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6/11

二十九歳

●曲自体の出来は悪くないが、「詰め込み過ぎ」に感じられるところも。


【収録曲】


1.何才

2.アンビバレントダンサー

3.ファンファーレがきこえる (Album Mix)

4.GHOST TOWN

5.yellow

6.そんなに好きじゃなかった

7.The Cut Feat. RHYMESTER (Album Mix)

8.ERAい人

9.方舟はこぶね

10.The End

11.スクランブル

12.UNDER THE STAR LIGHT

13.PERFECT BLUE (Album Mix)

14.ひかりごけ (Album Mix)

15.魔王

16.カナリア


 Base Ball Bearが2013年にリリースしたアルバム。彼らは以前に『十七歳』というアルバムをリリースしましたが、その時と比べると学生時代的な「甘酸っぱさ」は薄まっており、その分シリアスな要素が強くなっているように思えました。そういう意味では、前作の『新呼吸』と地続きになっている印象を受けます。また、跳ねたリズムで進める『GHOST TOWN』やヒップホップグループ・RHYMESTERをゲストに迎えた『The Cut』、どんよりした空気が曲全体を覆っている『光蘚』のように、新しい試みが見られる曲もいくつか収録されています。


 個人的に印象に残ったのは最後の2曲でしょうか。『魔王』は明るい曲調とある種のネガティブさを含んだ歌詞が特徴的ですし、『カナリア』はアコースティックサウンドを聴かせる終始穏やかな曲……と見せかけて、アウトロで軽快なロックナンバーに突入するのがユニーク。映画のエンドロールに流れるNGシーンを見たような気分にさせられます。


 ただ、今作は全16曲と結構なボリュームなのですが、前述のように新しい試みの曲もいくつか収録されているとはいえ、基本的に4つ打ちのリズムを中心にしていますし、そこまでバリエーションが広いわけではないので、そういった曲が約75分も続くと少々ダレてしまったところも。曲自体の出来は悪くないだけに、その観点からすると「惜しい」と感じられるアルバムでした。


評価:★★★★

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