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転移大学生のダンジョン記~拳一つでフルボッコだドン~  作者: 如月 燐夜
三章 挑みし者と立ちはだかる者
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うちの彼女可愛い確信

先週は更新せずご迷惑をお掛けしました。今月中は更新出来ない事も有ると思いますが了承のほど宜しくお願いします。

ギルドに辿り着くと依頼掲示板の前にはわらわらと蟻のように人が集まっている。


「こりゃ見れそうに無いな…」


「そうだな。」


「仕方ありませんね…受付に何か良い依頼が無いか聞いて見ましょうか」


少し来るのが遅かったみたいで俺達は早速、受付に訊ねてみることにした。今日の担当はどうやらシャニアさんじゃないらしい。



「おはようございます。ギルドへようこそ。どのような案件でしょうか?」


「おはようございます。27階層30階層47階層を探索するんですが何か良い依頼などはありませんか?」



「あ、もしかして噂のソラトさんですね?少々お待ちください。ただいま確認して来ますね?」


「はぁ…そうですが、って行っちゃったよ…」


パタパタと足音を立て奥へと下がっていく受付の女性リラさんを見送りながら考える。噂のソラトさんってなんの事だろう?今度ガイのおっさんかシャニアさんに聞いてみよう。


「こちらで別室に資料を用意しましたので移動願えますか?」


「分かりました。行こうか」


十分ほど待っていると受付の女性が戻ってきて段取りを整えて来たらしい。俺はセレナ、アンリエッタさんを引き連れ二階にある個室へと向かった。



「左からそれぞれ、27階層30階層47階層の資料となっております。」


「有難うございます。それでは拝見させて頂きますね。」


俺は丁寧に資料を揃えてくれた受付の女性にそう答え資料に目を配した。


27階層ではケンタウロス、ハイオーガなどの魔石が、30階層ではトロールとハーピィの魔石、47階層では金竜、地竜のドロップ素材の依頼などが置かれていた。



「こんなにあるのか。迷うな…」


「全てお受けになっても構いませんよ。ソラトさんには当ギルドマスターも期待されてます。サブマスターやシャニアからも話は伺っておりますので信用もありますからね。」


「良いのか?」


「はい!ただしあまり狩り尽くされると他の冒険者の皆さんの稼ぎがなくなってしまいますのでその辺はご注意ください。」


そうだな。前にシャニアさんの親父さんも言ってたっけ。ダンジョンで魔物を大量に狩るとダンジョンコアが数を戻そうと必死に生産し結果町に溢れだしてきてしまうことがあるって。それに供給過多で値崩れもしやすくなるみたいなことも言っていた。その辺は気を付けようか。


「わかりました。では詳しい話などを聞かせてください。」


そのあと三十分ほど時間を掛けて話を詰めると俺達はリラさんと別れギルドを後にしようとしたところ馴染みの顔が二人近付いてきた。


「やぁ、ソラト!奇遇だね。これからダンジョンかい?」


「よお、ソラトじゃねえか。ユリアン、そりゃソラトも冒険者だからな。今日は何階層に行くんだ?」


「おはようございます、カインさん、ユリアン。今日はセレナ隊を振り分けて27階層30階層47階層でレベルと経験を積もうと思ってな。二人は?」


「ん?あぁ、これから依頼を見て決めるとこだったんだがまだ決めちゃ居ねえんだ。それよりレベル上げか…楽しそうだな!」


「ふふん、この僕が力を貸して上げようじゃないか。僕も連れていけソラト!」


おっ、願ってもないところから声が掛かった。だがユリアン、その自信はどこから出てくるんだ?



「ユリアンが来てくれると助かるよ、カインさんもお願い出来ますか?きちんと報酬は支払いますので。」


「良いぜ?面白そうだしな。」


にやりと笑ったベテランの冒険者は俺に手を差し出してくれた。俺はその手を固く握ると有難うございますと頭を下げた。



「ここで立って話してても仕方ないしとりあえずダンジョンへ向かおうか。セレナ隊の皆さんも集まってるんだろう?」


ふふんと鼻を鳴らして前を行く親友の隣に駆け寄るとそうだなと返しダンジョンへ向かった。



ダンジョン前の広場には沢山の人が集まっている。冒険者が多いがそれ以外にもバザールをやっているのか、商人や買い物客が溢れ返っている。



「すごい人だな。」


「もうすぐ緋龍祭だからね。町の人々も気合いが入っているんだろう。」


そう答えてくれたユリアンはふふんと笑い腰に手を当て自信満々な口調で説明してくれた。


「2000年も前に遡るが王国の地を巡って緋龍と翆龍が争っていた。その時龍に見初められた巫女さまが手を貸し翆龍を撃退して安寧をもたらしたと言われている。その後緋龍と巫女様の子が建国したのがミンストレイル王国で初代国王ギムレイだと伝えられている。ミンストレイル王国で行われていたが百年前にこのクロッセアへ伝わり毎年行われる様になった。」


へぇー。翆龍に緋龍ね。詳しい事は今度ロリババアドラゴンのチトセにでも聞いてみようかな。あいつも地龍の子だしね。チトセの親父かお袋かは知らないが緋龍みたいな色に関した呼び名があるのかね?


「なぁ、他の五龍ってのに呼び名は有るのか?」


「うむ…詳しい事は分からんが緋龍は火魔法を扱う。翆龍は風龍で、他には水龍が藍龍、大地魔法を使うのが銀灰ぎんかい龍で雷を扱うのはなんだったかな…」


整った顔を歪ませ悩み始めるユリアンの後ろからセレナがずいと顔を出し口を挟んだ。


「ソラト、紫龍だ。」


さすが俺の彼女博識だかわいい。ユリアンは横から口を挟まれムッとしている。おうおう、喧嘩は止めてくれよ?


「主殿、御待ちしておりました。およ?ユリアン殿、カイン殿が何故ご一緒に?」



そんな事を考えているとスライム少女が近寄ってくる。流れが変わったな確信。



「お、おおブルースか。待たせて悪い。二人にもレベル上げ作業を手伝ってもらおうと思ってな。」


「そうでござったか!お二方、よろしくお願いし申す。」


「おう、嬢ちゃん、お邪魔するぜ?俺は嬢ちゃんのパーティーに入るんだっけか?」



「そうです。どんどん下の階層に進んで貰って構わないんで存分にその大剣を振るってください。ブルース、もしもの時は頼むぞ?」


「もちろんでござる。拙者が居るからには大船に乗った気持ちで安心して下され!」


ブルースはない胸を張りえっへんと喉を鳴らしたかわいい確信。


「セレナも無理しないで頑張れよ?」



「ソラト…!うん、頑張る!」


セレナが目をうるうるとさせながら此方を向き両拳を胸の前で握り普段使っている言葉じゃなくて普通にそう返した。頭を撫でてやると照れ臭そうにしている、うちの彼女可愛い確信。


「ってことは僕はアンリエッタ卿と一緒かな?よろしく頼むよ。」


「ええ、共に戦えること、誇りに思いますわ。」


アンリエッタさんとユリアンが握手を交わすとセレナ隊、うちの従魔たちが集まってきた。



「あー、皆集まったな。今日はユリアンとカインさんに手伝って貰うことになった。皆無理をせずしっかり頼むぞ。」


「「「はい!」」」


しっかりした返事を聞いた所で俺達は班に別れダンジョンへと入って行った。

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