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EXPlunder 〜エクスプランダー〜  作者: ローネリア・シャングリーゼ
13/20

ダンジョンからの生還

バラ色の人生は、永くは続かないのかな?

俺は今真剣に悩んでいる。

人生でこんなに悩んだ事はあっただろうか?

いや、無いな。

そもそも俺の人生においてモテ期など無かった。


そう俺は今、レイナちゃんかセリスちゃん、どちらとお付き合いをするか真剣に悩んでいるのだ。

レイナちゃんは、細めでボーイッシュなスポーツ万能女の子。

人懐っこさが溢れる丸顔で、目元は切れ長、胸はB位とみた。


一方のセリスちゃんは、おっとり癒し系で、清楚な感じがたまらない女の子。

背中まで流れる長い髪がとてもいい。

しかも巨乳。


実に悩ましい。

俺はどちらかを選ぶ事が出来るだろうか?

バラ色思考に染まっていた俺を現実に引き戻してくれたのはナコルだった。

鋭い一撃が手加減無しで放たれた。


「痛いだろ、ナコル!」


「いつまでもキモい顔で寝てるレンが悪い。

さっさと起きる!」


「本当容赦ねぇな」


俺は文句を言いながらも立ち上がる。


「レン、お前も大変だな」


「分かってくれるか、ゼクト?」


「頑張れよ、レン」


「おう、サンキュー」


ゼクト、お前はいい奴だな。

俺の気苦労を理解してくれるとは。

やはり男同士もいいもんだ。


「今度はウルヴァリンが出た」


「俺に任せな!」


俺はメッサーラから奪ったスキルを使ってみる。


「どの程度の威力かは分かんねぇけど、喰らえ、ファイアランス!」


俺の手から炎の槍が放たれ、ウルヴァリンに突き刺さる。

そのまま奇声をあげながら、燃え上がるウルヴァリン。


「レン、今のは?」


ナコルが聞いてくる。


「ファイアランス。

魔法スキルだと思うが、さっきメッサーラと戦った時に覚えた」


コソコソとナコルに話す。


「前もって教えて。

対処に困る」


「分かった。

後、サモナーを倒した時に初級召喚も覚えた」


「何でレンだけそんなにスキルを覚えられる?」


「何でだろうな?

俺もよく分からん」


本当は強制強奪(エクスプランダー)というスキルで奪っているのは分かっているが、うまく説明出来そうもないので、誤魔化した。

それと特殊アビリティについては話してない。

何だかややこしくなりそうだから。


レイナちゃんとセリスちゃん、ゼクトも俺の魔法に興奮してる。


「俺、よく知らねぇんだけど、魔法ってあんまり使える人いないっぽいのか?」


ナコルに耳打ちする。


「魔法使える人は、千人に一人ぐらいの割合だと言われている」


「ふ〜ん、成る程、じゃああんま使わねぇ方がいいのか」


「それはどちらでもいい。

自分の実力や能力を知らしめた方が、良い職に就けることもある」


「あ〜、そういう考え方もある訳ね。

サンキュー、ナコル」


俺達は、その後三回程戦い、四階層に上がった。

そこからは更にペースを上げて進み、ダンジョンを抜ける頃には外は夜だった。


「ふぃ〜、何とか出れたよ。

ありがとうな、ナコルさん、レン」


「困った時はお互い様」


「おう、そうだぜ。

気にするなよ、ゼクトも」


「そう言ってくれると助かるよ。

じゃあ俺達はギルド寄ってから帰るよ」


「じゃあここで一旦お別れだね」


とレイナちゃんが手を振る。


「ナコルさん、レン君、またお会いしましょう」


セリスちゃんもバイバイしてる。

三人と別れた俺達も家路に着く。


いや〜、今日は充実した一日だった。

久しぶりに感じる外の空気は美味かった。

レイナちゃんとセリスちゃんの匂いも美味かった。


「なぁ、ナコル。

俺達、風呂に入った方が良くないか?」


「に、匂うのか?」


「臭くはないけど、汗の匂いは少しするぞ。

俺もナコルも」


「そうか、じゃあ大衆浴場に行く」


「おう、そうしよう!」


俺達はこうして大衆浴場に向かうのだった。

二人はお風呂に入るようです。

大衆浴場もあるんですね〜。

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