6 お勉強(歴史・続)
エルフと獣人が大陸の中央にて初めての顔合わせでした。勿論友好的にはいきませんでした。
エルフは大陸中央を【我々の領地】と言い張り、獣人も【一族の領地】と言い張ったのです。
エルフは獣人を獣人はエルフを侵略者と思い戦争が始まったのです。
獣人は爪と牙を武器に高い身体能力で襲いかかりました。
エルフは弓と魔法を武器に迎え撃ちました。
大陸初の異種族戦争とされています。
獣人は魔法が使えません。魔法を観るのはこの戦争で初めてでした。
獣人はエルフよりも多く死にました。
ですが、けしてエルフが優勢と言う訳ではありません。
エルフは数が少なく1人が死ぬとかなりの痛手でした。
エルフと獣人の戦争は泥沼の様相を呈してました。
そんな所にドワーフが来ました。
エルフと獣人の戦いを観たドワーフはあらかたを察し、獣人陣営に入りました。
何故ならエルフとは致命的に相性が悪かったからです。エルフは森と生きる種族です。
それに対し、ドワーフは鉄を加工するため、木を切り、燃やすからです。
結果、エルフは大きく数を減らし敗走一歩手前までやられてしまいました。
ですが、そこで魔族の登場です!
魔族は負けそうなエルフに加勢します。
何故負けそうなエルフに魔族は加勢したのか、その理由は簡単。
劣勢な方が戦いを楽しめるからです。
魔族は元々戦い好きな種族。今までは身内内で小さな戦争をしていましたが、違う種族の標的ができたから、そちらへと刃が向けられたのです。
エルフは心強い味方を手に入れました。
魔族は魔法が使え、身体能力も高いのです。エルフの様な魔法使いもいれば、獣人の様に身体能力が高い者も、ドワーフと力で負けない力自慢もいました。
それによりエルフ陣営は劣勢から抜け出す事ができました。
ですが、また戦争は泥沼へと戻ってしまいました。
そんな所に、遂に人間が現れました。
次回で歴史の話は終わりです。