今会いたかった君。
掲載日:2018/01/19
1945年の冬…君はどこにいたんだい?
今でも、目を閉じれば浮かんでくる君の眩しい笑顔…あの頃の心の支えだった。
「俺は神風になって、みんなを救う!」
そう言って飛んでいったきり、帰ってこなかったね。
あの戦から、何年経ったかは覚えていないけれど、この国は世界中の人が集まるお祭りまで開けるようになったよ。米兵とにらめっこしていたあの頃とは大違いだ。
怒号と血が飛び交っていたここも、今や職人の掛け声と汗が飛び交っているよ。
昔の人達には申し訳ないけども、あの頃よりも数百倍いいとこだよ。
でも、僕はやっぱり君がいないと寂しいや。
あの眩しい笑顔は、もう二度と見られないと思うと…そんな思いで今まで過ごしてきた。
数日前くらいかな、僕の左胸が痛いんだ。それに熱い。
そして今、病院で眠ってる。
何故だろうね、僕の正面に君がいるんだ。なんで真顔でいるんだい、笑っておくれよ、君の笑顔は僕の…ああ…やっぱり君の笑顔は眩しいや…




