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喧嘩?

相変わらず人の名前考えるの苦手です

街って人多すぎて困る(; ・`д・´)

これから詰め所に向かうのは

アキューの体力が持たないとのことなので

アキナさんにお願いして、ギルドから人を出してもらい

言付けを頼むことにする

この街では公的施設には時計があるとのことなので

ヤスさんがいることが多い時間帯

朝の9時にお邪魔することにする

あんまり朝が早いと迷惑かも知れないしな


問題は宿だったんだが

これもギルドの宿泊施設を借りれた

ちなみにこのギルドマスターの部屋は3階にある

2階が宿で

1階が受付と酒場となっている

アキューは一度、アキナさんと家に帰るそうだ

命の危機だったからな

親子水入らずで話したいこともあるだろう

「レム、ちょっといいかしら」

「ん?どうした、改まって」

アキューは居住まいを正して妙にかしこまっていた

「こほんっ

 改めて言うのもあれなんだけど

 昨日は私の命と貞操を守ってくれてありがとう。

 危うくお嫁に行けなくなるところだったわ。

 まぁ初対面は・・その、あれだったけど、助けてくれたのが

 あなたで良かったと心から思えるわ」

彼女は言い切ると、すぐにこちらに背中を向け歩き出してしまった

上機嫌なのかなんだか浮ついてるようで危なっかしいが

あんな反応をされると

こちらとしても下手を打つわけにはいくまい!

「あぁまた明日な!」

さりげなさと爽やかさを織り交ぜながら

軽やかに返す

ヘタレ?わかっておらんなぁ!

好感度は確かに上がっているだろう

だがここで下手に攻めたとしても

返って来るのは十中八九冷めた視線!

さらに出会って僅か三日程度だ

故にここは静観が正解なはず!

「レムさん・・・頑張って下さいね」

アキナさんに呆れた視線を受けてしまった

しまった、表情に出ていただろうか?


そんなこともあったが

受付で鍵を貰い、自分の部屋に戻った

そこで冷静になって考えてみれば

俺、恋愛の戦闘経験ゼロじゃん!

これは迂闊だったわ

千年間ずっと戦ってた男がなにがわかっておらんなぁだよ

笑わしてくれるぜ!

・・・俺だけどさぁ

もういいや

さっき受付で聞いたら宝石類でも買い取りしてくれるって話だし

換金だけでもしておこう

明日も忙しくなりそうだし


1階ではまだ酔っ払い達が騒いでいた

元気だねぇ、俺も全然眠たくないけど

時間は22時といったとこか

こんな時間まで換金してくれるんだなと思って聞いてみた

アキナさんとはまた違った美女が答えてくれた

「依頼で夜遅くまで頑張ってくれてる組員さんもいますからねー。

 事務方でも負けてられませんよー!」

こんな時間でも元気溌剌とした声を響かせてくれた

アキナさんはアキューと同じで金髪で、褐色の肌そして胸元は綺麗な曲線を描いていた

対してこちらの美女、名はシル

黒髪ロング、白い肌気になる胸元には歪な曲線、すなわち爆乳である

ここの受付しか知らないんだが

女子のレベル高いなぁ

気付けば凝視してしまったようだ

顔を赤くしながらも換金してくれた

可愛い・・・

「おい兄ちゃん、シルに色目つかってんじゃねぇぞ!」

ありゃ彼氏さんかな

確かに不躾だったので素直に謝る

「彼氏さんか?すまないな彼女が稀に見る美人だったのでな」

「違います!!カマセさんは彼氏じゃありません!

 それに美人なのは受付にいる時点で当然ですー」

受付の採用点厳しいな

美人が前提とは・・・

「見た目が美人だと組員さんも素直に言う事聞いてくれる方多いですからね!

 得な事が多いんですよ、でも今みたいに勘違いされる方も多いので・・・」

カマセさんバッサリである

酔いで赤い顔がさらに赤みを帯びてる

「カマセさん?残念だったな。

 まぁ気にせず飲み直してきなよ。

 諦めなければ良いことあるさ!」

絡んできたとは言え酔っ払いで挙句、目の前で失恋したおっさんに

文句を言うのは気が引ける

「このクソがきゃあ!

 ちぃっと顔が良いからって!

 お前をのして、シルに俺の強さを見せつけてやるぜ!」

酔いで状況が掴めてないらしい

お酒ってこうなるのか

飲んだことないしな

しかし困ったな

眠らなくても俺は困らないが

あんまり騒ぐとギルドに迷惑が

「レムさんやっちゃっていいですよ!

 カマセさんは普段はいい人なんですが

 お酒が入ると面倒くさいんです!

 マスターからレムさんのことは聞いてるので

 好きにやっちゃってください!」

まさかのシルさん結構、好戦的なのね

この言葉に周囲の酔っ払いが騒ぎ始めた

「いいぞー。どうせなら賭けるかぁ!?」

「んじゃ俺は兄ちゃんだ」

「アタシも兄ちゃん」

「兄ちゃん人気だな!

 んじゃ俺はカマセだ!」

俺に賭けてる人は俺がギルドで登録してるとこを見てた人達だな

シルさんも賭けたそうだが職務中なので参加できず

悔しそうだ

なにせ必ず勝ちが分かる勝負だしな

「よし今なら全員の挑戦を受けるぞー。

 戦いたいやつから来い!」


こうして組員による組手大会が行われ

宿泊客と近隣住民が怒りに来たが

先んじて察した俺が演武っぽい魅せる動きに変更

それに釣られ全員が演武のような動きに変わり

怒鳴り声の代わりに拍手と誉め言葉、あと小言で済んだ


もう朝じゃないかー

ここまで読んで下さった方ありがとうございます。

最初はお約束を予定していたはずだったんですが

ノリが・・・

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