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EXPlunder 〜エクスプランダー〜  作者: ローネリア・シャングリーゼ
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ナコルの悩み

レンのグロース。

ナコルはヤキモキしているようです。

メタルスフィアを倒してグロースを経験した俺は、かつてない程の勢いでモンスターを倒しまくった。

コボルドからは会心率アップ(小)を、リザードマンからは火耐性アップ(小)をゲットした。

オークを5匹、ロックを3匹、コボルドを4匹、リザードマンを3匹倒し、何とレアモンスターのメタルスフィアにも遭遇。

やはり俺の運が上がっている!


手こずる事もなくメタルスフィアを倒し、またグロース。

今回も8回ぐらい上がった感覚がある。

恐らく俺のレベルは、18だろう。

カウントがあっていればな。

一気に上がった。

そのせいか、四階層のモンスターは最早敵ではなくなった。

メタルスフィア様様である。

もっと来い、メタルスフィア!


この少しずつ強くなっていく感じが、まるでRPGを彷彿とさせる。

いいねぇ、この感じ!





メタルスフィアと戦ってから、レンが急に強くなった。

確かにメタルスフィアはレアモンスターだが、いきなりあれ程強くなる事はない。

私も過去に一度だけメタルスフィアを倒した事があるが、飛び級で強くなるという事は無かった。

レンのグロースは異常だ。

あのまま成長を続けられたら、私なんてあっという間に追い越されてしまう。

私の五年分の成長が、頑張りが、虚しく感じてくる。

私もそろそろ戦うべきだろうか?

もう少し楽をする予定だったのに、レンの理不尽なグロースぶりに、私の計画は狂わされた。

でも背に腹はかえられない。

飼い主がペットにお株を奪われるなんて笑い話にもならない。

良し、決めた、私も戦う。





ん、何だ?

ナコルの様子が少しおかしい。

足取りが重いな。


「ナコル、どうした?

強敵でも現れたか?」


「いや、そろそろ私も戦う」


「ん?

そりゃまたどういった風の吹き回しで?」


「身体が鈍る」


「ふ〜ん、そっか」


それでそんなに悩むものなのだろうか?

まぁ、ナコルにはナコルの考えがあるか。


「この先に五階層への階段がある。

その手前でお昼を食べる。

今日は行けるところまで行くつもり」


「あぁ、分かった」


俺達は階段の近くで携帯食を食べて、少し休憩を挟んだ後、五階層への階段をゆっくりと降りていった。


次回はナコルも戦闘に参加します。

果たしてレンとの共闘はうまくいくのでしょうか?

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