盗作………ダメ! ゼッタイ!!
前回は、小説家になろうをユーザとして利用するための最低限のルールとしてお話させていただきました。
今回は盗作についてお話します。
まず、盗作は絶対にやってはいけません。
万引きや窃盗と同様、犯罪です。
ただ、盗作された本人が訴えなければ成立しない親告罪ですが。
盗作された本人が訴えなければ問題無い
そう思ったり、言ったりする人がいるでしょうが、犯罪である事にかわりはありません。
かつて、小説家になろうは盗作作品があまりにも多く、ネット上では“盗作家になろう”という不名誉な名で侮蔑されていました。 また、小説のランキングサイトでも小説家になろうに投稿しているという事で、登録を拒否される事がよくありました。
数年前に自分もランキングサイトに登録申請して、何ヵ所かのサイトに小説家になろう掲載作品という事で登録拒否されています。
その時は、小説家になろうでの盗作がそこまで酷かったのかと愕然としました。
小説家になろうの二次創作小説投稿サイトであるにじファン(携帯版はNOS)があった頃は特に酷いものでした。
当時の累計ポイントでTOP10に入っていた小説の作者の別の小説が、他の小説投稿サイトの作品を盗作した物だという事が判明。
活動報告で証拠付きの指摘を受け、最終的に盗作したことを認めました。
その後、盗作作品の自己中心的で常識の無い読者が、盗作された小説の掲載サイトに突撃。
そのサイトの利用者と作者に多大な迷惑を懸けた事は、常識のある人にとっては恥ずかしい出来事でした。
にじファン(NOS)が2012年7月20日にサービス終了したため、それ以降の盗作件数は減少しているようです。
減少している事を信じたいですね。
実際の盗作のパターンは大まかに区分すると
①コピー&ペースト(コピペ)や登場人物等の名称を変えただけの場合
②文章、設定等を微妙に変えただけのもの
の二つがあります。
①については盗作されたものと比較した場合、直ぐ判ります。
②については、一見しただけでは判りません。何度も比較検討して、ようやく盗作だろうと判明することがほとんどです。
複数のユーザーや閲覧した非ユーザーの問い合わせや通報により、運営に盗作と判断された作品は削除されます。
最近は即座に削除されず、期限を指定して修正するようにという警告を受けるだけの時もあるみたいです。
ただし、期限までに修正出来なければ削除されるらしいです。
今回は説明しやすい様に、削除される事を前提に進めて行きます。
盗作と判断され、運営により削除された場合、事態の推移は以下の通りです。
①作者の活動報告や感想に他のユーザーから指摘のコメントが入る
②作者が活動報告で弁解する
③弁解が指摘された内容について全く触れていないため、活動報告で指摘した人から追及される
④作者を擁護する人が現れる
⑤更に指摘する人が現れる
⑥作者が的外れな弁解をしたり、自分に都合の悪いコメントを無視したり削除する
その上で、指摘してきた人をブロックする
⑦④〜⑥が繰り返される事で、その作者の活動報告が炎上
⑧作者が活動報告をチャットとしての利用は規約違反として、活動報告を閲覧出来ないようにしたり、削除する
⑨①〜⑧の間に行われた問い合わせや通報から、運営に盗作と判断されると、運営により作品が削除される
大まかに分けると、大体こんな感じになります。
それでは、各項目を見ていきましょう。
①についてですが、項目そのままです。
指摘の内容としては
・この作品のこの部分が、別の作品○○のこの部分とほとんど同じ
・別の作品○○と登場人物等の名称以外同じ
などがあります。
自分がこれまで見て来た中では、多少厳しい指摘もありましたが、大概は穏便な指摘がほとんどでした。
基本的に、根拠も無く盗作だと指摘する事はありません。
根拠が無いのに盗作しているというのは、作者に対して誹謗中傷になります。
また、活動報告等で指摘する人は、運営に通報する前に指摘してくれます。
これまでの実例からの推測ですが、運営に盗作と判断されると、作品の削除と共に運営から警告されます。一回や二回では大丈夫ですが、盗作以外の利用規約違反を含めて四、五回警告を受けると運営によりアカウントを削除され強制的に退会処分を受けます。
