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運命の番?ならばその赤い糸とやら切り捨てて差し上げましょう  作者: 音無砂月
第7章 再び『番』問題勃発

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パーティの出席者は早い人は今日からやって来る。

「初めまして、ノワール皇帝陛下。オズワルドのカルロッタ・レベッカです。これは妻のドミニカです」

恭しく頭を下げたレベッカ公爵の隣で妖艶に笑うドミニカ。

胸元は大きく開き、裾にはスリットが入っており、太ももまで丸見えだ。もちろん、黒く、縦じま模様のストッキングを穿いているので素足は晒されていない。それでも目のやり場に困る服装だ。

ノワールはにっこりと笑って対応している。

「初めまして妻のドミニカです。会えて光栄ですわ、皇帝陛下」

女を滲ませる姿に胸のあたりがモヤモヤする。

ドミニカとレベッカ公爵は二十五歳差。貴族の政略結婚なら当たり前だ。だから彼女が若く格好いいノワールを狙っていてもおかしくはない。

マクベスの情報によるとドミニカは実の妹を殺そうとしたとか。未遂に終わったけど、レベッカ公爵の嫁に出されたということは実質の国外追放。

厄介な相手ではあるけどレベッカ公爵は実業家としてとても魅力的な相手だ。帝国としては上手く付き合いたい相手でもあるのだ。

「遠いところをようこそ、レベッカ公爵。公爵夫人。紹介させてください、婚約者のエレミヤです」

私は一歩前に出てノワールの横に並ぶ。

「テレイシア国王女、エレミヤです。会えて光栄ですわ」

「エレミヤ王女殿下、会えて光栄です。機会がありましたらテレイシアのお話を聞かせていただきたいのですが」

「ええ、もちろんですわ」

「私とも仲良くしてくださると嬉しいですわ。女の子同士でしか話せない内容もございますでしょう」

ドミニカはにっこりと友好的な笑みを浮かべる。

私には獲物を見つけて舌なめずりする獰猛な肉食獣にしか見えなかった。

「それではお部屋に案内させていただきます」

レベッカ公爵夫妻は侍女に案内されて部屋に入っていった。

夕食は一緒に摂ることになるだろうが、それまでは部屋でゆっくりと休むことになるだろう。

今回、帝国で開催されるパーティはリーゼロッテとオルソン様との婚約を結ぶほかにレベッカ公爵との商談や他にもいろいろある。

それにマルクア神聖国からは聖女が参加する。

マルクア神聖国は天族の住まう国だ。その聖女というのは何でも予言ができるとかで聖女認定されたとか。

あの国はかなりきな臭くなっているし、それにアヘンの産地でもある。そして暗殺集団、妖狐の出身国でもある。

今回、帝国で問題になった貴族間でのアヘンの蔓延は調査の結果、裏にマルクア神聖国が関わっていることが分かった。だが、マルクア神聖国に抗議できるだけの証拠はない。

ノワールも肝が据わっているというか、無謀というか。まさかマルクア神聖国を招待するとは思わなかった。

「エレミヤ、暫く忙しくなるがよろしくな」

「はい、ノワール。皇后になった時の予行練習も兼ねて、精一杯務めさせていただきますわ」

「それでは俺は仕事に戻る。何かあればいつでも頼ってくれ」

ノワールは残っている仕事を片付けるために執務に戻って行った。

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