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救世主サキ

海の王様は、サキを見て言った。

「人魚サキよ。そなたはこの世界の鍵だ。今、悪魔が地底から湧き出ている。

それを阻止するため、われわれは戦う。そして二つの扉の鍵となるのだ。」


「王様!あたしは何もできません!鍵となるとはどう言うことですか!」

サキは不安そうに聞いたが王様は

「それはその時にわかる。」と。

「それよりも君を人間にした太一という青年が悪魔にさらわれたようだ。

悪魔の居場所はわかっている。これから戦争だ!」


「え。。太一が!!そんな。。」



太一はミキとアパートへ戻ってた。

アパートのドアの鍵を開け、中に入ると

床が濡れている。

ヘドロのような匂いが充満していた。

匂いが強いお風呂に向かうと、バスタブには真っ黒な形をした鳥のような悪魔がいた。

「きゃああああ!!!!!!!」ミキが叫ぶ。

「おまえ!!!何者だ!!」太一はそばにあった金属バットをにぎりしめた。

その黒い鳥の目が赤く光り、その瞬間太一たちは気を失ってしまった。



気がつくと二人は海の底にいた。

周りは泡のようなもので囲まれており、出ることができない。

真っ暗な洞窟のような場所だった。

「サキがきっと助けに来てくれる!」太一はミキの手を握る。

「うん。。サキちゃんって人魚なの?」

「そうなんだ。この世を救う人魚。自身も悪魔が起こした仕業なんだ。」

「あたし、死にたくない・・・」

「ごめんね。巻き込んでしまって。いざとなれば僕が君を命懸けで助けるから」




サキと王様は太一のいるところへ向かう。

海底から泡が噴き出している。

その泡はどんどん量を増してきている。

匂いもひどい。

すると泡が割れて、中から悪魔が攻撃してきた!

「戦闘体制に入れ!」王様が言うと

戦士と悪魔たちの戦いが始まった。サキは王様が守っていた。

どんどん悪魔が海底から噴き出してくる。

やっつけてもやっつけてもキリがない。

とうとう悪魔たちは戦士たちを全滅させ、王様とサキだけになってしまった。

「人魚サキよ。君はこの世界の救世主だ。わたしはそれを信じる。」

そう言って王様は悪魔に立ち向かったが、四方八方から攻撃され、倒れてしまった。


「王様〜〜〜!!!」

サキは泣き叫んだが、どうにもできず、悪魔に縛られて囚われてしまった。

気がつくとサキは、泡の中に閉じ込められていた。

そして横には太一がいた。

「太一!!!!」サキが叫ぶが、太一は気を失っている。

そこへ悪魔の王が現れる。肩にあの黒い鳥を乗せ、全身ヘドロまみれで人間のような姿をしていた。

「哀れな人魚と人間どもよ。きさまたちの世界は今日で終わりを告げる。

この世界の王はわたしなのだ。

「さあ、人魚サキよ。指輪を渡せ。その赤い指輪と青い指輪が扉を永遠に開く。

そして悪魔の闇がこの世界を支配するのだ。」


「死んでも渡すもんですか!!!これは、姫様が何千年もかけて守ってきた指輪。

絶対に渡さない!」


悪魔の王が言った。これでもか?

そういうと太一の胸に槍を突き出した!

「あああああぐうううううう!!!!!!!!!!」太一は叫ぶ。


「太一!!!!いやああああああああああ!!!!!」


悪魔の王は笑った。

「さあ。お前の大事な人が死んでしまうぞ。どうする?」

太一はぐったり倒れた。もう息がない。

「ゆ。。。。ゆ。。。許さない。。。。。。。。。」

サキが俯きながら、拳を握りしめる。

サキの体の周りに七色のオーラが舞う。

「あたしの、、大切な人を。。。。許さない!!!!!!!!!!!!!」

その瞬間、指輪の石は割れ、顔を上げたサキの目と口から眩しい光線が放たれた!!



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