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とある日の幽霊部  作者: 月読つくし
第1章‐とある少女と幽霊部‐
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閑話休題⑧〜2つの誤解と初バトル〜



「いやぁ、まさかお二人がそんな関係だったとはねぇ」


九条との買い物を見られた週明けの部活で、早々に気まずい話題に切り込んでくる秋穂さん。


その場では何とか取り繕って誤魔化したのだが、やはり納得していなかったようだ。


「秋穂先輩。何度も言いますがあれは兄のプレゼント選びに付き合ってもらってただけです」


「えー、じゃあ何でワンダーランドの方から出てきたのー?」


にやにやしながら追撃する秋穂さん。


「ワンダーランド?どこですかそこ?」


「いや、それは無理あるからね!?」


九条の下手すぎる誤魔化しにはさすがに突っ込みが入る。


仕方がないので俺もフォローすることにした。


「買い物に付き合っただけっていうのは本当ですよ、ただあまりにも予定が早く終わったんで暇つぶしにワンダーランドに行っただけです」


「ほう、なるほど〜?」


「それに今って幽霊フェアやってるでしょ?幽霊部としてそれは行っとかないと思いまして」


「あくまで部活の一環だ、と?」


「そういうことです」


「…ふむ。まぁそういうことなら納得してあげよう」


「はぁ…良かった」


心から安心するようにそっと胸を撫で下ろす九条。

何お前、そんなに俺と付き合ってると思われたくなかったの?軽く傷つくぞ。


「本当に良かった…」


この野郎…。


「まぁ私としては2人が付き合ってても問題ないんだけどねー。部室でいちゃついたりしなければ全然OK!」


「いやしないでしょ…ってか付き合わないから安心して下さい」


「あはは、冗談だよー。でも本当びっくりしちゃった」


「私達も驚きましたよ。まさか池袋で秋穂先輩に会うなんて。」


「そういや、秋穂さんはどうして池袋いたんですか?」


「お、それ聞いちゃう?実は他のサークルと打ち合わせしてたんだー!」


俺の質問に対して、目をキラキラ輝かせながら秋穂さんはそう答える。


「打ち合わせ?」


「そうそう、オカ研の人達と!今度一緒にレクリエーションでもしないかってお誘いが来てね、何するか話し合ってたの!」


「オカ研って…え、うちの大学オカ研もあったんですか!?」


「そりゃあるでしょー」


まじか。

幽霊部=他の大学でいうオカルト研究部

完全にそんな認識だったので、てっきりないものかと思っていたが、まさかちゃんとしたオカルト研究部があったとは…。


「なんか…軽く騙された気分です」


「え?なんで?」


あっけらかんと答える秋穂さん。

まぁ幽霊部に入ったことに後悔はないので、別にいいのだが。


「それより、レクリエーションって一体何するんです?」


「さすが夏凜ちゃん!とってもいい質問です!」


「あ、ありがとうございます‥?」


「今回のレクリエーションのお題は何と…」


「ディベート対決だよ!」


「「…は?」」


幽霊部初の他サークルとの合同活動。

それはまさかのバチバチなバトルだった。

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