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プロローグ
生まれた瞬間の記憶が残っている。
人より記憶力がいいらしく、高校生になったいまでも鮮明に思い出せた。
--------おぎゃあ、おぎゃあ
--------おめでとうございます!元気な男の子ですよ!
--------生まれてきてくれて、ありがとう、、、
--------おぎゃあ、おぎゃあ
--------ああ、あなた私たちの子よ!
--------そうだな、俺たちの子だ!よくがんばったな、、、
俺は、2回生まれている。
『夢なんじゃないの?』と母さんは俺にそう言ったが、鮮明に思い出せるあの両親の声は夢とは思えない。
俺は確かにこの世に2度生をうけた。