強制退会処分を受けると、二度とユーザとして小説家になろうを利用出来なくなります。
強制退会処分を受けた人が再度アカウントを取得しても、一度強制退会処分を受けたユーザと判明した時点で即座にアカウントを削除されます。
このため、運営から警告なり作品の削除等の処分を受けない様に、荒らし扱いされても指摘しているのだと思います。
最近では作者に指摘せず、運営に盗作の通報や問い合わせをする人(ユーザ登録していない人も含む)が多いです。
指摘している人が全員、某巨大掲示板群(以後、某掲示板と表記)の利用者(以後、住民と表記)と思っている作者が多いようですが、自分は全員がそうではない様に見受けられます。
某掲示板の住民たちの行動の動機は、正義感が10%、なろうを少しは綺麗にしたいが40%、残り50%が観察を楽しみたいみたいです。
その為、問題の過程を楽しみながら観察しつつ、通報しています。
あまり良い趣味とは言えませんが。
盗作や規約違反が無くなれば、住処が無くなるという書き込みもされていますので、偽悪趣味の住民も多数いるようです。
彼らは、盗作されているという根拠が示されない限り、動くことはありません。
○○は△△の盗作だというだけでは、私怨乙とかテンプレに沿った形で検討出来る様に根拠を示せと言われ、切って捨てられます。
証拠が無いのに、盗作扱いは出来ません。誹謗中傷になりますから。
また、根拠と成るものを見ない限り、誰も判断が出来ません。
テンプレートに沿った根拠を示されてから、盗作かどうか検討を始めます。
検討の結果、盗作と判断されてから動きます。
ちなみに、検討に使われた根拠は、運営に通報や問い合わせの際の添付資料としても使われます。
住民たちに出来るのは、検討・検証して運営に通報する所までです。
第三者の視点から彼らがやっていることを見ると、小説家になろうにおける浄化作用と言えます。
住民が指摘している場合は、正義感が50%、なろうを少しは綺麗にしたいが50%の割合のようです。
行動の動機を自分なりに分析した結果を穏便な表現したものが下記です。
・正義感
著作権や利用規約を守ろうね
・なろうを少しは綺麗にしたい
盗作というゴミをなくしたい
・楽しみたい
盗作者とその擁護者が、ピエロの様に面白おかしく舞い踊る様子を鑑賞したい
なので、下手に誤魔化そうとしたら大変な事になります。
弁明しなければならない状況になったら、嘘偽り無く誠実な対応をしてくださいね。
それが、穏便な事態の解決に繋がります。
②ですが弁解の内容は、下記の何れかがほとんどです。
・その作品に影響を受けている
・その作品は知らない。たまたま似たのだろう
上記の弁明を見て、自分も両方の作品を実際に読んで確認した事があります。
登場人物等の固有名詞以外、ストーリー展開を初めとした内容全てが余りにも似すぎていた為、自分的には盗作と判断せざるを得ないという結果となりました。
盗作かどうかの検証をした後は、無駄な時間を過ごしたと落ち込みました。
影響を受けた所では済まないほど酷似していたり、知らないと言いながら、お気に入り小説のリストに盗作された作品があるのを確認した時、よくそんな嘘がつけるなと呆れてしまいましたが。
本当に盗作をしていた時は、素直に認めた方がいいです。活動報告が炎上せず穏便に収まります。
下手に誤魔化そうとしても、矛盾したコメントを指摘されて問題が泥沼化して、活動報告が炎上します。
上の①でも述べていますが、嘘偽り無く誠実に対応してください。
繰り返しになりますが、嘘偽り無く誠実に対応する事で、穏便な事態の解決に繋がります。
③については、根拠もなく指摘していないので、その根拠を元に、さらに説明を求めます。
②が嘘偽りで誠実さの欠片もない弁明だった場合、この後の追及が手厳しい物になります。
また、追及者を増やす事となります。
もし作者を追及するのであれば、なるべく穏便にお願いします。
④で擁護のコメントを書き込む人は、基本的にそうなった経緯を全く知らず、調べず(最初の方のコメントを見ていない事が多い)、自己満足の正義感で出てくる事が多いです。
その為、
面白いからいいじゃないか
という自己中心的なコメントや
証拠はあるのか?
