13/35
第一部 終
2020年ーー
サキは猛スピードで泳いで海の上に出た。
魔女の部屋は崩れ落ち、海の底へ沈んでいった。
「お姫様。。。」
サキは海に向かって手を合わせた。
するとサキの体は人間に戻っていった。
サキはアパートに戻ると、太一と抱き合う。
「太一、、ごめんなさい。。」
2人は熱く抱擁しあう。
サキは今朝の出来事を太一に話し、
2人は王妃から授かった青い結晶を布に包み、
小さなバッグの中に入れた。
「これを持って、ペニーに会いに行こう。」
「うん。」
2人の運命は動き出した。
長い長い道のり。。
始まりであり、終わりである。
過去が未来を動かし、未来が過去を動かす。
全ては繋がっているのだ。
2人の運命、
島の運命はいかにーー
第二部に続く。




