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第12話 なんと前世からの――
「あ~イタイ。ちょーイタイ。イタイんですけど。ごめんなさいは? ごめんなさいって言え」
「肩の穴はもうふさがっているだろう?」
パイプでその肩をさして、ヴォワ。
「ものすごい早く治ったけど、治ればいいってもんじゃないと思う」
「私たちの技術力の高さにひれ伏したまえ。
ほら、家についたよ。さあお茶の一つでも出しておくれ」
「……やけに胸をはったお客さんね……」
ぶつくさと文句を言いながらもハイ=ルミナは玄関ドアを開け――ようとしたところで気づいた。壊れている。そう言えばヴォワに蹴破られたのだった。しようがない明日早速直そうと深く息を吐いて家へとイン。電気をつけてキッチンへと向かった。
「そうそう!」
「ん?」
リビングへと向かったヴォワたちに聞こえるように少々声をはるハイ=ルミナ。
「作品造るところ見せてあげるから二人のなれそめ教えてよ!」
「おや、いいのかい?」
「ちょっとだけ興味が出てきた!」
キランと輝くエアラリスの眼光。まってましたとばかりに。
「わたしたちはですね、なんと前世からの――」
「あれはそうだね、今から二年前の話だ」
「無視⁉」




