前を向いて、精一杯の強がり
今まで誰よりも
自分のことを嫌ってきました
僕は誰からも好かれるような人間じゃないって
恐らく誰よりも
自分を許さずにここまで来ました
もちろん他人は
僕のことなんて興味ないって
分かっているけど
とにかく
自分が嫌いで
傷付いて
逃げて
籠もって
今も変わらず
外の世界が怖いまま
そんな自分が
憎くて
嫌で
こんな無様な姿のまま
終わりにしたくないって
否定し続けることで
どうにか立ってきたつもりです
でもそれも
もうそろそろ終わりなのかなって
僕が嫌いな自分は
僕が許せない自分は
弱くて みっともなくて
何一つ成し遂げられなくて
人に胸を張れることのない
僕が忌み嫌い続けてきた僕は
ベッドからロクに起き上がれもしなかった
あの地獄みたいな日々を
悲しみと吐き気しか湧いてこなかった
あの時間を
耐えてきた僕なんだって
今更になって
気付かされたから
強いかもしれない
今の僕よりずっと
もう二度と戻りたくないと
胸に刻まれている
あの時間を
耐え抜いたのだから
おかげで
今の僕がある
明るい未来なんて
相変わらず予感もなくて
今も怖いものだらけ
息が詰まる毎日だらけ
それでも
こうやって気付かせてくれた人たちがいるように
少しずつ
一人ぼっちとは
言えなくなった僕が
小さな一歩でも
自分から
誰かへと近付いていこうとする僕が
ここにいるから
僕はもう
僕を嫌うこと
できないかもしれない