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好きになった理由

もはや言い訳のしようもなく

遅くなってしまい

申し訳ありません

あれから4人娘に根掘り葉掘り聞かれ

散々恥を晒すことになった

なにせ俺が何故、全裸になっていたかの話だ

恥以外の何物でもない

まだ理由がまともなら救いはあったかも知れないが

そんな高尚な理由でもない


「まったく、出会いまで似てるなんて

 アクマとはこれからも仲良くできそうね」


「あの出会いを他にもされているとは

 流石!主ですね!」


何が流石なのかな?アクマ君・・・


「みなさんいいですねぇ。

 そんな印象深い出会いがあって」


「そう言えばシルはいつからレムのことが好きだったの?」


俺も聞いてないことに今気付いた

まったく気にせず、肉体関係を結んだ自分が恐ろしいわ


「それ今聞いちゃいます?

 じゃあ取り合えずここで倒れてる人達を治療院に送り届けたら

 お話しましょうか」


完全にお騒がせ4人組のことを忘れていたわ

そんなことを考えていると、服の裾を引っ張る感覚が


「師匠・・・私のことも忘れてますよね?」


・・・・すまん


デイジーに謝り倒しなんとか機嫌を直してもらい

訓練場を後にする


4人組を治療院に預け

相談室の一部屋を借りる


「さて、私がレムさんを好きになった理由でしたね。

 まぁ簡単に言っちゃいますと、レムさんが強いからです」


シルの話は最初は意味が分からなかったが

聞いていくうちになるほど、と納得出来た

獣人は動物としての本能をある程度引き継いでいるらしく

強い者を好きになりやすい傾向があるらしい

なんの動物を引き継いでいるかにもよるらしいが

肉食系だと武力に魅力を感じるそうだ

ちなみに草食系だと文系、職人系に惹かれやすいそうだ


「だからレムさんのことは実は最初から狙ってたんですよ~」


これは上手く乗せられてしまったようだが・・・

まったくもって後悔なんぞしていないな!


「なるほど、確かに師匠程の武力なら獣人の人達が放っておくはず

 ありませんね」


しかし、これは困った事になるのではないか?

流石に全ての獣人の女性を相手にするのは難しい・・・


「ふふふ、そんな心配しなくても大丈夫ですよ、レムさん。

 獣人の女性は基本的に他の獣人の手が付いた方は狙いません。

 もちろん例外もいますけど一部の部族くらいです」


「そうなのか?」


「はい、昔はハーレムを築いたこともあったそうですが

 家庭内が大変なことになったようで

 獣人はプライドが高いこともあって

 何かと序列を付けたがるんですよ」


それだけ聞けば十分だ

家庭で常にピリピリとしたに晒されるのは

強い男でも胃をやられそうだ


「シルで良かったわね。

 シルとは長い付き合いだから信頼出来るわ」


アキューがそう言うなら大丈夫なんだろう

彼女たちが仲良くしてくれる方が俺も嬉しい


「話も一段落したようですし

 そろそろ屋敷の進捗を確認されてはどうですか?」


デイジーに促されて自分たちが何をしにギルドに来たのか思い出した

ここまで読んで下さった方ありがとうございます。

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