第1話 特別入学しちゃった!!
見てくださった方はぜひ評価をお願いします。
また、コメントがあると本当に嬉しいです。
皆様の呼んだ感想をお待ちしております。
素直なご感想で結構です。
男装ガールというこの小説の原作小説(空井美保作)は
美男ですねというドラマが日本などでリメイクされる前から
作り続けていた作品ですので、ご覧になった方は
「美男ですね」のぱくりじゃないかと思う方もいると思いますが
改めてご理解くださることを願います。
わたしは桜木癒亜、今年から16歳になる高校生である。
性格は引っ込み思案&人見知り。
見た目は自信なし。
髪はロングで中学校はパーマがOKな学校で
現在も毛先はパーマをかけている。髪の色は茶色。
わたしは普通の学校に行きたかった。中学校3年生の最初の頃までは。
いじめがわたしを襲った。
好きだった男子もわたしを軽蔑するかのようにわたしをいじめた。
トイレで泣いているわたしを気にかけてくれる女子がいるかと思えば
バケツに汚い水を入れてそれをかけるだけのために仲良くする女子ばっかり。
大親友はわたしをかばってくれたけどその親友までいじめられ
自殺しようとして自分の腕をカッターで傷つけて、家で倒れていたところを
母親に見つかって、現在長期入院中。
中学1,2年生とわたしのクラスの担任だった先生は
現在、鈴蘭宮寮学園の先生をやっているらしい。
高校入学前にその先生から手紙が届いた。
君を特別に寮学園に入学させてあげます。
男子の中に女子一人なので嫌だと思いますが
それで満足できる学生生活が出来るというならば
全国入学式日でもある4月6日に寮学園に来てもらいたい。
嫌なら来なくてもいいです。
こう書いていた。
もしも、こんなチャンスを逃したら、またいじめにあうかも。
男子の中に女子一人はさすがにきついけど
わたしにしかない思い出が出来るかもしれない。
そう思い4月6日の午前に出来るだけ男子っぽい服で寮学園に行った。
男子の顔はアイドル並みにカッコイイ・・?
こんな学校なら絶対に行ってみたい!
「ここに特別入学させてください!お願いします・・・。」
「分かりました。今日からあなたはこの学園の生徒になります。」
「は、はい!よろしくお願いします。先生・・。」
「第3寮の17番の部屋、ひとつ空いてるから、そこで寝てください。」
第3寮の17番・・。
学校と寮の建物ってくっついてると思ったら
3メートルくらい歩かないとダメなんだ。
まぁ3メートルって歩いたっていうのかな?
あれ?ひとつ空いてるってことは2人部屋なんだ・・。大きさからにして。
17番室下:薊 涼介 上:桜木 のん
あざみ・・りょうすけ・・か。
「あ!桜木先輩。初めまして。薊涼介です。」
「先輩?」
「あぁ。俺は現在15歳。中学3年生です。入試で2年前からここにいます。」
「あなたも特別なんですね!エヘへ・・!」
顔も性格もすべてタイプ。
いわゆる片想いになっちゃった?
どうしたんだろう・・わたし、なぜかドキドキする。
年下の彼に・・。
身長も精神年齢もわたしより上なのに、年下なんておかしい。
そこにまた違ったイケメン男子が・・。
「んぁ。俺、3寮長の石乃宮雫よろ。」
「よろしくお願いします。」
「わたし!3寮保険マネージャー17歳の水元加奈です。」
「はい!女子がいて嬉しいです!」
加奈さんがわたしの耳元でこうささやいた。
男子寮にいると、毎日のように夜に何かあるから。
あなたも注意することね。
これからのあぶないひと時、みなさん、お楽しみください。