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歓声
吹き上がる鬼気、瞬きの音さえ聞こえそうな静寂の中、無機質なカウントダウンは始まる。
5・4・3・2・1・開始・・
一瞬にして場所を入れ替える奴と俺。
ゆっくりと俺の右手が上がる。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ウォーーーーーー」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
巻き起こる大歓声、崩れる奴。
河童頭に、大鉞。赤い腹当てにでっかく金だと!
ご先祖様馬鹿にするんじゃねぇ!
・・・・ぁ
・・・・ゃっちまった。
・・・・すまん。10分もたせれんかった。・・・
1時間後土下座する二人の姿があった。・・
二人?