コロナな夏
今年はいつもと違う自分がいる。
3年前から
昼間コールセンターで働いているが、毎年夏は実家のお祭りに帰省している。今年はコロナの影響で、祭りは中止。
4月から、仕事は毎日時短営業。朝と言っても、13:00から17:00の変則シフト。
普段飲食店で働いているアキは、コロナの影響でしばらくそのお店が休業になった。
彼女も収入がなくなり、時間だけは、余っていた。
そんな中二人は、度々吉祥寺の福郎で食事をするようになって、私は、いつしか彼女に恋をしてしまった。
その後も、国立のイタリアンに行ったり、小金井で、焼き鳥を食べたり、デートを重ねていった。
ある日、私はジャズが聴きたくなり、SOME TIMEを予約した。そして、その夜アキを抱いた。
彼女は父が沖縄で、母がスペインのハーフだ。ちょっと色黒で男を挑発する、目をしていた。
私は彼女の熱い情熱に溶け込む様に、ギラギラした、黒い肌を堪能した。目隠しをして、両手を縛り、耳を舐めながら、片手で乳房を揉んだ。そして私の東京タワーが君の中へ。角松敏生の歌詞が蘇った。