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魔族を滅ぼせ(仮)  作者: 勇ちゃん
第一章
2/10

魔物討伐実習

「ファー」

目が覚めあくびを一回、今日も気持ちの良い朝だ、夜の事を思い出してみたが、あまり記憶が残っていない。

ただちっちゃい、精霊に力をあげると言われたことと、光に包まれた事くらいしか、覚えていない。

「何だったんだ?」

辺りを探してみるが、肝心の本は何処にも無い。

とりあえず、仕度をし学校に行かなければ。

「母さん、おはようさん」

「あら、今日は早い目覚めね!」

「そうかな?いつもと同じだよ!」

と言いつつ、時計を見た。

いつもより、三十分早く起きていた。

「まぁ良いわ、早く朝御飯食べて」

「いただきます」

今日の朝は、目玉焼きにトーストとコーヒーだった。

「今日の授業は、何をするの?」

「そうだな~確か門をでて魔物討伐実習だったかな!まぁ楽勝だよ!」

「そう、じゃあ怪我しないように、頑張ってね。」

「うん、ありがとう。」

朝ご飯を食べ終え、部屋に戻り寝癖を整えて、学校え向かう事にした。

「行ってきまーす」

ネジネジ.......ガコン

いつ開けても、めんどくさい扉だ。


・・・・・・・


学校に着いた。

靴箱で上履きに履き替えた所で、クラスの中で最も悪い男が声をかけてきた。


「ジン!今日は早いじゃねぇか、とりあえず購買で、カニクリームコロッケパン買ってこい!一分だぞ、良いな?」

最悪だ、朝からパシられる何て。

「分かった!じゃあ150円だよ!」

「はぁぁぁ!てめぇの奢りって決まってるじゃねぇか」

そんな約束した覚えは無い、イヤむしろこいつと喋るのも今日で三回目だ、一回目は入学式で二回目は教室掃除当番を一方的に、任して来たときだ。

「奢りなんて嫌だ!君に奢るくらいなら、クリスさんに奢る」

うわー喧嘩売っちゃった~。

「お前誰に、言うてんだ?」

もうやるしかない、かなり眉間にしわがより、瞳孔が開きっぱなしだほぼデメキンみたいだ。

「おい、ちょっとついてこい」


・・・・・・・・


学校の門を出て三分の所にある、公園まで連れてこられた。

「おい、謝罪の言葉わ?」

そんなのねぇよ、どうせ謝っても殴られるなら、先手必勝だ。

「申しわ」まで言いつつ、右拳を相手の眉間めがけて、振り抜いた。


ブチ......ボト


目の前の不良は、頭が落ちており胴体だけが、俺の目の前を塞いでいた。

「てか、何が起きた?」

てか人殺しをしてしまったんじゃないか?

これはこれで、放置はまずい。

と思い、とりあえず隠すため、地面を掘る。

・・・・・


掘り終わった。


そこに不良の胴体を落とし、最後に不良の頭を拾い、目を閉じさせ、今の力の真相を確かめるため、少し残酷だが、穴の中に持てる力を振り絞り、投げ込んだ。


ズコン


すると、不良の頭は、地面にめり込み、胴体よりも地中に埋める事に成功した。

上から砂をかけ、ちょうど近くに置いてあった、生コン車の中の固まる前のコンクリートを集め、穴の上を補強するように、かけておいた。


「フゥ、やっちっまった。」


はぁぁ、とりあえず学校に行こう。


何事もなかったかのように、教室に入り席に着いた。

先生が、教室に入ってきた。


「あれ~トシ君来てないなぁ?誰か知らない?」

ばれませんようにばれませんように。

「先生~!登校してるとき、ジン君と一緒に居るところ見ました~!」

ヤバイあいつ誰だよ、あっ地味でデブのカナエだ!

「先生~!声をかけられただけで、そっからは、何も知らないです。」

「そうですか、トシ君は今日欠席と!」

ふぅ何とかやり過ごした、よかったよかった。

「では、授業を始めます。なので全員門を出る準備をしてー」


応急薬に医療セットの入った鞄を持ち、校庭に集合した。


「それでは今から、魔物討伐実習を開始します。

魔物を一匹討伐し、証拠となる魔物の一部を持ち帰ってきて下さい。

チームを組むもよし、一人で狩るのもよしとします、でも無理はしないように、魔神に接触したら直ちに逃げること。わかりましたか?」


「ハーイ」

クラスの皆が一斉に、先生に返事をして街の門に向かい、走っていった。


「あれジン君?行かないの?」

「行きますよ!ちょっと考え事をしてただけです。」


この力は、どの程度まで使えか未知数だが、全力を出せば人の頭と胴を切り離す事はできる、コントロールが必要だ、だからまず皆を観察しながら、戦闘に参加しよう。


門に着いた。


街を出てすぐ近くの魔物は、普通にナイフを刺しまくれば、いずれ死ぬような貧弱な奴らだから、大丈夫だろう。


「クックソー」


ん?あそこに居るのは、カナエだ!さっきは俺の事を売ろうとしやがって、苦戦しているようだが、ちょっと見とこう。

魔物は、オオカミが突然変異して、頭から、大きな約30センチくらいの角がはえており、普通のオオカミなら黒と白なのだが、魔オオカミは黒い、ただ黒い。


カナエは、ナイフを構え魔オオカミめがけて、一直線に走ったが、右腕を噛みちぎられ、大量の血ヘドを吐いている。


そろそろやばそうだな、助太刀してやるか。


「どけ~!」

俺はカナエの首根っこを掴み、街の門の方え力一杯投げた、カナエは一応女だが、地味デブなので眼中に無いが、まぁ目の前でクラスメイトが死ぬのは、さすがに見たくなかった。


魔オオカミは、俺の方え走って来ている。

「フンッ」

パキンッ

かんだかい音と共に、魔オオカミの角をへし折った。

『ホォォォ、ホォォォ」

仲間を呼ぶかのように、辺りを見回しつつ吠え出した。

「終わりだ!」

魔オオカミの首筋を掴み360度捻る。

『グルル......』

魔オオカミは、息を引き取った。


先ほど折った角を、カナエめがけて放り投げ、また新たな魔物を探しに、カナエの近くを後にし、更に突き進んだ。


カナエ視点

何なのあいつ、いきなり横から入ってきたと思ったら、首根っこを掴み投げ飛ばす何て、レディにたいして、失礼だわでもあの時割って入ってくれなかったら、今頃わたしは、魔オオカミに右腕どころか、全身を噛まれたかもしれない、運が悪ければ、逃げ切れず食べられたかも知れない。

助けられて、ちょっとだけホットした。

しかも、あの力何?

あんなに目立たない、男があんなに強かったなんてあれほど、強ければ魔族に勝てるんじゃないかな?

あれ?魔オオカミの角だわ、確かさっきこっちに投げてきたよね、くれるのかな?

まぁ一応あるし先に戻らして、もらおうかしら。


「ジン君、ありがとう」

ジン視点


助ける気はあまり無かったのに、デブが何か言ってるよ。

はぁぁ

もう良いや、とりあえず魔物を探すか。


すると、大量の血痕を発見した。


血は、まだ新しく血の色は、真っ赤だ。


血は、引きずられた後があり、茂みの奥に続いていた。

それを頼りに、更に茂みの奥に足を踏み入れた途端...........


「うぇぇオぇぇぇ」

俺は吐いた。

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