といったコメントを書き込みます。
自己中心的なコメントは返り討ちにされ、証拠を提示した指摘に対しては論理的に反論出来ていません。
感情的かつその場しのぎのコメントで、擁護しているはずの作者を逆に追い詰めている事もありました。
また、
小説を書いたことが無いくせに偉そうに言うな
お前も小説を書いてみろ
という、指摘と全く関係ない上、反論になっていないコメントをします。
ですが、事の始まりから知っている第三者からみれば、見苦しい誤魔化しとしか見ることが出来ません。
小説を書いたことが無いくせに〜というコメントで、指摘した人のコメントを封じようとする事は、反社会的ではない言論の自由を妨げることになります。
また、なろうに小説を投稿していないだけで、過去に何処かで書いていた可能性もあるので、指摘した人への誹謗中傷になる事があります。
本気で擁護したいのであれば、事の始まりからこれまでの経過を知り、よく考えた上で反論のコメントしてください。
また自分が反論出来ないからといって、作者に指摘した人を運営に荒らしとして通報しないでください。見苦しい報復にしか見えません。
作者を擁護したいのであれば、何故そういうことになったのかを理解した上で、よく考えてコメントしてください。
感情的になって、何も考えていないことがわかるコメントをしても擁護になりません。
作者の活動報告を荒らして、事態の解決を遅らせているだけです。
つまり、擁護した人も荒らしになります。
その点を理解した上で、作者を擁護してあげてください。
⑤で作者に指摘・追及する人は、作者が誤魔化そうとしたり、嘘偽りの弁明をした場合のみ現れます。
作者が誤魔化さず、嘘偽り無く誠実に対応していればコメントしません。
事態が穏便に収まる事が判明すれば、コメントする必要が無いからです。
某掲示板の住民達からしてみれば、作者が面白おかしく踊っている所を観察して楽しみたいのです。
あっさり終わる物は過去の物となり、すぐに興味を失います。
コメントした場合、最初に指摘した人より厳しい内容になります。
その上、確実に活動報告が荒れることになるので炎上を覚悟してください。
⑥では、作者が③と⑤での指摘・追及のコメントに対して下記の行動を取ります。
・指摘・追及のコメントを無視する
・自分にとって不都合なコメントを活動報告から削除する
・嘘偽りのコメントで弁明する
・論点をずらして誤魔化そうとする
大体こんな所です。
早急に収めたいなら、絶対に上記の行動はとらないでください。
更なる指摘や追及を受け、活動報告が炎上します。
自分は、何も悪いことをしていない。
そう思い、指摘を誹謗中傷と決めつけないでください。
本当に悪くないのであれば、他の人に指摘される事はありません。
人間は、知らず知らずのうちに過ちを犯す不完全な存在です。
それは、これまでの人間の歴史が物語っています。
自分の過去のコメントを振り返ってみてください。
矛盾したコメントは無かったですか?
有った場合は、その場しのぎの嘘をついている、誤魔化そうとしているということを証明する事になります。
指摘のコメントに返答しないことは、返答する事で更に自分に都合の悪い状況に陥るということを言外に示しています。
指摘のコメントを誹謗中傷として削除することもまた、自分に不都合なことを隠すために証拠を隠滅していると相手に受け取られます。
自分にとって都合の悪いコメントをした人を、全て荒らし扱いするのは間違っています。 指摘のコメントが、誹謗中傷になるのでしょうか?
