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あの夏の忘れ物

作者: Soraきた

いつか、キミのそばで夢を見ることもあるんだろう

そのときのために最高の夢をこの先に取っておこう


あの夏の忘れ物

キミに内緒で取りに来たなんて言えず

僕はたしかにその忘れ物で合ってたのか

たしかめるための時間を探してた


もう、ここまで来たから

今夜は月と星といっしょに過ごそう

昼間に歩いた名前も知らない桟橋

たしかにまっすぐ、ふたりの大好きな海へと向かってた

先に立っては両手いっぱい広げながら

大きく深呼吸

僕も真似をした

出遅れ感があったけど

本当の理由は

大きく広げたキミの手と触れることができたら

もう、それでラッキーなこと・・


まだキミに伝えていないこと

たくさんある

桟橋がもう少しだけ長い距離でいてくれたら

ひとつやふたつ伝えることできただろう

でも、つい

キミの笑顔をもっと見たいと思うんだ

だから、

伝えるには

まだたくさんの時間がいるね


やっぱり、僕一人で

この場所に来ちゃいけないと思う

これからの月と星に見守られながら

ふたりでいること

その場所に立ち止まったとしても

ひとつやふたつ

キミに伝えること、僕ができるのなら

それでいいのかな









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