再会と揺れ動く感情
すもも、申し訳ございません!神喰べるオンラインやったり働いたりでめっちゃ
期間空いちゃいましたぁぁ!!
「お前ら揃って盗み聞きとか趣味悪いな」
「人聞き悪い事言わないでくれる?これは勝者としての特権なのよ」
「特権もクソもないだろ!そもそもアキラはどっちかっつったら敗者だしな!」
アキラを指差して言うと、当のアキラが溜め息を吐いた。なんだよその反応。
「俺が本気出したらお前イチコロだぞ…」
「え、マジで!?」
まさかあの全力を出した熱い拳と拳の戦いで手加減されてたとかショッキングだわ。マジかよこいつ、有り得ねえ。
そんな俺の心境を読み取ったのか溜め息した際に瞑っていた目を片方だけ開いて付け足した。
「まあ肉弾戦ではやっぱりお前の方が上だったわけだけどな」
「お前インテリゴリラだったもんな」
「それ言ったらお前もハゲゴリラじゃねえか!!」
「はっ!」
どうやら俺は墓穴を掘ってしまったらしい。
しまった、と目を見開いた俺の反応に馬鹿かこいつとでも言わんばかりに片手で顔を覆い首を振るアキラを見て、不意に前の世界での光景が被さって懐かしく感じた。と言ってもまだ数ヶ月しか経っていないわけなんだが。
そんな中、再会の嬉しさのあまりにテンションが上がる俺とアキラに挟まれる様な位置に立っていたユリカが首を傾げながら眉を顰めた。
「ちょっと待って。もしかしてアンタ達知り合いだったりするの?」
「そうだけど…」
俺がユリカの疑問にそう答えると一瞬目を見開いたユリカが急に俺の両肩を掴んだ詰め寄ってきた。なんて大胆なんだろう。
「それってもしかして記憶戻ってるって事!?」
「うげぁ!ぁ、ああ、そうだけど!?」
今度は胸ぐらを掴まれ前後に振られる。お陰で舌を噛んでしまった。
カクンカクンと首を揺らしながら流れに任せていると、途中でパッと手を離され尻餅を突いた。当の本人は既に腕を組み何かブツブツ言っている。
「いってて…急に離すなよな」
「じゃあ、魔剣の件は…」
尻を叩いて立ち上がる。
「勿論思い出した。魔剣の在処も全部な」
「ほ、本当?本当なのそれ!?」
「ああ、本当…だけど…その」
ユリカは魔剣の事で必死で気付いていないんだろう。もうわざとなんじゃないかと思う程に密着しているので豊富な胸が俺の胴体で淫らに押し潰されているのだ。プラスで上目遣いアンド首を傾げるのコンボはせこい。
当然、俺はこんな経験をした事がないので戸惑ってしまう。なるべく見ない様に顔を背けて指で胸を指し示す。
「胸、胸が、なぁ…?」
「あっ…」
バッと胸を隠す様に押さえて離れるユリカを見て取り敢えず警戒してみる。油断していると「ツヨシ君のえっちぃー!」の掛け声と共に強烈な一撃が飛んでくる。
「ご、ごめん…」
「お、おう…」
だが返ってきたのは予想を反してむず痒くなる様なしおらしい謝罪だったので俺も気まずさを感じつつそんな返事をしてしまう。
何だ、何で今更こんな可愛いヒロイン的な雰囲気出し始めるんだこの図々しいが座右の銘の少女はぁ…!!
俺の脳内では胸を押さえて悶えるチビ俺がそんな叫びを上げていた。
「なんか良い雰囲気のところ悪いけど俺の存在忘れてないか?」
「はっ!」
今度は俺とユリカが声を揃えるのであった。
「魔物」
何処からともなく生まれる生物で、愛玩動物とは違い本能的に敵意を持っている。
愛玩動物をベースに形成されていてその正体は人間に無惨に殺された愛玩動物達の生まれ変わり。
故に人間に対して敵意を抱いて襲い掛かって来る。因果応報?
ギルドでは討伐の証として魔物の一部を持ち帰ると報酬金を得られる。




