一話
これは、最初の一話だけを今投稿します。これを読んでブックマークを付けたり評価をしていただけると、幸いです。 今は堅苦しいですが、小説の中では崩れてます。(多分)
1話
「君、人生をやり直させてあげても良いけどどうする?」
ゲームでは、ずっとソロ。アニメ、小説、ゲーム、趣味で作るくだらない創作品。人前で、一度も本性を現さなかった。奥底に隠れた自分は自暴と幻滅。外側は、ボロボロな偽物の涙と感動で暴力、軽蔑、外面は頭の悪い優しげな青少年。一人の時は、キチガイ。そんな底辺な人間。
「えっと...え?」
「分からないかい?」
「はい?」
「ふふ、この反応は、いつも面白い」
「え?」
「『何言ってんのこいつ、頭狂ってんの?脳味噌排泄物で出来てるの?』」
「は!?」
「おっと、『このクソ野郎テメー消えろ』」
「…」
「でも、この気持ちは、本心じゃあ無いね」
「っ!!何が目的だ?」
「最初に君に聞いたよ、御蔵 光一」
最初に聞いた。それは人生をやり直すかどうかの質問
「…やり直せるのか?」
「そうだよ、誰よりも自分自身を嫌う青少年」
「そうなのか」
「どの道君は、自殺しそうだし」
「そっすね」
的を当てられて否定できず喋り方が崩れる。
「気迫無いな〜、ま良いけど」
自分の置かれた状況を理解した。現実か分からない。けど、この希望に自分を託したい、変わりたい。
(次は、頑張れるのか。ようやく変われる、ようやく消えられる)
「君は特別だよ」
「??」
「君は多重人格じゃ無い、けど自分じゃ無い自分が何十人と何百人目もいるね」
「なんでもわかってるんすね」
「まあね」
「全人類?」
「はは、多分ね」
「神様的な?」
「【真なる神の四脚神の神格の使徒】」
マコトなるカミのシキャク、カミのシンカクのシト
「…真なる神様の、人格ってところ?劣化版?」
「あははは、は〜、ま、大体そんな感じだね」
「君は、多重人格者でも無いのに偽の御蔵 光一が100人以上君の中にいる」
「ある意味才能っすね」
「そんな才能を持つ君の本当の自分は、消えたい、やり直したい、と…」
「はい」
「そして自分が、消える事で、何が起きるか、わかっている」
「…はい」
「なら君の本性だけ転生させようと思う」
「…、俺だけ消えて、御蔵 光一は残る?」
「そうさ、そうすれば君は新しい人生を送れるし、自分の体と会える」
自分の体と会える。
「自分自身じゃ無く自分の体っすか」
「物分り速くて助かるよ…でもね…」
「?」
(今なんか言った?)
「いや、なんでも無いよ」
「…」(心の会話?)
「まあね、それじゃ説明しょう」
「なるほど、説明?」
「そう、まず君が得る次の体は、なるべく君の気持ちに応えよう」
「ありがたいっす」
「次に特別なプレゼントをあげるよ」
「なんかやな感じ」
「あははは、そう言うなって」
「なんか含んだ言い方だから」
「警戒してると良いよ」
この人の含んだ言い方絶対何かあると暗示を掛ける。
「最後に「えっ最後?」
「短くてびっくりでしょう?」
「転生って何度もさせた事あるんすか?」
「まあね、世界を相手の要望通りにファンタジックにしたりしてる」
「そっすか」
「ファンタジーが良い?」
「いや地球で」
「即答だね」
「もうわかってるじゃないっすか」
プレゼントってなんだろう。サプライズっぽいし俺神様じゃ無いから心読めない。まあ、兎に角最後の説明聞かないと。
「んじゃ最後に、僕から君にメッセージを残せる」
「…?」
色々思い浮かぶがどれを指してるか分からない。
「2番目のほうだよ」
(頭の中に声を残す)
「分かった」
「メッセージは、君の意識の目覚まし時計になるけど起きてられるのは数分で、赤ちゃんとして意識はまた失うから、僕と会話は出来ない」
「プレゼントの内一つは、相手の内側の心が感覚で伝わるよ、第六感が成長したものだよ」
「成る程、ちなみにもう一つは?」
「君の考えは突き抜けてるから騙せないよ」
思考が突き抜けているせいで、ちゃっちい作戦は失敗に終わった。
「ありがとうございます」
「んじゃ行く?」
「スウ…はい!!」
「『天なる彷徨いし魂よ神の導きにて』詠唱終了、サプライズビックリするお」
魔方陣の模様が描かれ青く光り輝く、何も無い、白い空間を青く照らす。俺を中心に青い空間が広がる、するとふわりと体が浮き始める次第に上へ上へと登っていく。
「じゃ〜ね〜」
そして俺の意識は途切れた
最後にネタを残した神様に願って。
あと、色々、小文字を上に書いたりする方法が分からないので、ぜひ教えてください。