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尋問

今回も短めです

これだけ書くのでも精一杯・・・

扉の外で聞き耳を立てている男を察知してから数分が経過していた

どうするべきか考えたが

さっぱり思いつかない

さすがに相談すべきだな

アキューに小声で話しかける

「扉の外でこちらの様子を伺っている男は

 泳がすのか?尋問するのか?」

アキューは声を漏らしかけたが

咄嗟に自分の手でガードしていた

おかげで、まだ外の男には気付かれていない

悩んだ末アキューは釣り上げることにしたようだ


「ヤスさん一人お客様をお連れしてもいいかしら?

 レムいいわよ!」


ヤスさんの返答を聞くことなく

指示が飛んだ、いいのか?

まぁ行くけど


男はすでに逃げ始めていたけど問題ない

手と足の骨を折っちゃえば動けないだろ

気持ちのいい音が響くと同時に男が汚い悲鳴を上げる


「アキュー連れてきたぞー。

 結構手荒になっちゃったけど問題ないよな?」


「ええ。この状況で盗み聞きするような人が味方なわけないわよ」


そりゃそうだ

でもここからどうするべきか

俺、尋問の仕方とかわからないぞ

それとヤスさんが固まってるけど大丈夫か?

悩んでるとようやくヤスさんが再起動した


「取り乱したようですまない。

 彼は私もよく知ってる人物なのでね、驚いてしまったよ。

 彼の尋問は私に任せてもらえないかな?

 もちろん同席してもらって構わないよ。

 女性に見せるものじゃないかも知れないけど

 アキューさんは当事者だしね」


地下の取り調べ室でヤスさんが尋問を開始する

名前と仕事についてはすでにヤスさんが把握していた

と言うよりもこの男は最近入隊した新人だそうだ

どこかで用心棒をしていたそうなんだが

クビになってしまったこともあり

腰を落ち着けることも考え衛兵を希望したそうだ


「残念だよ、君には期待していたんだが」


そういいながら片手の爪を剥がしている

質問はしない

これは拷問じゃないのだろうか

と思ったらこれから質問の時間にようだ


「これから同じことを手、足と続けていくつもりだけど

 なにか言いたいことはあるかな」


「ま、待ってくれ・・・盗み聞きしたことは謝る!

 だけど俺は何も知らないんだ」


「そんなことを聞きたいわけじゃないよ」


男の願いは無慈悲に却下された

結果的に男は全て話してくれた

まぁなんてことはない

貴族様の歪んだ性癖が露見したってとこかな

犯人はこの街の領主

の息子カルトでアキューが街道を通って行く予定だった

街の管理を任されているらしい

命令は全て口頭だそうだ

証拠がないので面倒だとアキューが言っていた

狙った理由は男も聞かされていないみたいだけど

興味はない

大事なのは敵かそうじゃないか、だ

そこまで聞くのに男は手足の爪全てと

片手の指全て潰されていた

後、クビは嘘だった

これじゃあ廃業だろうけど・・・


結構早くに解決したな

後はその貴族を捕まえれば問題ないんだな?


「それがそうでもないのよね。

 この男の証言だけでは立証だけないわ。

 物的証拠を集めないと捕まえるのは難しいわ」


「彼を捕まえたことはまだ広まってないはず

 まだこっそり動いた方がいいかな。

 どこにカルトの手の者がいるかわからないからね」


「なるほど。そう言うことなら仕方ないな。

 俺の出番はもう少し先か。

 しかし証拠なんてどこにあるのかね?」


「難しいねぇ。

 とりあえず彼の家に家探しに入ろうか。

 彼に命令を告げている人物の手掛かりがあるかも知れない」


やれやれ証拠集めとは難しい

戦闘しか能がないのに勘弁して欲しいものだ

ここまで読んで下さった方ありがとうございます。

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