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転移大学生のダンジョン記~拳一つでフルボッコだドン~  作者: 如月 燐夜
三章 挑みし者と立ちはだかる者
43/114

ダンジョンアタック1

先々週投稿出来なかったので合間を見つけてせっせこ執筆中。


PV10000突破を記念して今日から一週間連続、日曜まで投稿したいと思います。まだまだ続きますが、ここまで来れたのも皆様のお陰…感謝感謝!精進したいと思います!


2/7

昼食を終えダンジョンに戻った俺達は再び27階層へと戻ってきた。午前中に粗方の魔物を(主にブルースが)倒してしまったので目ぼしい獲物が居らず下へと降りる事を決断した。


▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

28階層



「いっ!いやぁぁぁぁあ!来ないでぇ~!!」


「モネ!どこに行くんだ!!」




現在俺達はごつごつとした岩肌の暗くじっとりした空気漂う洞窟型の28階層を探索していた。


前にセレナへのプレゼントのメインを飾る宝石を取りに来たとき入っているが他の班員は初アタックである。


転移罠や設置罠がそこら中に仕掛けてあるのでセレナ隊の斥候役を担う半猫人族のフェルトと半森妖精族のクレマを先頭に置き二列となり俺が後方警戒として立っている。


何体かのゴーレムや毒蛇の魔物ヴェノムバイパーを倒して順調に進んで居たのだが突然事故は起きた。



「そこ!罠あるから気を付けて!」


「へっ…?きゃあ!!」


クレマが鋭く全員に聞こえる様な声音で注意換気をする。しかし、岩壁に生えている光る苔に気を取られていたのか誤ってモネが罠のある床を踏み抜いてしまった。


ガコンッ…


何かが起動する音が鳴り響きゴゴゴゴゴと地響きを立て土煙が上がった。


左側を歩いていたモネの側面の壁が音を立てせり上がると中から無数の蜘蛛の魔物、ビッグタスクスパイダーが現れる。


「く…蜘蛛?!い!いやぁぁぁぁあ!こ、来ないでぇ~!」


「モネ、どこに行くんだ!!」


蜘蛛が苦手なのか素頓狂な声を上げモネが進行方向へと真っ直ぐ進んでしまう。散り散りになってしまうのは避けたいが皆ビッグタスクスパイダーと交戦中で余裕が無いようだ。仕方ない、俺はモネを追うことを決めモネが走り去った方へと向かい駆け出した。


「ブルース、ここは頼んだぞ!皆を守ってやってくれ!」


「承知!」


短い伝言を残し走り出した俺は奥へ奥へと進んでいくモネを追い掛けながらスキル【マップ】を確認した。この先はまだ行った事のないエリアなのだが果たして大丈夫だろうか?いや、そんな事考えてる余裕はない。今はとにかくモネを追わなければ。




▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼


「はぁ…はぁ…やっと背中が見えた…」



俺は30分ほどモネを追い掛け続けた。若いからスタミナがあるのかモネは意外な健脚を見せどんどん奥へと進んでいきやっとのことで背中を見付けることができた。この世界に来るまでは引きこもっていた俺にはすこし辛いものがあったがこっちでダンジョン探索をしていく内に体力が着いたのか何とか追い付くことが出来た。



「モ、モネ~!おーい!」



「ひっ…ひぃっ…!あ、ソ、ソラトさん?」



俺の声にやっと気が付いたのか怯えた声を出したモネは振り返り俺だと気づいて安堵の表情を見せていた。よっぽど怖かったんだな…。


「ほら、一緒に戻ろう。皆待ってるぞ?」


「あう~…怖かったよぉ…ひっく…ひっく」


「お、おう…もう大丈夫だ。」


安心した表情を見せたかと思うと俺に駆け寄り抱き着いてきて泣きじゃくり始めた。


こうゆうところはまだ年相応なんだな。俺は戸惑いを見せつつ頭を撫でてやった。


慰めつつ歩き出そうとした瞬間、カチリと小さな音が響いた。気付いた瞬間には既に落下していた。



俺はモネを抱き抱えたまま共に落とし穴に落ちてしまった…。


感想を頂きました!凄く嬉しいです!これを励みとしてこれからも頑張らせて頂きます!

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