表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/125

9 戦闘民族?



 歴史のお勉強は一ヶ月程で終了した。

 長いような短いような期間。正直判断しづらい。

 一ヶ月歴史のみ勉強なんって経験無いからね。

 それより…

 私は叫びたい。


 魔族ってなんなんだよぉ!!


 人族が悪なのはわかった。

 エルフ、ドワーフ、獣人たちが被害者なのもわかった。

 だけど、魔族。お前だけはわからん!

 なんだよ、闘争心持て余してるって、どこかの戦闘民族か?野菜人なのか?負けそうになったらごめんなさいしろよ!

 

 ここまで魔族への不満を言ったが、人族以外の種族からはヒーローなのかもしれない。

 ちなみに、現在の人族奴隷制度なのだが、魔族が考えたのではなく。他種族が考えた制度らしい。

 人族恨みかいすぎでしょ…


 だが、歴史を勉強して人族が悪なのはわかったのはいいことだ。だからと言って「私も人間殺そ!」なんてできない。

 ならどうする?人族は悪。でも私は前世は人間なのだ。前世とはいえ同じ種族だったのだ。少し同情心も湧いてしまう。

 人族の罪も過去のもの現在の人間は関係ない。 

 だがそれは、第三者の意見でしか無いのも事実なのが辛いところ。


 ではどうする?

 決まってる私が今できること!それは




 無い!!

 

 よし!現実逃避しよう。

 私は考えるのをやめた…


 私が考えるのをやめて半年近くが経った。

 その間もお勉強は続いている。簡単な計算や魔法(座学)や体育(戦闘訓練実技)を学んでいる。

 当然教えてくれるのはおおじいさまことゴマンである。

 おおじいさまは250歳と聞いているが、体育の時の動きを見ると歳を忘れそうになるほど機敏に動いてくる。あと力が強い。

 いなす事ができなかった時は、おおじいさまの拳を腕で受け止めた時に簡単に骨が折れた。

 ひ孫の骨を簡単に折るな!

 折れた骨は1週間で完治した。

 流石魔族戦闘民族なだけあって治癒力が高い。

 幸い怪我完治するまでは、体育はお休みなのがよかった。

 魔族は戦闘民族だから骨が折れていても戦っていたら治るとか言われたら家でする自信があった。

 やはりと言うか私の身体のスペックはかなり高いらしく、おおじいさまが手本を見せてくれた、攻撃のいなし方は直ぐに覚えられた。

 この身体私以外の人が入ったほうが有効活用できそうなのが少し悲しい。

 

 日課の訓練のお陰か、私の戦闘力もかなり上がった。でも未だにおおじいさまに一本すら取れていない。

 かなり手加減はされているのに一本取れないのが解せぬ。

 やはり、私がこの身体を使い熟せていないからだろう。


 

 私が魔族になって2年と少しが経った。朝、頭に違和感を感じた。

 余談

 魔族は5歳で成人とされます。この世界は人なら15歳で成人です。魔族の2歳の見た目は人の10歳ころです。それからの成長は人族と同じです。老けるのはゆっくりですが…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