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魔族を滅ぼせ(仮)  作者: 勇ちゃん
第二章
9/10

決着『テンガ・ティンガ戦』

じりじりと、テンガは間合いを詰めてくる。

だが俺もじりじりと、後ろへ下がる、下手に動けば、一瞬で首をはね飛ばせる、距離を保つテンガもその事が分かっているのか、下手に動かない。


「どうした?来ないのか?」

「そっちこそ、来いよ!」

先程からこの会話の繰り返しだ。


ユキナ視点


唐突にジン君が、100メートル程離れたと思ったら、魔神のようなテンガがジン君の前にいるじゃない。


微妙にだけど、お互いの距離を縮めたり、遠ざかったりと、私なら気が滅入りそうな、睨み合いが続いてますわ!


あっそうそう、ティンガはジン君の投げたナイフで転げて、衝撃で首を地面に打ち付けて気絶してますわ。


「ユキナ様、あの魔神に止めを」


そういって主人を守れぬ親衛隊のタイトは、剣を渡してきた。


「できませんわ」

「でもしかし?」

「ほら見なさい、相手は気絶してるのよ、気を取り戻す前に縛っておきなさい。」

「分かりました」

少し寂しそうなタイトですが、無視しておきましょう。


「ジン君ー頑張ってー」


叫んだが、眉一つ変える事なく静かに頷いた。


ジン視点


ユキナが何か叫んでいたが、何も聞き取れなかった、とりあえず頷いておく。

『コクン』


テンガはまだ、こっちに立ち入ろうとしない、そろそろ決めたいのに。


「バルバロッサー一つ問おう!

なぜ貴様は、魔族を狙う?」

「う~ん知らないねぇ、気分?」

「気分とな!ハッハッハッハー仕方ない、殺すしか道は無くなった。」

そう言いつつ、テンガは後ろに下がって行く。

変な動きをされても困るので足下をよーく見ておく。


「では参る!」


参るってテンガ変な性格してるなぁ!

『ザッザッザッザッ』

テンガは速度をあげ、こちらに迫ってくる。

きずいたときには、テンガは目の前に居た、そして右拳で腹めがけしたから、突き上げられる。

『パーン』

だが遅い。

「ウッ!きっ貴様ー!グファー」

なんとも呆気なかった、テンガの拳を受け止め、お返しにテンガが反応できないスピードで腹を50数回殴り続けた。

「バルバロッサー」

と言い残し、テンガは息を止めた。

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