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88 蛙とステータス

 



 アンを先導にクレナイ、ハクでその後ろに俺たちが進む。

 ビャクヤが俺の足にピッタリくっつきながら歩くから少し歩きづらいがそのままにしてやる。

 アメリは鞄、アキは胸ポケットで寝息を立てているし、クー太とラン、ラックはそれぞれ俺の身体の上でだらけている。

 フェリはいつのまにか鞄から出てグレイの頭の上に居る。ずっと鞄の中で酔ったのかね?


『ケロッケロッケロッケロ〜』


 そしてアンはなんかケロケロ歌ってる。


「アンどうした?」


 クレナイとハクの間からアンに聞いてみる。


『あっ。ごめんなさい!』


「いや、怒ってないから。なんでそんな上機嫌なのかと思ってな」


『あ、あのその…。死なずにテイムしてもらったことと、仲間達もご主人の仲間にしてもらえることが嬉しくって…』


「そうか…」


 魔物ってなんでこんな感情豊かなんだろうな。これなら人間と話してるよりも何倍も楽しい。

 というかそろそろ陽が翳ってきたな。水場に着いてアンの仲間をテイムしたら陽も落ちるな。


「なあ。夜と昼間で活動する魔物が違うとかあるか?」


『いえ、ここら辺は私たちしか見ません!』


 なら暗くなったら早めに寝て、明日朝一で出発して魔物をテイムしながら帰るか。

 あ、クレナイ達のステータスを確認しよう。そろそろレベル30になるだろうし、進化できるか確認しないとな。


 アンの案内で水場とやらに着いた。

 水場って川縁や滝壺などを想像していたのだが…池だった。結構大きいな。こんなところがあったのか。


「なあ。この沼元からあったのか?」


『多分…ないです。身体が大きくなる前は水溜りでも私にとっては大きかったですし。ただ…この池未だに大きくなってるんです。見ての通り川に繋がってるわけでもないんですし、ここ最近雨も降ってないんですが』


 湧き出してるのか?


『ご主人さまー』


「どうした?」


『ここの水なんか変ー』


『ここの水は魔力がかなり含まれてます。水球の水のようですね』


『ハクと同じ意見ー』


「ふむ。というか俺達魔力の含まれている水を常飲してるのか?大丈夫か?」


『何言ってるのよ。ご主人様も最近魔石食べてるし水球も変わらないわよ?』


 ああ…。そうでした。今更だな。


「ケコッ。ケロッ」


 ラン達と話していたら突然アンが鳴き始めた。


「どうしたんだ?」


『みんなのこと呼んでます!』


 どこかに隠れているのか?と思ったら水の中から、赤、緑、黄緑、灰色のカエル達が出てきた。

 ザッと見る限りブヨブヨしてたりイボイボがあるやつはいないので一安心。


『ご主人!みんなテイムされてもいいみたいです!』


「決断早いな。つか何匹いるんだ?」


『五十くらいですかね?みんなご主人の魔力を感じて怖がってますから!』


 カエルって臆病なのか?

 それより名前考えるの大変なんだよなぁ。管理は基本丸投げだからいいんだが…。

 もうゲコイチ、ゲコジでいいか。いや、アンがケロケロ鳴くし、ケロイチ、ケロジ?

