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千年振りの会話

しばらく千年振りの~というサブタイになります。

大体のことが千年振りなので仕方ないね(;^ω^)

今回は少し短いです

申し訳ない

一旦状況を整理しよう

神を殺してから転移陣に乗った俺は気が付いたら

異世界らしき場所に飛ばされていた

嘘付いたわ

自分で飛んだんだったな

誰かのせいにしちゃいけないな

とまぁそんな訳で千年振りの地上を満喫していた俺は

気付けば迷子になってた

ついでに全裸だってことも気付いた

・・・後から気付いてばっかりだな

それから宴会してる系山賊に遭遇した俺は

これを一味ごと殲滅、ボスの台詞から考えるに『攫った』って言葉に過剰反応しちゃったみたい

仕方ないね、神と同じことする方が悪いね

気が緩んだついでに尿意を解放

攫われた女性が自力で脱出したようで

惨劇の中心で解放中の俺と見つめ合ってる←今ココ

とか言ってる場合じゃないね

間違いなく変態だね

変態ならまだいい方か、山賊達の死体の真ん中で全裸で致しちゃうとか

完全に異常者のすることですよ


そしてここからが難題だな

まだ女性は目の前のことが認識出来ていないようだ


ここは先に声を掛けこっちのペースにしてしまおう

「これは」

「キャーーー!!!」

悠長に考えていたせいか

先手を取られた

千年ボッチに会話の流れが読めるわけなかったわ

「あんたなんでそんな恰好でそんなことしてるの!?」

うーんごもっとも

「まぁ落ち着いてくれ

 俺のことはここを出てから説明しよう」

こんな血生臭いとこに長居はごめんだし

誰のせいか?俺だがそんなことは関係ない!

「なんで逆にそんな落ち着いていられるの!?」

「じゃあ行くぞ!」

「その前になにか着てよ!」

うーんごもっとも

さっき見て覚えたアクアランスで全身を洗って、清潔そうな布で拭く

おっさん山賊達の私物から

血がついてない服を貰って着る

下着は着けない、おっさんの下着は嫌だからね仕方ないね

漸く服を着ることが出来た

文明人だったと思われる俺は全裸でもなんら問題なく過ごせていたが

やはり服を着ると文明レベルが上昇したように感じられる

「んじゃ外行こうか」

「ええ、私も奪われたもの取り返したしここに用はないわ」

洞窟前の宴会現場で対面に座り説明する

一応ここに至る経緯は全て話した

「信じられない話だけどここの山賊を・・その・・は、裸で全滅させる実力があるのは確かね」

「今更なにを恥ずかしがっているんだ?」

「なんであんたは恥ずかしくないのよ!」

「それになんであんたさっきアクアランスなんかで洗ったのよ。

 攻撃魔法で全身洗うなんて前代未聞すぎるわ」

まぁそれは身体が丈夫だからとしか説明できないな

「それよりもこれからどうするんだ?」

「ここから最寄りの街に行って今回のことを報告するつもりよ」

この返しを待ってたんだ!

「・・・お、俺も連れて行ってくれないか?」

どもってしまった

話をすること自体は平気だったが

やはりお願いするとなるとなんだかよくわからんハードルがあるな

「・・・そうね、構わないわ」

非常に長い葛藤があったみたいだが無事了承してくれたようだ

初対面が血塗れ全裸で死体の中心で放尿する奴だからなー

何はともあれ千年振りに文化的な生活を送れそうだ


千年振りの会話はとても楽しかった

ここまで読んで下さった方ありがとうございます

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