭上の光る輪っかと、デカすぎる白いTシャツを着ていた

「この子は現在保護されている堕天使だ、幼いが保有魔力はホープのトップレベルと同じかそれ以上だ、ほら、挨拶して」

「フアソラです、よろしくお願いします」

「よろしく!かわいいね」

樋口は意気揚々として声をかけていた

「うー…」

一度桐谷の隣に並んだが、すぐに隠れてしまった

腰より下まで伸びる長いさらさらの杏子色の髪、座っている智慧さんと同じくらいの身長

(7歳くらいの天使…やっぱ俺天国いるかも)

「これから君たちには、正式に隊を成して貰う」

「…正式にですか?」

「正式な隊を名乗るにはいくつか条件がある」


1、紫以上の隊士が申請する必要がある

2、オペレーターが1人いる事

3、青以上が3名在籍している

4、統率可能であるか


「統率可能ってなんですか?」

「隊に必要なのは一丸となり、少し高いランクの任務をこなす事だ、その中に和を乱すもの、1人特出した力を持つものがいれば持ち腐れ、任務についていけなければ意味がないからな」

「俺らってフリーターだったんだ」

「公式ではない部隊はいくらでもある、だがホープから直接依頼を受ける事は少ないだろう」

「なるほど?」

「前回の様な色彩不明の案件は、俺が直々に招集し対応する、その為紫以上の実力者は基本フリーにしておきたいのだが…」

(夏坂さんもそうだったのか…)

「今回は特殊でな」

「監視が楽ってことですか?」

「理解が早くて助かる」

(マジかよ)

「だが隊を成せば良い事も多い」

「と、言いますと?」

「その部隊の成果に応じて基本給が上乗せされる」

「ほぉ」

「任務は隊長が振り分ける為、比較的有給を取りやすい」

「ふむ」

「何より楽しいだろ!?」

「成しましょう、隊」

(もとより拒否する意味はないし、権利もないし…)

「じゃあ名前を決めてくれ」

「名前?あぁ脱兎みたいな」

「咲夜さんが決めたら?」

「俺か…、納豆はどうだ?」

「ナシですね」「クサいです」「?」「美味しいですよね!」

「そうか…」

仮面であまり分かりにくいが、落ち込んでた

「…では、飛鳥さんがお決めになってはいかがでしょう?」

桐谷が言う

「俺…かぁ…」

(柳生、樋口、遊部、フアソラ、桐谷…やひゆふき…)

「ヒヤフユキとか…?」

「いいと思う」「安易だな」「増えた時は如何なさるんですか?」「?」

「別にいいだろ!」

赤面する

「仮でも良いから早く決めて欲しいんだが…」

「天使でいいんじゃないですか?」

桐谷さんが言う

「天の使いって意味で…」

「…」「…」「…」「…」

「何か言ってください…」

「それで行こう」

「ヒヤフユキよりはマシだろう」

「納豆が言わないでくださいよ!」

「美味しいだろうが」

(咲夜さんは命名の時好きな食べ物の名前付けるんだな)

「よし、では天使は暫く脱兎の指揮下に入り、ノウハウを習え」

「「了解」」「あい!」


 辺りは既に暗く、残業帰りの会社員が指折り帰宅していた

「俺と咲夜さんは買い出ししてから帰るよ」

「わかった!案内は任せて」

「じゃ」

「お願いします」

結さんはキャリーケースとフアソラの手を引いて歩く

「フアソラちゃんは今何歳?」

可愛い天使に樋口は話しかける

「えと、7歳、です」

「7歳かぁ、お姉さんは16だよ!好きな食べ物はある?」

「たい焼き好き」

「たい焼き?私も好きだよ、何味が好き?」

「えっと、マスタード…」

「マスタード!、?、マスターど?」

「フアソラ、カスタードです」

「そう、カスタード」

「カスタード美味しいよね!」

「うん!美味しい」

「結さんは何が好きですか?」

「私ですか?私は…抹茶ですかね」

「抹茶ですか?私まだ食べた事ないんです」

「では、純白たい焼きという場所はおすすめですよ」

「純白?」

「白いたい焼きなんですけど、私好きでよく行くんです」

「へぇ〜!今度行きましょうよ!」

「…ぜひ」

「ここですここです」

ドアを開け、中に案内する

「ちょっと物あるけど端っこに退けて使ってください」

一通りの説明をしてソファに座る

「フアソラちゃん寝ちゃいましたね…」

「今日はたくさん歩いたので、疲れたのでしょう」

大きな羽は伸縮して小さくなっている

「寝てる時は天使の輪っかは消えるんですね」

「気を張っている時に出るらしいですよ」

そう言ってフアソラの頭を撫でる

(ッ……)

