2.出会い①
「すみません。自分で歩けます。大丈夫です。」
突然そう言われてビックリしたのか彼女は尻もちをついてしまった。
かわいい。
おっぱいが大きい。
その大きなおっぱいに顔を埋めたい。
ダメダメ、変なこと考えちゃダメダメ。
そう自分の欲と闘いながら手を差し伸べた。
「本当にすみません。大丈夫ですか?」
おっぱい
「大丈夫です。道端で倒れていたあなたこそ大丈夫ですか?」
おっぱい
「そうなんですか?助けてくれてありがとうございます。本当にありがとうございます。」
おい、自分。自分の中の自分。
たとえノーブラで乳首がたっていても、
谷間が見えて興奮していても、
ちょっとくらい性欲を抑えろ。
思春期だからって許さないぞ。
性欲を殺しとけ。
心から感謝しろ。
「いえ、大丈夫ですよ。人を助けるとその分自分にいいことが起きるって小さい頃に母に言われて育ったので、困ってる人を見つけたらこうやって助けてるのです。」
そう話している途中グゥ〜とお腹がなってしまった。
神よ人はなぜ腹を空かせるのだ。
なぜお腹が鳴るのか。
お願いである。
自分にだけ聞こえるようにしてくれ普通に恥ずかしいのである。
神よこの願望だけ聞いてはくれぬか。
けれど神はその願望を受け入れなかった。
それは、その後すぐ彼女のお腹もなったからだ。
お互い目を合わせ笑った。
「お礼としてご飯をご馳走してもいいですか?」
「ご馳走なんて大丈夫ですよ。自分で払いますから。」
自分で払いますから。
ということは、お誘いにはOK出しているということだな。
前世含め初デート出来るかもしれない。
また、今は前世にはあった、学生という縛りも空間も何にもない。
「助けた分すぐ自分に返ってきたということでご馳走しますよ」
「そこまで言うならご馳走してもらおうかな。何をご馳走してくれるの?」
「すみません。お金はあるんですけど、ここら辺に来るの初めてで何も知らなくてですね。はい。好きなお店に連れてってください。」
「そうなんだ。じゃあ、ついてきてください。」
彼女についていった。
街に着くと様々なお店が立ち並んでいた。
「すごいよね。この国は世界で1,2を競うほどの経済発展国なんです。ここは、魔法屋。ここは、防具屋。武器屋。あったここ、ここはとっても美味しいです。ここで食べましょう。」
僕は彼女に言われたままそのお店に入った。
「いらっしゃい。嬢ちゃん久しぶり。隣にいるものはなんだい?彼氏?」
「違います。へんなセクハラやめてください。あとこの人はそういった関係ではありません。」
「ごめんな。まぁ、いらっしゃい。席に着きぃ。」
「いつもの2人分お願いします。」
彼女は何か頼んだ。何頼んだのだろう。
そんな疑問を持っていたが別にどうでもよかった。そして、2人でテーブル席に座った。
「あの〜名前って教えてもらえたりします?」
「名乗るのが遅くてごめんなさい。私の名前はラフィアです。よろしくお願いします。君の名前はなんですか?」
「すいません。僕こそ名乗るのが遅かったですね。僕の名前は志田 勇星です。今日はありがとうございました。」
「いえいえ。君はシダ・ユウセイって言うのですね。ここではあまり聞かない名前ですね。もしかしてニッコクの国の人ですか?もしそうだったら今度ニッコクのこと教えてください。」
「すみません。生まれも育ちもどこかわからなくて。期待に応えられずごめんなさい。」
「いや、シダ君が謝ることじゃないのよ。私が悪いの。あと、互いに敬語で話すのやめよう。ねえ、シダ君」
「はい。わかりました。あっ、敬語言っちゃた。」
「改めましてもう一回お願いします。」
「あっ敬語言った。」
「これは違うよー。」
けれど自分は獣だった。
視線がおっぱいに吸い寄せられる。
そして思考もおっぱいになる。
もうおっぱいしか考えられない。
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
「おっぱ……………うあっすみません本当本当に。ごめんなさぁぁぁい。」
「そんなさっきからおっぱいばっか見て、シダ君は変態ね。」
変態と罵られて興奮する人は、僕だけじゃないはず。
ちなみにあまり罵られるのは好きじゃないのだが、これはアリかもしれない。
