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転移大学生のダンジョン記~拳一つでフルボッコだドン~  作者: 如月 燐夜
二章 求める者と授かる者
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ダンジョン探索 27階層

隊の皆と合流すると先に昼食を取ってからダンジョンに向かうことになった。


セレナも本調子になったのか、いつもの状態だ。たまに熱い視線を感じるが大丈夫だろう。うん。


食事も終わりここからは班別で行動することになる。


俺とセレナと従魔達は二十七階層、アンリエッタさんとシアさんが半分ずつ請け負って上の階層で訓練するらしい。


「アンリエッタ、シア、頼んだぞ?」


「はい、隊長も気を付けて」


セレナも大丈夫そうだし、サクッと金貨十枚稼ぎますか。


ダンジョンに入る前に鎧下に着替えてアダマンタイトの鎧を着る。軽いし動きを阻害しないように作られているため身動きは取りやすい。脱いだジャージとTシャツはブルースの収納行きです。


昨日の様に二十七階層に続く小部屋へ向かい石板に触れる。あ、忘れてたセレナもパーティ編成で加えないと。


「セレナ、俺の新しいスキルを使うから受け入れてくれ」


「……え?…あ、あぁ…分かった」


あちゃー、滅茶苦茶意識されてるなこれ。まぁ、気付かないふりしようっと


「どうした?体調でも悪いのか?」


「いや、大丈夫だ。スキルとやらを受け入れれば良いのだろう?」


「あぁ。行くぞ?」


ステータスを開きセレナに視線を合わす。すると何も引っ掛かりなくセレナは受け入れステータスにはセレナの名が浮かび上がった。



「こ…これは…!ソラト殿を感覚的に感じるぞ!」


おうおう、喜んでるなぁ。んじゃ、行きますか。


「ブルース、始めてくれ」


「承知」


ブルースの返事とともに部屋が光に包まれる。光が収まると昨日の草原に立っていた。マップを確認すると魔物も復活している様だ。


「よし、そんじゃ各々好きに戦ってくれ。俺もこの鎧の性能を確かめながら動いてみるから何か有ったら教えてくれ。」


「はーい」


カミツレは興奮を抑えきれないのか暢気な返事とは裏腹に素早く移動していった。


ブルースなんか返事もせずに魔物を探しに行ったし。セレナだけ把握出来てないのかその場で立っていた。


「どうした?」


「い、いや…驚きすぎてどうしたら良いのか分からなくてな」


そりゃ混乱するか…しゃあない、一緒に動くか。


「じゃあ着いて来るか?俺のスキルで何処に魔物が居るか把握出来るしセレナの戦ってるとこも見学したい」


「分かった!」


んじゃートコトコ魔物を探しに行きますかねー。お、オーガ発見!とりあえずアイシクル・ブロウを発動してそのまま駆け出し頭にドーン。そのまビシャーってなってドロップ品残して消えました。次行こー


「ん?セレナどした?」


「あ、あぁ…ソラト殿が戦い馴れしてて少し驚いただけだ」


ん?そうかな?言うほど馴れてないんだよね。でも昨日死ぬ気で魔物狩ってたらやられる前にやれば攻撃を受けないって気付いたし。少しは戦闘勘ってやつが分かってきたんだよね。


「馴れってやつだ。」


「普通一日でこんな戦闘馴れする筈がないんだが…」


セレナが何か言ってるけど気にせず次行ってみよー。セレナの戦闘も見たいしね。


ハイオークの群れを見つけたのでアイシクル・バーストで全員ぶっ刺したり、ケンタウロスが集団で突っ込んできたので迎え撃って鎧の性能を確かめてみたら傷一つつかないのでそのまま頭を爆ぜたりした。


途中一体で居たハイオークとセレナを戦わせてみたけど問題なく勝利していた。トラウマになってるんじゃないかと心配してたけど何も問題なく堅実に戦っていた。レベルで言えばセレナのが高いんだけど俺もカミツレも段々追い付いてきたし、あと三日もすれば並ぶんじゃないかな?


大体三時間くらいで魔物を狩り尽くしてしまい一度ブルース達と合流することにした。


ドロップ品?ブルースが分身して魔物を倒した瞬間に回収してたよ。本当に便利です。



ブルースと合流する。カミツレはまだ魔物を探して居るようなのでブルースの分身が探しに行った。


カミツレを連れた分身が戻ってきた。何故か頬を膨らませどこか拗ねた表情をしてる。理由を聞いてみると、


「ブルースに獲物狩り尽くされた。暴れ足りない」


だそうだ。俺は苦笑いして口を開く。


「とりあえずドロップ品の換金をして足りなかったらまた潜ろう」


「承知でござる」


「分かった。ソラトに従う。」


「私ももう少し汗を流したいからな。それで良いだろう」


ということで満場一致したので一度ダンジョンを出る。換金所で鑑定してもらうと大体金貨三枚だったのでこれで手持ちは金貨五枚だ。なのでもう少し深い層に潜ることになった。

今回は新キャラ居ないのでキャラ紹介はお休みします。

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