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90話 人

 


 すぐに光が収まったようなので目を開けるとクレナイが視界に入った。なにが変わったのだろう…か。

 クレナイが龍になってる。いや、蛇龍だし蛇でもあるんだろうけど見た目は龍だな。

 長さと色は変わらなさそうだが、四肢が生え体高が高くなっている。五本指でかなり太い腕だ。短いが。

 飛んでいたら本当龍だなこりゃ。


「クレナイ格好いいぞ」


『ありがとうございます』


 腕と脚から視線をクレナイに顔に向けると二本の小さな角が生えていた。いや…もうこれ本当に龍だろう。元が蛇だから蛇龍なの?完全な龍にはなれないのだろうか。

 まあ格好良いしいいか。

 んで、ハクはどこ行った?


「ハク何処だ?」


「ここにいますよ」


 ん?頭に響く感じではなく普通に聞こえたんだが。

 声のした方へ視線を向けるとクレナイの身体の影から狼の耳が生えた白髪?銀髪?白銀の長い髪をした美人さんが出て来た。しかも真っ裸。スタイルいいな?


「じゃなくて。俺の服やるよ」


 鞄から予備の服を出す。一着しかないが…持ってきておいてよかったな。

 スウェットだが。

 ハクに渡すとすぐに着てくれたが、ぶかぶかだ。裾は一回折れば問題ないが


 さて、予想外。

 全裸なのもこんな美人さんなのも、耳と尻尾以外は人となんら変わらないことも。

 それにクー太達の知っている人間を真似した変化ではない。こんな美人は知らんしな。


「ハク、か。だいぶ変わったな」


「ええ。自分でも驚いています」


「というかクレナイは蛇のままなのにお前は人型なのはなんでだ?それと耳と尻尾は隠せないのか?」


「いえ、狼の姿でしたよ?ただ直ぐに人化を試してみたくて…。耳と尻尾は練習すれば隠せると思います」


「そうか…。隠せたら完全に人だな。なら問題なく…?いや、別の意味で問題が起きそうだがサイズ的には街には行けるな」


「はいっ」


 狼の時より表情がよくわかる。物凄い美人さんが嬉しそうな表情をしてると破壊力があるな。

 男どもが群がって来て余計問題起こしそうなんだが。結局フード被せるか?

 まあそれは後でいいか。


「んじゃステータス確認するぞ」



 ————————————————————


 個体名【クレナイ】

 種族【七歩蛇】

 性別【オス】

 状態:【 】

 Lv【3】2UP

 ・基礎スキル:【噛み付きlv6】【指導lv5】

       【体色変化lv8】【尾突lv4】

       【従属化lv3】【隠密lv3】

       【体当たりlv2】【捕縛lv1】

       【毒霧lv1】new

       【身体強化魔法lv1】new


 ・種族スキル:【脱皮】【鋼鱗】


 ・特殊スキル: 【制限解除】【蛇王】【人化】new


 ・称号: 【進化・使役魔獣】【王種】




 個体名【ハク】

 種族【ヴラウヴォルフ】

 性別【メス】

 状態:【 】

 Lv【3】2UP

 ・基礎スキル:【噛み付きlv6】【気配察知lv4】

       【指導lv5】【体当たりlv4】

       【従属化lv3】【魔圧lv2】

       【薙ぎ払いlv1】【光爪lv1】new

       【身体強化魔法lv1】new


 ・種族スキル: 【群狼】【魔纏】【人化】new


 ・特殊スキル: 【制限解除】【狼王】


 ・称号: 【変異体】【進化・使役魔獣】【王種】


 ————————————————————



 スキルがまた増えてる。確認するのが増えたな。

 とりあえず…。


「クレナイも人化してみてくれるか?」


『はい』


 そういうとクレナイは光りだし、光が少しずつ小さくなっていく。

 俺より少し小さくなり光が消えていく。


「どう、でしょうか?」


 お、おおー。赤髪のイケメンさんだ。ハクもそうだが2匹とも…二人か。二人とも美形だな。二十代くらいの見た目か?幼さはないな。


「いいと思うぞ。ただ尻尾と身体に所々鱗が残っているな」


「本当ですね…。練習しておきます」


「ああ。それと服がもうないからな。帰るまで蛇の姿で。帰ったら服を用意するよ」


「ありがとうございます」


 そう言ってクレナイは元の大きさに戻った。

 いやー、二匹とも人化できる進化先があるとは思わなかった。結果的には良かったが。


『ご主人さま終わったー?』


「終わったぞ」


『ボクも人になった方がいいー?』


「いや…そのままでいいぞ?」


 クー太の人型は変化でイメージしたものに変わるのでイメージ対象に似るのだ。

 ハクやクレナイは誰かをモデルにしてるわけではないだろうからいいとして、クー太は俺や俺の知り合いに似せて変化されても違和感しか感じないからそのままでいい。


『うーん。わかったー』


「んじゃそろそろ休むか。明日も朝早く出発な」


 カエル達…アンやドゥにも伝える。

 アキとアメリはもう寝ているのでクー太とラン、フェリ、ビャクヤを撫でながら少し話しつつ、みんなに魔石を渡していく。なんか魔石がおやつ感覚というか、栄養食感覚になってきた。

 たまには肉とか食べたいな。魔物の肉って食べられるのだろうか?というか食べてる途中に消えてなくならないのかね?

 放置したり魔石を取ると消えていくのは魔物達から聞いてるが、消えていく瞬間を見たことないな。イノシシの魔物がいたら一部肉を切り取ってみようか?


 今日は珍しく人化したハクとビャクヤも一緒に寝るようだ。と言っても寝具なんて大層なものはないから持ってきた布系の物を敷き横になって休む。

 ビャクヤはまあいいが、ハクが隣に居るのは変な感じだ。クレナイも服を与えたら一緒に寝るようになるのかね?


 クロは相変わらず影の中から出て来ない。グレイは…すでに近くで横になっていた。少し離れたとこで寝ているアキとアメリは俺の近くに運んでやる。朝起きて別のとこに寝てたら寂しいだろうからな。

 クー太達と今日の魔物についての話などをしながら瞼を落とす。


 変革される前より今の方が寝付きがいい。なんでかね。そして気がついたら眠っていた。


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