この後何度も謝りつつ、この世界について色々聞くことができた。
そこで分かったことは
・ラフィアは19歳。
・この世界は魔物がいて、剣や魔法などを使って倒すこと。
・この世界のお金は銅貨→銀貨→金貨の順に価値が上がるらしい。神からの話だと金貨1枚1万円らしい。
・この世界には国が46国あってこの国は経済発展国らしい。でも東京のスケール10分の1だと思った。
・また、この世界には小説やマンガ アニメなどもなく。シャーペンやボールペンなどの文具もないらしい。
そんなことを話しているとワインとパスタのナポリタンらしきものが出てきた。
「2つとも食べてみて、絶対気にいるから。」
前世で食べた物と変わりなさそうと思いつつ食べたが物が違った。
「美味しい…」
一口食べた瞬間僕は涙した。
この懐かしい味付けが心配と不安でやられていたこの心を落ち着かせ、この新しい食感がこれからの新しい人生に喜びと愛の歌を歌ってくれているようだ。
そう心を震わせながらすぐに完食した。
ワインは流石に飲みたくはなかったのでラフィアにあげて、自分のはオリジュースとなるものを頼んだ。
味はリンゴとナシを一緒にジュースにしたって感じでした。そりゃあ不味いわけがなく普通に美味しかった。リピありですな。
「よかった〜。口にあって〜。」
気づかなかったが、自分が美味しそうに食べていてラフィアは嬉しかったらしい。
ニコニコして食べたらもっと喜んでくれると思い、ニコニコしてジュースを飲んでいたら「不気味で怖い」って言われました。悲しいです。
僕がジュースをコップ一杯分飲み終えた時にはラフィアはワイン瓶を3つ飲み終えていた。
それから少しのんびりして会計をした。
ご飯代は銀貨1枚と銅貨5枚だった。
日本円でいうと1500円ってところだ。
結構安い。
ワイン瓶あんなに飲んでたのに。
こんなに安いならもっと食べてたら良かったな
次の楽しみにとっておこう。
それから宿屋に泊まるため
宿屋を何件か回ったが一部屋も空いていなかった。
「しょうがない。特別に私の家に一晩泊まらせてあげよう。これは特別だぞ。」
「いいんですか。じゃあお言葉に甘えて泊まらせてもらいます。」
と口では言えたものも心拍数と下心は抑えきれてなかった。
もしかしたら。
あんなことやこんなことをするかもしれない。ワクワク
「今から転移魔法使うから私の手握って」
えっこれって手を繋ぐってこと?
女の子と繋いだことないよ
え、いいの?
「いいから握って。あ、いいや、もう握ってやる。ループ」
僕の初めてはラフィアに奪われたのだった。
いや~でも〜一緒の家で寝れるなんてなんと幸運なのか。
このまま無料で泊まるわけにはいかない。少ないかもしれないがこれぐらい渡そう。
「今日は本当にありがとうございます。今日一日のお礼として金貨10枚受け取ってください。」
「ありがとう。でも別にいいかな。自分も働いてお金もだいぶ溜まってきたし。あとご飯奢ってくれたしね。自分のために使いな。そのかわりに明日一日私に付き合って。」
今付き合ってって言った。
生まれて初めての告白?
いや、冷静になれ明日一日だけだ。
大丈夫。彼氏彼女の関係ではない。
「わかりました。いいですよ。」
そして夜は同じ部屋で寝た。
真夜中。
急に起こされた。
ラフィアは裸だった。
「おっぱい見たかったんでしょ。見せてあげる。下の方大きくなってきたね。かわいいねぇ」
テーブルに視線をやるとお酒の瓶が8つ転がっていた。酔っているのだろう。
童貞卒業できる好機だと思ってたが、
襲われる早く逃げなきゃという謎の童貞保守魂が発動して外にに出て逃げてしまったのだ。
つまり心の準備が追いついていなかったと思う。
また、
ラフィアは泥酔すると性欲がカンストするみたいだ。
外に出たのはいいが、
家の周りには明かりがなく、辺りは真っ暗だったが空には満点の星空が広がっていた。
とりまここで寝るか。
僕は近くの芝生で一晩を過ごした。
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今日の支出 銀貨1枚 銅貨5枚
内訳
ワイン瓶 銅貨1枚×3
ワイン1杯銅貨1枚×2
オリジュース1杯
銅貨1枚
ナポリ 銅貨4枚×2
収入 無し
残りの金 金貨999枚銀貨9枚銅貨5枚




