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82 クー太・ラン

すみません。

重複で投稿してしまいました。

指摘してくれた方ありがとうございますm(__)m


81話の半分を82話にしました。


 


 ————————————————————


 ○クー太の進化先を選んでください。


 ・妖狸(五尾)


 ————————————————————



 一つか。

 ランも見てみたがやっぱり五尾しか選択肢がなかった。

 まあいいか。


「五尾しか選択肢がないから五尾に進化させるぞ?」


『わかったー』


『うん!』


 ランは本当嬉しそうだ。

 五尾を選択っと。

 二匹の光が収まると先程までとは違う二匹が現れた。


 以前よりも明るい茶色の毛並み。目元も黒というより焦げ茶になっている。そして五本の尻尾は先端が黒になっていた。


『!?!?』


『!?』


 二匹が自身の身体を確かめるように見たと思ったら驚いた顔をして固まった。


「どうした?」


『ご、ご主人さまぁ…』


『ご主人様…』


「お、おいおい。何泣きそうになってるんだ!?どうした?体調が悪いのか?」


『ご主人さまとお揃いの尻尾が…』


『ご主人様とお揃いの毛色が…』


 あー…。なんだ。二匹とも俺の尻尾全体と毛先の色が違くなったのがショックなのか。

 確かに俺の尻尾は暗めの茶色だからな。

 驚かせないでくれ。まあ少し嬉しいけど。


「そう落ち込むな。多少色が変わっても同じ狸の尻尾なんだ。それに俺も進化すれば同じような色になるかもしれないし、変化で同じにすればいいだろ?」


『でも…』


『変化で変えるのはなんか違うわ…』


 まったくこの子達は…。


「ほら。おいで」


 落ち込んでいる二匹を抱きしめてやる。こんなことでそこまで落ち込むなんて、そんな俺と同じだったのが嬉しかったのか。


 クー太とランが落ち着くまで抱きしめてやる。クー太よりもやはりランの方が立ち直るのは早かった。少し恥ずかしそうに俺から離れていった。


「じゃあステータス確認したら移動しようか」


『わかったー』


『わかったわ』


『クー太さんとランさん可愛かったですね』


『ハク!そういうのは言わなくていいわよ!』


 珍しくハクがランをいじっている。

 年齢的にはハクって生まれて数日だろうに…。

 まあいいや。ステータス確認っと。



 ————————————————————


 個体名【クー太】

 種族【妖狸(五尾)(亜成体)】

 性別【オス】

 状態【 】

 Lv【6】5UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv7】【体当たりLv5】

       【気配察知Lv5】【加速Lv3】

       【風刃Lv3】【隠密Lv3】

       【風繭Lv1】【雷球Lv3】

       【風球Lv1】【雷刃Lv1】

       【放電Lv1】new


 ・種族スキル: 【変化】【風纏】【雷纏】【未設定】


 ・特殊スキル:【制限解除】【結界生成】


 ・称号:【進化・使役魔獣】【守り手】




 個体名【ラン】

 種族【妖狸(五尾)(亜成体)】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【6】5UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv6】【体当たりLv5】

       【気配察知Lv5】【隠密Lv2】

       【風球Lv3】【風繭Lv2】

       【炎球Lv1】【炎刃Lv1】

       【風刃Lv1】【爆炎Lv1】new


 ・種族スキル: 【変化】【風纏】【炎纏】【未設定】


 ・特殊スキル: 【制限解除】【結界生成】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】【守り手】


 ————————————————————



 ああ…。進化してまたなんかスキル増えてる…。

 クー太とランはどうなってるんだ本当。

 スキルが多く、進化速度もレベルアップの速度も速い。代わりに身体能力が低いとか何かデメリットがあるか?

 いや…そんなことないよな…。


 思いつく可能性は三つだな。亜成体だから、俺がテイマーになる前にテイムしたから、【制限解除】の影響。

 この三つだが…。わからん。

 まあクー太とランがすごいってことで考えるの終了だな。


 さてスキルの詳細を見る前に【未設定】をなんとかしなきゃな。

 クー太の【未設定】を選択する。



 ————————————————————


 ※種族スキルを選択してください。適性のあるスキルを表示します。


 ・【自己再生】

 ・【身体力上昇】

 ・【魅力上昇】

 ・【精神攻撃無効】


 ————————————————————



【精神力上昇】と【水纏】がなくなってるな。んで新しく【自己再生】と【精神攻撃無効】か。


「クー太スキルは俺が決めていいか?」


『いいよー』


 なら自己再生だな。【精神攻撃無効】でもいいが…これは次回だな。きっとつぎ進化した時も未設定はありそうだし。

 次はランだな。



 ————————————————————


 ※種族スキルを選択してください。適性のあるスキルを表示します。


 ・【自己再生】

 ・【身体力上昇】

 ・【魅力上昇】

 ・【精神攻撃無効】


 ————————————————————



 同じか…。


「ランも俺が決めていいか?」


『どんなスキルがあるの?』


「クー太と同じで【自己再生】【身体力上昇】【魅力上昇】【精神攻撃無効】の四つだな。とりあえず今回は自己再生を覚えておいて欲しいかな」


『それでいいわ』


 なら自己再生だな。

 新しく増えたスキルも含め詳細を確認だ。



 ————————————————————


【放電】

 ・雷属性の魔法。体内で雷を生成し身体の外へ一気に放出することができる。威力、範囲は使用魔力とスキルLvに依存。


【爆炎】

 ・火属性の魔法。形状は火球と同じく球体の魔法だが着弾時に爆発を起こす。爆発の威力、範囲は使用魔力とスキルLvに依存。


【自己再生】

 ・時空間属性の魔法。魔力を使用し自身を正常な状態へ戻す。対象は自身のみ。


 ————————————————————



【放電】は自身を中心とした範囲魔法。【爆炎】は遠距離に飛ばせる範囲魔法か。カラス戦みたいに集団戦ならかなり使えるな。

 それと【自己再生】は【回帰】の劣化版?いやそういうわけではないか。【回帰】は使用魔力が物凄い多いからな。自分以外にも使えるが傷の具合によっては魔力が足りなくなるだろうし。


 ふぅ。やっと確認終わった。亜空間倉庫と亜空庫を試したいが…夜か小屋に戻ってからでいいか。

 地面に置いていたバットを拾い、降りて周りを警戒してくれていたフェリとアメリを鞄へ。クー太とランは俺が移動しようとしているのをみて自分で飛び乗ってきた。

 ラックはすでに頭の上でふよふよ浮いているので大丈夫。

 よし。行くか!


 アキはどうしたかって?アキは未だに胸ポケットから動いていません。なのでこのまま移動だ。



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