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転移大学生のダンジョン記~拳一つでフルボッコだドン~  作者: 如月 燐夜
一章 転移した者と付き従う者
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空人とブルースのこの世界の事についてのお勉強~魔法編~

勢いで書きました。後悔はしません。


『《我は誘う。万物を秘めし魂の部屋へ》

うっぷ…これで暫く飲み水は持ちそうでござる。主殿、拙者の雄姿見届けてくれたでござろうか?』


ブルースは川に入ったと思ったら呪文を唱え水をその体内に貯水した。なんとブルースは魔法が使える様でその魔法を使って別次元にストックするらしい。


川に五分ほど入っていたから何千リットルも保管しているのだろう。俺は無理をするなと人声かけ、ブルースの雄姿を目に焼き付けていた。


すると何と見た目十才の幼女が成長し十七~十八才くらいの容姿になった。


なんじゃこりゃ!


胸は膨らみ、短かった髪は腰まで伸び可愛いというより綺麗になった。


「おい、ブルース!見た目変わってるぞ?」


『ん?あぁ、この姿でござるか?以前の拙者ならば体積が増えたのでござるが現在の拙者は背が伸び縮みする様でござる。そのうち元の姿に戻るでござろう。自分の事ながらまことに珍妙な身体でござる。』


「そ、そうか」


元の姿とは幼女の姿だろう。そう自分の事を客観的に捉える事が出来るブルースは物凄く頭が良いのだろう。話していて退屈しない。一人で居る時間が長かったからか他人との会話を俺は欲していたのだろうか?だとすると良いことなんだろうな。


この際だからブルースに色々聞いてみようかな。


「なぁ、ブルース。少し聞きたい。魔法とスキルについて教えてくれ。それとこの草原一帯に人が居るかとかその事を些細なことでも良いから色々教えてくれないか」


俺は一番気になる事をまず聞いてみた。ずばり、魔法とスキルとは何か。


それと周囲に知的生命体は果たして存在するのか。危険な場所や安全な場所も確認する。情報は大切だ。


『そうでござるな、一つずつ説明させて頂きまする。まず魔法は誰しもが扱えるのが常識になってるでござる。主殿に関して言えば特に氷の魔力が強いでござるな。いや、氷の魔力しかないでござるな…その…申し訳ござらん』


「ま、魔法を俺も使えるのか…?」




魔法、それはゲームをしたことがある男なら誰もが夢見るそれである。どかーんと炎の柱を立てたり、氷の礫をばばーんととばしたり、とにかくとんでもないすごい力。

ブルースの説明によると


火、水、風、土、氷、雷、樹の七種と光、闇の二種が存在する。また別枠で無、時間、空間、重力、圧力、契約、隷属の俗に言う特殊七種があるらしい。


俺も使えるんだな…でもなんで氷?そんな冷たい人間じゃないぞ?アイス買いに行って死んだから?はは、まさかな。


あとブルース。その可哀想なものを見る目は止めてくれ…


『魔法は念じることが大切でござる。次に想像、その次が自らを律する事でござる。魔力が暴走したら下手すれば爆発して死ぬでござる』


死ぬ…それは嫌だなぁ…。一度死んでる俺だけどあんな痛いのはもう二度と経験したくない。それにこの世界に来たのは何かしら理由が有るはず。だから、俺は生きることを第一に考える。絶対に生き延びてやるんだ!その為ならまずは力をつけること。それと情報の把握が大事だ。郷に入っては郷に従え、まずはこの世界の常識、魔法を習得する。


「ブルース、俺に魔法を教えてくれ。頼む…!!」


俺は全力で頭を下げる。

生きるためなら幾らでもこの頭下げてやる。

ブルースはふっと笑いこう言った。


『元からそのつもりでござる。頭をお上げくだされよ主殿。拙者は主殿の為なら元からなんでもする所存でござる。』


ブルースは笑顔でそう言ってくれた。

思わぬ不意打ちにどきっとしてしまう。

お返しにブルースを抱き締め強く感謝した。


「ありがとう…ありがとうブルース。お前が俺の仲間で良かったよ…!」


ブルースは驚きあたふたしながら叫んだ。


『あ、主殿ー!抱き締めるのは反則でござるぅ~!!』



なんだ、この主従…?!(困惑)


感想、ブクマ、お待ちしてます。

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