普通は、誹謗中傷になり得ません。
誹謗中傷とするのもまた、自分にとって都合が悪いからという事を物語っています。
コメントを削除すれば無かった事になると思うのは、甘い考えです。
指摘を入れる人は勿論、通報や問い合わせをする人は活動報告のコメントを記録・保存しています。
その為、コメントを削除しても指摘・追及が止まる事はありません。更に激しくなります。
コメント削除でも指摘・追及を止める事が出来ないとわかると、ブロックユーザ設定を使ってコメント書き込みが出来ない様にします。
このブロックユーザ設定は本来、誹謗中傷をするユーザに対して使われる機能であり、指摘しただけのユーザに使われるべきではありません。
自分に都合の悪いコメントをする相手に、コメントさせない様に悪用されているのが実情です。
ちなみに、相手をブロックして反論出来ない状態にしてから、ブロックした相手を批判するのは、利用規約に記されていませんがやってはいけないことです。
この事を通報されると、運営からお叱りの警告を受ける事になります。
⑦についてはそのままなので、特に説明する事はありません。
⑧は、作者が度重なる指摘に対し、全く反論出来なくなると起こります。
基本的に活動報告をチャットとしての利用は禁止されています。
ですが、議論する事は禁止されていないようです。 チャットとして利用している様に見えるのは、指摘に対しその場しのぎの弁明を連発する為です。
弁明する度に、前のコメントと言っている事が異なるのでは、指摘・追及が止まる事はありません。
言っている事が、理由もなくその都度変わる相手を、あなたは信用出来ますか?
つまり、そういうことです。
自分が追い詰められ、指摘自体を無かった事にするために、指摘のコメントがされ炎上した活動報告自体を削除している事が多いです。
⑥のコメント削除の所でも述べていますが、削除しても活動報告のコメントはほぼ全て記録されています。
そのため、無かった事には出来ません。
表面上は終わった様に見えますが、実際は終わっていないのです。
⑨はこれまでの通報や問い合わせ等の情報提供により、運営が盗作と判断した作品を削除します。
通報や問い合わせは、盗作の根拠となる資料を添付して行われています。
運営はその資料を元に、盗作かどうか時間を掛けて慎重に調べます。
その結果、盗作と判断した作品を削除しているのです。
明らかに盗作と判断出来る物は、その日のうちに削除されます。
判断が難しい物については、継続して調査していますので、最初の通報から半年かかったケースもあります。
ここまでが、盗作の発覚から削除までの流れになります。
この後、盗作をした作者の謝罪文が活動報告に上げられます。
この謝罪が、反省していることが明らかであり、誠意ある物であれば、ここで問題は終わります。
そうでなかった場合、問題が再燃します。
理由としては
・仕方なくイヤイヤ書いた事が、文面から読み取れる
・盗作の読者にのみ謝罪している
・盗作元の作者に謝罪していない
・盗作した事を反省していない
という物です。
これにより、第二ラウンドが始まります。
これは盗作とは全く関係無い作者のモラルの問題なので、この場では触れません。
触れたくもありません。
また作者本人や擁護した人が、某掲示板の住処に突撃することがあります。
大体が逆恨みからの行動なので、住民たちに暇潰しに遊ばれた上で返り討ちにあっています。
ちなみに、反省していない作者と擁護した人は住民たちの観察対象になります。
作者は再犯しないように、事実上の監視です。
盗作の指摘をした人たちもまた、やり過ぎている場合は運営から注意や警告を受けています。
盗作の実例に興味があったら、
小説家になろう 盗作
をキーワードにGoogleやYahoo!等で検索してください。
盗作や規約違反をまとめたwikiもあります。
また、なろうには実際に盗作にあった作者さんのエッセイも投稿されています。
ご本人に許可を得ていないので、作品名を明記出来ません。
興味があるのなら、検索条件にエッセイを設定して、盗作をキーワードに、検索機能で検索してください。
すぐ見つかるはずです。
これを読めば、盗作をするという事が如何にひどい事かわかると思います。
盗作する作者は、盗作された側の苦しみを少しでも理解してください。
自分さえ良ければそれでいい。
そういった自己中心的な考えを改め、他の利用者の事も考えてください。
真面目に、苦労して作品を書いている作者さん。
商業作家デビューした方も多数います。
アニメ化される作品もある、大手の小説投稿サイトとなったこの小説家になろうに、盗作家の温床という汚名を着せたいのですか?
皆さん、よく考えてみてください。