 それとも色で分けるか?…そんなたくさんの名前思いつかないな。

 各色のリーダー格だけ決めて、ドゥ、トロワ、カトルって名付けよう。それ以外は色関係なくケロイチ、ケロジで。


「緑色と黄緑色、灰色の色別でリーダー的存在はいるか?」


『特にそういうのはいないです!リーダー決めるんですか?それならしっかり者の子を呼びましょうか?』


「頼む。それと他の奴らも並ばせてくれ」


『わかりました!』


 アンが鳴くとのそのそと列を作っていくカエル達。こいつら動きおっそいな。


 緑色、黄緑色、灰色のカエルが一匹ずつ俺の前に進み出てくる。


「こいつらか?オスメスどっちだ?」


『はい!緑と黄緑色の子がメスです!灰色がオスです!』


 了解。なら灰色からテイム。


《灰色カエルが仲間になりたそうにしています。テイムしますか?》

【Yes or No】


 Yes。


《灰色カエルが仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》


「お前はドゥな」


『わかりました。よろしくお願いいたします』


 その後にトロワとカトルを名付けた。


『『ご主人様よろしくお願いいたします』』


「ああ。よろしくな。ステータスだけ確認させてくれ」



 ————————————————————


 個体名【ドゥ】

 種族【大灰蛙】

 性別【オス】

 状態:【 】

 Lv【3】

 ・基礎スキル:【跳躍Lv2】【合唱Lv2】


 ・種族スキル:【陸棲】


 ・特殊スキル:—


 ・称号:—




 個体名【トロワ】

 種族【大緑蛙】

 性別【メス】

 状態:【 】

 Lv【3】

 ・基礎スキル:【跳躍Lv2】【合唱Lv2】


 ・種族スキル:【陸棲】


 ・特殊スキル:—


 ・称号:—




 個体名【カトル】

 種族【大黄蛙】

 性別【メス】

 状態:【 】

 Lv【3】

 ・基礎スキル:【跳躍Lv2】【合唱Lv2】


 ・種族スキル:【陸棲】


 ・特殊スキル:—


 ・称号:—


 ————————————————————



 レベルもスキルもアンを含めて全員一緒か。


「じゃあ順番に名付けるぞー」


 色関係なく名付けていく。すでに陽が落ちているがこいつら夜目効くのだろうか?

 ケロイチ、ケロジ、ケロミ…ケロヨハチ、ケロヨク。

 四十九匹とアン、ドゥ、トロワ、カトルの計五十三匹をテイムした。


 はぁー。疲れた。

 俺のと、クレナイ、ハクのステータスだけ確認して今日はもう寝よう。


「アン達はもう好きに休んでていいぞ。俺もう少ししたら寝るから」


『わかりました!』


 ステータスを確認。



 ————————————————————


 個体名【中野 誠】

 種族【狸人】

 職業【テイマーLv7(使役上限数♾)】

 性別【男】

 状態【 】

 Lv【40】10UP

 ・基礎スキル:【拳術Lv7】UP【防御術Lv2】

       【速読Lv2】【造形Lv2】【料理Lv2】

       【毒耐性(中)Lv3】【精神耐性(大)Lv3】

       【回避術Lv4】【テイムLv7】

       【蹴術Lv5】【夜目Lv3】

       【細胞活性Lv1】【回帰Lv1】

       【風球Lv5】【雷球Lv4】2UP

       【水球Lv3】【火球Lv6】UP

       【土球Lv3】【棍術Lv2】

       【身体強化魔法Lv2】UP

       【風刃Lv3】UP

       【跳躍Lv2】UP【亜空間倉庫Lv1】

       【雷装Lv1】new【魔装Lv1】new

       【爆炎Lv1】new【痛覚軽減Lv1】new



 ・種族スキル: 【無特化】【変化】


 ・特殊スキル:【ステータス鑑定】【ボーナス(特)】

       【テイム(特)】【結界生成】

       【使い魔作成(特)】


 ・称号:【適応する者】【魔物を屠る者】

    【魔物に好かれる者】【守り手】【希望】


 ○パーティメンバー:0人(0/5)

 ○使役魔獣:332匹(332/∞)




 個体名【クレナイ】

 種族【蟒蛇】

 性別【オス】

 状態:【進化可能】

 Lv【★30】6UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv6】【指導Lv5】

       【体色変化Lv8】【尾突Lv4】UP

       【従属化Lv3】【隠密Lv3】

       【体当たりLv2】new【捕縛Lv1】new


 ・種族スキル:【脱皮】【鋼鱗】


 ・特殊スキル: 【制限解除】【蛇王】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】【王種】




 個体名【ハク】

 種族【大狼】

 性別【メス】

 状態:【進化可能】

 Lv【★30】6UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv6】【気配察知Lv4】

       【指導Lv5】【体当たりLv4】UP

       【従属化Lv3】【魔圧Lv2】UP

       【薙ぎ払いLv1】new


 ・種族スキル: 【群狼】【魔纏】


 ・特殊スキル: 【制限解除】【狼王】


 ・称号: 【変異体】【進化・使役魔獣】【王種】


 ————————————————————


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