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ゴーストタウン  作者: さっちゃん
9/9

第9話。ゴーストタウン

コスプレクイーン!さっちゃんが小説家になろう!に帰ってきた!

なんと約4年ぶりに連載再開です(笑)

よろしくお願いします(≧∀≦)

経済的に余裕がないのでテレビは地デジに移行したとき、買えなかった。

それ以来、テレビの無い生活をしている。


独り暮らしは最初の頃、虚しいというか寂しかった。食事をすればゴミが出るし、食器も洗わなければならないし、服を着れば洗濯物も出る。

ゴミ出しも早起きしなければならない。なにもかもが大変なことに思えた。

食べるために自分の時間を切り売りし、更には家事もしなければならない。

そこから自分の時間はほとんど残らない。

皆、よく耐えているな、と思った。


幾日か経つと独り暮らしにも慣れてきたのか、独りの時間が心地よくなってきた。独りでお酒を飲みながら夕飯を食べることも落ち着ける時間になっていた。

しかし依然として家事は面倒だと思った。


ラジオをつけてみる。

ザァザッザー。

どこも電波が入らない。

諦めようとしたその時、

微かにラジオから声が聞こえた。

…どうやら何処かの国の宗教家のようだ。

ザァザッザー。


『世界は…人類は…今日で…滅、滅、亡するのです。裁きの時は訪れたのです。人類は罪を犯し過ぎたのです…裁きの時は訪れたのです…。』


ザァザッザー。

ザァザッザー。

…不気味さを感じた。

だめだ、電波が乱れて音声がよく聞き取れない。

経験してみれば分かることだと思うが、アパートの和室にひきこもり、電気もつかない部屋で外にはゾンビのいる世界で蝋燭の灯りでこんな放送を聞いているのはとても心細くて恐ろしいものだ。

誰か助けに来てくれるだろうか?


さっきゾンビから逃げてくるときは人の気配が感じられなかった。ゴーストタウン。正にそれだった。ここは2階だからこの窓からゾンビが入ってくることは恐らく無いと想われる。もし入ってくるとすれば隣の部屋の玄関のドアを突き破ってくるだろう。

寝るときは、押し入れの中で隠れるようにして寝よう、布団をかぶって。そうすれば少しは玄関の外の世界と離れることができる。


これからどうするか。この状況から助かる術はあるだろうか?


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