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RETURN ~少女好きの俺が悪者を倒す~  作者: 半裸紳士
王道横溢編
41/81

D撃破!

たまに変換がおかしくなって萎えるんです。

今回もまた短めです。


ツヨシとアキラが死闘を繰り広げている一方、ジェイル達はアキラ以外のDクラス代表四人を追い詰めていた。

ジェイルとルリーシャが突っ込んで盛大に暴れ回り、生徒が攻撃から回避した先に向けてエレキノが魔法を撃ち込む。そして仲間が攻撃を受けそうになればテトラの防御がダメージを妨げる。

この一連のコンビネーションを幾度も繰り返していくうちに元々落ちこぼれの多いDクラスの生徒は疲労を見せ始め、防戦一方になりつつあった。要と思われるアキラはツヨシとの死闘に集中して加勢する事が出来ないので尚更だ。

ちなみに作戦指揮は全てエレキノが執っている。


「さあ、追い詰めたぞ!」


ジェイルが鎌の刃を一人の生徒の首に宛がえ、そう宣言した。ルリーシャも距離が空いているとは言え、隙すら見逃すまいと槍の切っ先を生徒に向けてただ無言を貫き通している。エレキノも便乗する様に魔力を実体化させて生徒へ放つ準備をしており、最後に残ったテトラはただその様子を盾から覗く様にして見ていた。


「くそ!こ、降参だ…」


ここまで徹底して警戒されていれば例え策を用意していたとしてもDクラスの実力ではどうする事も出来ない。勝ち目がないと判断したのか、Dクラスの男は悔しそうに顔を背けて降参を宣言した。

同様、他の三名もそれぞれ降参を宣言した。残るはアキラただ一人。


「ふふふ、後は任せたぞ!我がライバルよ!」


光となって消えていく召喚武器を余所に、ジェイル達はツヨシへと注目するのだった。



頬。顎。腹。次々と繰り出される攻撃をかわしつつも、俺は徐々にアキラを追い詰めていく。経験の差、とでも言うべきか。

俺は異世界での鍛錬を除いても体術に関しては何年と積み重ねた経験がある。さらに異世界の動きを取り入れた事でさらに磨きも増しているのだ。アキラも探偵にしては中々の実力派だがそれでも世界には届かない。

俺も、世界に挑んで何度も敗北しているから分かる。


「ぐっ、この動き…!まさかっ…!!」


不意に、俺はアキラの拳を受け流して素早く背後に回り込んでみせる。元の世界で何度もアキラに披露した動きだ。見覚えがあって当然だろう。

驚愕を隠しきれない様子で振り返ろうとするが時は既に遅し。俺の手刀は容赦なくアキラの延髄へ打ち込まれた。今度こそ、アキラの意識は飛んだ。


「つ、よ……し」

「ああ、ご名答だよ。相棒」


気絶したアキラを受け止め、俺は見守っていた皆に親指を立ててみせる。


『し、試合終了!!勝者、Cクラス!!』


直後、馬鹿でかい歓声にアリーナが震え、俺の鼓膜を破らんとしてくる。何気に一番の敵は歓声だったりする。

アキラをDクラスに引き渡して皆の下に戻る。Cクラスの皆は既にSクラスを倒す気でいるらしく、準備運動を始めていた。誰が当たっても可笑しくないのでその行為は無駄ではない。

しかし今になって準備運動とは。これまでの試合は準備運動にすらなっていなかったようだ。恐るべしCクラス。

だがとうとう次が決勝だ。Sクラスとの試合。あわよくばこの場でユリカと決着をつけたいところだ。

俺はただ静かに、Sクラスを呼ぶアナウンスに耳を傾けるのだった。

「神級邪悪獣」

人知を越えた力を持つ化け物達の総称。レ・オアクーもそのうちの一体。

作中では出てくるか出てこないか分からないがレ・オアクー以外にも複数体の化け物が

存在し、それぞれが何かしらの馬鹿げた力を持っている。基本悪扱いなので問答無用で

倒しても可。

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