少し過去を思い出す

「あかねさんもこちらにいらしてください」

「え、私は…」


「ただいまー…あれ?」

「寝ているな」

(やっぱ天国かもしれん)

「ん…すいません、ついうたた寝を」

「構わない、ご飯にしよう」

「手伝います」

「んあ、おかえり」

「その前に、フアソラ、歯を磨きましょうね」

「んん…わかった…」

目をこすりながらノロノロと起き上がる

「私は寝かしてきますので、先に食べていてください」

廊下の奥に消えていく

「よし、俺らは飯だ」

「何か手伝おうか?」

「頼む」

「俺は少し本部に戻る」

「行ってらっしゃい」

空は快晴で三日月が綺麗に輝いていた


ふとテレビをつける

司会の女性が記者会見の様子を振り返る

「街が消失してから約一週間、国防庁が声明を発表しました」


厳格な風貌の壮年が、フラッシュを受けながら説明する

『原因の究明を急ぐと共に、これから自衛隊を各都道府県に派遣、24時間体制で被害に備えたいと思います』

「これに対して町の意見はこちら」

『僕は賛成ですね、普通に犯罪も減ると思うし、街消えるのは怖いですしね』

『銃持った人に見張られてるとなると、落ち着かないですね』

「と言った、賛否の声が上がっています。」

「怖いですねぇ」「はいぃ」

「広瀬さんはどう思われますか?」


『コメディアン ひろせ ゆきと』

「そうですね、僕は断然賛成派です。まず僕が反対派に言いたいのは、それってあなたの感想ですよね。事実として街の人が一瞬で消えたという事実がある以上、政府として考えられる可能性、テロだったり洗脳だったりがあって、国家存続の危機が考えられてどうするか、じゃあちょっと警戒度あげようね様子見ようね、と言うことで、配置するのは正しい判断だと思います」

「なるほど、小柳さんはどう思いますか?」

『コメディアン こやなぎ しんじ』

「そうですね、ゆきとさんの言う通りだと僕も思うんですけど、正直僕は反対派ですね」

「ほぉ?」

「確かに自衛隊を配置すること自体はいいことだと、犯罪の抑止力に十分だと思うんですけど、それでもやっぱり武装した人に見張られるのはやっぱ怖いんじゃないかって思うんですよ」

「いやだからその為の…」

「そもそもぉ、町の人が消えて、そんな未曾有の問題に対して、その費用は何処から出すのか、それだけで安心出来るのか、と言う問題はあると思いますね〜」

「東京での神隠し事件と未曾有の大事件、何か繋がりがあるんでしょうか」』


チャンネルを変える

『コメディアン せきぐち あきひこ』

「これはもうきちゃってるんだよね、被害は段々と西征している、昔の都は京都、つまり古代文明の秘密が京都に秘められていて、それを何者かが人の魂で呼び起こそうとしてるんだよねって話だよね!」

そういうと、コメディアンの男性は京ばうむを頬張った

「これはまさに古代メソポタミアのような味って事だよね!」

「なんやそれ」』

「なんだそれ」

同じタイミングで飛鳥はツッコミを入れる


「美味しそうですね」

「メソポタミア…食べてみたい」

「どんな味なんだろ」

「ただいま」

「咲夜さん、お先に食べてますよ」

「構わん、それとみんなに言っておくことがある」

「なんですか?」「?」

「俺らは来週から京都に出張だ」

「…え!京都ですか!?」「メソポタミア?」

「そうだ、準備しておけよ」

「出張かぁ…」

そういえばブラックである事を思い出し、落胆するのであった

今更!人物紹介

主人公・遊部飛鳥

男性19歳誕生日7月12日

好きな物・古着 ネギ ヴィンテージ

嫌いな物・魔族 苦味

・10年前の戦災孤児、救われた警官に育てられ、警察を目指す様になった。魔力も血筋もない一般人だが、戦いに身を置くにつれて、覚悟を決めていく。

魔族は嫌いだが、そんなの個々によるだろと考えていた所、樋口を拾った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